「人間関係でストレスを感じたときにはこうしましょう」とよく言われることがあります。

・自分と他人の違いがあることを理解する

・解釈を変えてプラスの面を見る

・気にしない

・他人ではなく自分を変える

 

他にもいろいろありますが、これらは間違っていません。ですが、「頭ではわかっているけど、でもね・・・」

というのが本音ではないでしょうか。

 

たとえ話で「コップに水が半分しか入っていない」と思うか、

「コップに半分も水が入っている」と思うかで違うというのがあります。

「ポジティブに考えましょう。コップに半分も水が入っていますよ!」と

言われると、「そうだ!ポジティブ!ポジティブ!」と一瞬だけ思えます。

 

でもコップに水が半分しか入っていないと本音では思っているのに本音をねじ曲げてコップに水が半分も入っていると考えても無理があるのです。

 

なぜプラスに考えられないか?

なぜ自分と他人は違いがあることを理解しよう思えないか?答えは簡単です。自分自身が満たされていないからです。

 

自分を満たすことができれば、相手の意見を尊重できます。自分を肯定できるから他人を肯定できるのです。

他人を変えることは難しいですが、方法があるとすれば1つだけあります。

 

自己肯定感を高めて他者肯定する。

他者肯定ができたら相手のために何かする。相手へのギブの積み重ねが自分へのリターンになるという流れです。

 

他人を変えるためには4つのステップがあります。

Step1自己肯定感を高める

Step2他者肯定する。他人を許し認める。

Step3他人のために何かをする。ギブを積み重ねる。

Step4影響力を持つ。

では順番に見ていきましょう。

 

Step1自己肯定感を高める

自己肯定感が満たされている状態は

自分に価値を感じることができているときです。自己肯定感はうれしい、楽しい、誇らしいといった感情や

達成感や自分の成長を感じるものでできていると僕は考えています。

 

こういう感情を増やすことが自己肯定感を高めることにつながります。

詳しくは自己肯定感を高める方法とか自分をほめる方法を具体的に教えてよ!を参考にしてみてください。

 

自己肯定感が低いとクヨクヨしたり、気にしたり、それを引きずったりします。自己肯定感が高いと気にしないとか解釈を変えてプラスの面を見る等ができます。

 

「気にしない」については人間関係で「気にしない」って具体的にはどうするの?を参考にしてみてください。

 

Step2他者肯定する

人間関係には4つの状態があります。

①「私は正しい。あなたは間違っている。」

②「私は間違っている。あなたは正しい。」

③「私は間違っている。あなたも間違っている。」

④「私も正しい。あなたも正しい。」

 

人間関係でストレスを感じる状態は

「私も正しい。あなたも正しい。」以外の3つです。他人をコントロールしようとする人がいますが、「お前はわかっていないから、理解させてやる」と考えるから反発されるのです。

相手を理解しないまま影響を与えようするから影響力が持てないのです。

 

「私は間違っている。あなたは正しい。」の状態で悩む人は相手が「私は正しい。あなたは間違っている。」と考えている状態です。

 

理解されていない、重要な人物として扱ってもらえない状態は自分に影響力がない状態です。悲しいけれど、影響力がないから理解されないのです。

 

この状態ってツライですよね。

味方をしてくれる人がいても嫌いな人がいるのはストレスです。でも自分を満たすことから始めましょう。

 

「私は間違っている。あなたも間違っている。」という考えの人は自信もプライドも素直さもない状態です。

「私そういう性格なんで」と思っている人です。自分のことも認められず、他人のことも認められていません。

こういう人はまず、うれしいとか楽しいという感情を増やす必要があります。

 

自分のことを理解してほしければ、まず相手を理解することです。嫌いな人がいれば、許すことです。自己肯定できれば、他者肯定できるようになります。

 

Step3ギブを積み重ねる

ギブアンドテイクのバランスが崩れると、人間関係はうまくいきません。やはり人間関係を良くするためには与えることが必要です。

自己肯定感の高さに比例して人に感謝できることが増えて、自分が満たされれば満たされるほど、人にしてあげたいことが増えます。

うれしいという感情は「自分も誰かに○○してあげたい」という気持ちに変わります。

 

本当はやりたくないことをやると、「自分は損している」という気持ちになります。

やりたくないことをやると犠牲者になります。やってあげたいことをやると奉仕になります。

自己犠牲と奉仕の違いは自己肯定感が高いか低いかです。自己犠牲でやるから「せっかくやってあげたのに・・・」と思うのです。

 

