仕事でミスばかりしてしまう人の特徴は

  • 確認しない、ホウレンソウを怠る
  • 責任感がない、やる気がない
  • 仕事を理解していない

などが言われています。

 

こういった意見は正しいかもしれませんが、「だからダメなんだ」という考えは上司やベテランの目線です。

悩んでいる人の気持ちを考えていない人の意見です。

 

ホウレンソウできない部下はダメなんだという説教よりなぜホウレンソウができないのか?を考えたほうがいいのです。

 

ホウレンソウできない理由は「それぐらい自分で考えろ」と言われたり、「そんなことも知らないのか?」とバカにされることが原因になることがあります。

 

つまり、上司に話しかけにくくなっているということです。ちゃんと教わっていなかったり、具体的に言ってくれないこともあるでしょう。

 

残念ながら上司に具体的に教えてくださいと言っても具体的な言葉が出てこない可能性がありますので、自分で考えなくてはいけないということになります。

 

対処法は5つあります。

  1. 「ミスしないように」と考えない
  2. 上司の機嫌の悪さは上司の責任と考える
  3. 仕事が好きか本音で考える
  4. その作業が向いていないのか考えてみる
  5. 目的は利益であることを意識する

具体的に見ていきましょう!

 

①「ミスしないように」と考えない

「ミスしないように」という言葉がミスする自分をイメージさせてしまいます。

「✖✖してはいけない」は逆に✖✖を意識してしまいます。

 

たとえば「甘いものを食べてはいけない」「甘いものを食べてはいけない」「甘いものを食べてはいけない」と考えながらコンビニに入ったら、デザートコーナーを意識してしまうと思います。

 

もう1つ例を出しましょう。

水があふれそうなコップを持っているときに「こぼすなよ」「こぼすなよ」と連呼されたら水をこぼしやすくなると思います。

 

落とすなと言われたら落とすイメージをしてしまい、離すなと言われたら離すイメージをしてしまうわけです。

 

だから「はなすなよ~はなすなよ~。絶対!絶対になー!!!」と言われたら手を離してしまうのです。

 

「✖✖しないように」という言葉は逆に望まない結果になりやすいのです。そうではなくて、なるべく「◯◯しよう」という言葉を使いましょう。

 

✖✖は◯◯の反対です。仕事であれば「ミスしないように」ではなく、その作業が完了したイメージを持つことです。

 

話は少しズレてしまいますが、「怒られないように」もあまりいい言葉ではありません。

そうではなくて「◯◯がしたいから働く」と考えれば、モチベーションも上がるでしょう。

 

ミスしないようにとビクビクするよりも「ミスしたらリカバリーしよう」と考えましょう。

そのほうがミスが少なくなります。

ちなみに案外あなたの知らないところで他の人はミスしているものです。

ごまかすのが上手な人はいます。

 

あなたのミスだけが目立ってしまっている可能性もありますよ。

 

②上司の機嫌の悪さは上司の責任と考える

部下のミスはもちろん部下の責任ですが、それは仕事の責任を果たさなければいけないということです。

 

あなたは上司のパパでもなければママでもありません。

上司の機嫌の悪さは自分の責任ではないと考えましょう。

 

もちろん謝ることは必要です。

ですが、上司の機嫌の悪さまでがあなたの仕事ではないはずです。

 

ミスしたら謝ればいいのです。

大半のことは謝ってすみます。

「謝ってすむ問題ではない」と騒ぐ人は罪悪感をあおりたいだけです。

ちょっと悪意を感じますよね。

 

それに、ちゃんと教わっていないことが原因でミスばかりというケースもあります。

その人の能力ではなく、人間関係が問題というケースもあるのです。上司が怖い顔をするからです。

 

職場に性格が悪い人がいると、ちゃんと教われないということが起こります。

 

「あいつにこの仕事の厳しさを教えてやるぜ!」という考えを持つ人はわざと教えないこともあるのです。

「新人さんにレベルアップされたら自分の立場がない」と考える低レベルな人もいます。

 

ちゃんと教わっていないからやり方がよくわからずミスしてしまう。

そして上司が機嫌が悪くなる。

 

上司の機嫌が悪くなるとホウレンソウしづらくなり、確認したくてもできないという理由で確認できないということは職場でよくあることです。

手取り足取りの指導を望まないほうがいいですが、

「ちゃんと教えないのがいけないんだ」

「勝手に機嫌が悪くなるのがいけないんだ」と考え、遠慮なく聞きましょう。

 

もちろん敵対心を持てということではありませんよ!

上司の機嫌の悪さは上司の責任だから遠慮なく質問しましょうという意味です。

 

謙虚さはいったん忘れていいのです。ホウレンソウしづらい、確認できないは罪悪感が原因なので、仕事の責任と上司の機嫌は切り離して考えましょう。

 

そう考えれば「もう1回教えてください」「今メモ取るので、もう1度言ってください」と言いやすくなります。上司の機嫌の悪さは上司自身の責任です。

 

③仕事が好きか本音で考える

 

仕事を好きになれないとミスしやすいと言われています。僕も今振り返ってみると好きじゃなかったかもしれないと思っています。

 

前に飲食店で働いていたのですが、「料理なんて食えればいいじゃないか」っていう考えがありました。

盛り付けにこだわりが持てる人ではなかったのです。

 

自分自身のことをよく考えてみて「でもバイトで働くぐらいならいいかな」と思うのが本音だということに気がつき正社員を辞めたことがあります。

 