たとえ相手が都合よく使おうしていたとしても「しょうがないな。やってあげるか。」と考えられます。「なんで自分だけ?」と思わなくなります。

 

とはいえ、誰しもマザーテレサやブッダのようにはなれませんので、やりたくないことはやらなくていいと思います。どこまでやってあげるか、何をして何をやらないかは自分で決めましょう。

都合よく使われていると感じて、それがイヤならその人と距離を置けばいいのです。

 

人は得したいという気持ちもありますが、それ以上に損したくない気持ちのほうが大きいです。

だから自分がしてもらったことより自分がしたあげたことのほうを強く覚えています。

 

自分がしてあげていることが多いと感じると損していると考えます。相手への不満になるのです。

不満を感じると相手は何もしなくなります。もしくは仕事だから仕方なくやると考えるようになるでしょう。人を動かすためには相手を理解して相手に与えることが必要です。

 

Step4影響力を持つ

影響力を持つとは重要な人物として扱ってもらうことです。いい人と都合のいい人の差は影響力があるかないかです。

影響力を持つことで「私は間違っている。あなたは正しい。」の状態を「私も正しい。あなたも正しい。」の状態に変えることができます。相手が自分のことを認めてくれるのです。

 

では影響力はどうすれば持つことができるでしょうか?僕は影響力は器の大きさだと考えています。器の大きさとは他人のためにできることの大きさです。

 

たとえば社員100人の会社があったとしましょう。時計をチラチラ見ながら帰ることを意識する。

「あと1時間で帰れる!」と考えながら仕事して時間になったら「お先に失礼しまーす!!」と言ってすぐ帰る人と、

社員100人のことを考えている社長とではどちらが影響力を持っているでしょうか?

 

でも自分のことを満たせていないとこうなってしまうのは自然なことです。こういう考えには罪はありません。

だって仕事って面倒じゃないですか。なので、影響力を持ってその人との関係性を変えるのか仕事だからと割り切るのかはどちらも正しいと思います。

神様でない限りすべての人に影響を与えることはできません。関係性を変えるのか距離を置くのかどちらか決めましょう。

 

器を大きくするためにまず自分を満たすことが大切です。自分を満たすことができれば結果として自分の器を大きくすることができます。

 

コミュニケーション能力とは器の大きさ

コミュニケーション能力はある意味で影響力と同じです。コミュニケーション能力と聞くとテクニック的なことをイメージします。もちろんテクニック的な要素もあるでしょう。

 

コミュニケーションは相手を満たすものでもあります。なので、コミュニケーション能力は器の大きさに応じて高まるものです。コミュニケーション能力は上げるというより器の大きさに応じて上がるものです。

 

マザーテレサのようにはなれないけれど・・・

マザーテレサはどんな人間も愛することができますが、僕らにはできません。だから他人を100%信じることはできないのです。でも、せめて相手への信用度を80%ぐらいは持っておきたいところです。

 

自分が相手に80の信用度を持っていて相手が自分に60の信用度を持っていたとしましょう。その場合、自分も相手に合わせて60まで下げるか、もしくは50まで下げてしまいがちです。

 

自分が60まで下げたら相手が50まで下げることもあるでしょう。そして自分は40に下げ、相手が30に下げる。そこから自分は10まで下げて、最後はお互い0まで信用度を下げてしまう。

 

お互いの信用度が0になったら、その人間関係は終わります。信用度を下げあっている間はお互い精神的に消耗しています。精神的に消耗していることが人間関係のストレスです。

 

たとえ相手が持っている自分への信用度が50%だったとしても自分は80%の信用度を持ち続けることが大切です。これを自分が満たされていない状態でやろうとすると耐えられません。だから自己肯定感を高めることが結果として自分の器を大きくするのです。

 

うれしい、楽しい、誇らしいという感情で満たされ、達成感を感じる、日々自分の成長を感じるという人が器を大きくして影響力が持てるようになります。影響力を持っている人だけが他人を変えることができるのです。

 

まとめ

・最初にやるべきことは自分を満たすこと。

 

・自分を満たすことができれば、他人を満たすことができる。

 

・自分が満たされないと自己犠牲。満たされていると奉仕。

 

・影響力を持つと、重要な人物として扱ってもらえる。

 

・影響力は器の大きさ。器の大きさは他人のためにできることの大きさ。

 

・コミュニケーション能力はテクニックを身に付けて上げるものではなく、

器の大きさに応じて上がるもの。

 

・自己肯定感が高い状態なら相手が持っている自分への信用度が50%だったとしても、自分は相手への信用度を80%のままで持つことができる。