好きかどうかを判断するために細部までこだわりたいと思えるかどうかを考えましょう。

 

「時間がなくなるからこの部分はこだわれないけど、気持ちとしてはこだわりたい」と思えるなら、その仕事が好きだということです。

 

逆にめんどくさいと感じるなら好きではないということが言えます。

 

④その作業が向いていないのか考えてみる

 

仕事そのものは向いているけれども、特定の作業が苦手という可能性もあります。

特定の作業でのミスが多いというケース、その作業だけスピードが遅いということもあります。

 

努力ではどうにもならないこともあるのです。

体重が120キロの人が頑張ってダイエットしても45キロになることは現実的に考えて無理ですよね。

 

どうしても苦手な作業があるなら「これ実は苦手なんです」と言っておくといいでしょう。

 

ただし言うタイミングをまちがえると、上司がヽ(`Д´)ノプンプンになります。

ミスした直後に言うと言い訳していると思われるので、上司の機嫌が悪くないときに言うのがオススメです。

ミスしてしまって「自分はダメだ」と考えるのではなく、「こういう作業は向いていないんだな」ぐらいに考えましょう。

 

大丈夫です。あなたにも得意なものはあるはずですから。

 

⑤目的は利益であることを意識する

 

すべての作業の目的は売上や利益のためにあります。

ときどき意味もなく面倒なやり方を強要する人がいますが、こういう人は目的をわかっていません。

 

同じ結果が得られるならラクしたほうがいいのです。

ラクというのは手を抜くということではなく、わざわざ面倒なことはしないという意味です。

 

優先順位がまちがっているなら具体的に教えてほしいものですが、実は上司自身もわかっていないケースもあるのです。

 

よく「仕事の本質を理解しましょう」と言われますが、仕事の本質は何が利益になるか?です。

つまり、より利益につながるほうが優先順位が高くなるのです。

 

利益至上主義になってはいけませんが、目的を考えることは大事です。

 

どうなれば売上になるのか?どちらのほうがコストが安くなるのか?この場合は売り上げとコストダウンのどちらが大事か?と考えることです。

 

そう考えるためには仕事全体を見なくてはいけません。

仕事を点で見るのではなく、全体像を見ることが大切だということです。

 

どんな作業も「目的は何?」とか「一番重要なことは?」と常に考えることで仕事の全体像をつかめるようになりますよ。

 

そのうえで、「自分はこの部分を任されている」ということが理解できればミスも減るでしょう。

 

仕事のミスは能力ではなくメンタルの問題

仕事でミスばかりしてしまうと「自分は無能だな」と自分を責めてしまいますが、能力ではなくメンタルの問題のほうが大きいです。

 

日本人は反省しすぎる人と反省させたがる人が多いですが、反省したところで起きた結果は変わりません。

反省しすぎず、「ごめんちゃい」ぐらいに思っておいていいのです。

 

反省しすぎる人は罪悪感が強いです。

この罪悪感は感情ですよね。

 

罪悪感が強すぎると気持ちが切り替えられずミスが増えます。

仕事ではコミュニケーション能力が大事だと言われています。

もちろんコミュニケーション能力は大事です。

 

ところが、ホウレンソウできないという問題はコミュニケーション能力ではないのです。

ホウレンソウできないというのは「言えない」という悩みです。

 

「言えない」や「話さない」に関して次のようなことが言えます。

  • 「言うのを忘れた」は記憶力の問題
  • 「相手が忙しそうだから」は時間やタイミングの問題
  • 「適切な言葉が出てこない」はボキャブラリーの問題
  • 「言っている意味がわからない」は伝える能力の問題
  • 「これぐらいは言わなくてもいいだろう」は責任感の問題
  • 「言いたいことが言えない」はメンタルの問題

 

話せないという問題は一概にコミュニケーション能力の問題ではないのです。

 

注目して頂きたいのは「言いたいことが言えない」という問題です。

「言えない」という状態はビクビクしている状態です。

自分のミスで上司が怒っている場合は罪悪感があるでしょう。

やっぱり能力ではなく、感情の問題ということになります。

 

「言えない」という気持ちはブレーキがかかっています。

話す勇気が持てれば「言えない」は乗り越えられるはずです。

 

そのためにも罪悪感は手放せたほうがいいのです。

 

関連:罪悪感を手放す3つのステップ

 

まとめ

◆「✖✖しないように」は望まない結果になりやすい

 

◆ミスしないようにではなく、作業が無事に完了しているイメージを持つ。

 

◆ホウレンソウできないのは上司が怖い顔をしているから。仕事の責任と上司の機嫌は切り離して考える。

 

◆上司の機嫌の悪さは上司自身の責任。部下の責任ではない。

 

◆仕事が好きかどうかは細部までこだわりたいという気持ちがあるかないか

 

◆めんどくさいと感じるなら好きだはない可能性がある。

 

◆その仕事は向いていても特定の作業が苦手というケースもあり、その場合は苦手であることを言っておく。

 

◆苦手なものがあっても自分を責めないで、「こういうものが苦手なんだな」と受け止める。

 

◆より利益につながるほうが優先順位が高くなる。

 

◆仕事のミスは能力よりもメンタルの問題のほうが大きい

 

◆罪悪感を引きずるとミスが増える

 

◆反省しすぎず「ごめんちゃい」ぐらいに思っておく。

 

p.sこちらも要チェックです。

仕事が続かないことの説教より対処法が必要

罪悪感を手放す3つのステップ