人間関係でこういうことが大事だと言われていることがいくつかあります。

・気にしない、スルーする

・キャリアアップのためと考える

・他人ではなく、自分を変える

・他人の長所を見るようにする

 

「言ってることは正しいけど、簡単に言わないでくれ」と思ったことはありませんか?僕はあります。

 

みんな「気にしない」って言いますけど、本当に「気にしない」ってできるのか?「気にしないほうがいいよ」と言っている人が本当に「気にしない」ができるのかが疑問です。

 

自分を変えようとか他人の長所を見るとかも正しいけど、それを具体的に教えてほしいなと僕は思ったことがあります。

 

僕はいろいろ考えたら気づくことがありました。

 

人間関係でストレスをためないコツは良い悪いを考えないことです。これはどういうことかと言うと、

・善悪を考えない

・正しい、まちがっているを考えない

・プラスもマイナスもない

・勝ち負けを考えない

・白か黒かを考えない

 

こういう言い方もできます。

自分がまちがっていて相手が正しいと考えると、劣等感になります。自分が正しくて相手がまちがっていると考えると敵対視してしまいます。

 

上司が「オレがまちがってるのか?違うだろ?お前が悪いんだよな?」と言ってきたら、「すいません。私がまちがっていました。」と言いつつも内心イラっときていると思います。

ストレスはいくつかのネガティブ感情でできています。その1つが劣等感です。「お前が悪いんだろ?」という言葉は劣等感を刺激するからイラっとくるわけです。

 

 

人間関係でストレスをためないコツは良い悪いを考えないことですが、別の言い方をすると自分も他人も許せるということです。

 

自分の価値観も他人の価値観も認められるということです。具体的にどうすればそうなれるのかは次の4つのステップです。

 

Step1ネガティブ感情を刺激した言葉を思い出す

 

Step2その言葉は自己肯定感を下げる言葉なのか、それとも自己重要感を下げる言葉なのかを考える

 

Step3自分の価値観・ルールを知る

 

Step4自分のルールを手放すor柔軟性を持つ

 

では1つずつ見ていきましょう!

 

①イヤな気持ちになった言葉は?

 

今の職場や今まで経験したことでイヤなことを思い出しましょう。

 

思い出しているときはイヤな感情も蘇ってしまいますが必要な作業だと考えて思い出してください。思い出すときもいい悪は考えないようにしましょう。

 

最近言われてイヤだった言葉と過去に言われてイヤだった言葉は共通点があることが多いです。共通点はないけど、印象に残っているイヤな言葉もあるでしょう。

 

たとえば、僕は就活中に母親からこう言われました。

「あなたはいつ内定が取れるの?お母さんの知り合いの息子さんはもう内定取ったってよ」

 

就職してからは上司にこう言われました。

「お前の同期は◯◯できるでしょ?できないのはお前ぐらいじゃない?」

 

この2つの共通点は比べられるのがイヤだということです。比較されて優劣を決められると劣等感を刺激するからです。

 

あなたもイヤな気持ちになった言葉の共通点を見つけてみましょう。共通点でなくても印象に残っている言葉でもOKです。

 

Step1ネガティブ感情を刺激した言葉を思い出す

ということで1つ目の質問です。

Q最近言われてイヤだった言葉と過去に言われてイヤだった言葉の共通点は何ですか?

共通点は見つからなかったけど、印象に残っているイヤな言葉は何ですか?

 

②自己肯定感と自己重要感

ステップ1で思い出した言われてイヤだった言葉はどういう気持ちにさせる言葉なのかを考えましょう。

 

怒りを感じたらその怒りはどういう怒りなのか?傷ついたらなぜ傷ついたのか?を考えるということです。

 

どういう言葉で不快な気持ちになりやすいかを知っておくと不快さを下げることもできます。特に何もしなくても知るだけでも効果があります。

 

僕は比べらるのがイヤだとわかったら比べられても気にしなくなりました。もちろんそうでない人もいますので、ステップ2、3、4で処理していきます。

 

なぜそういう感情になったのかを考えるときに考えやすくするために自己肯定感と自己重要感の話をしておきたいと思います。

 

自己肯定感は自分は大丈夫だ!できる⤴という感覚です。

自己肯定感が下がると自分は何をやってもダメだとまで思うことがあります。

 

 

自己重要感は自分は重要だ♬大切にされている♡という感覚です。

自己重要感が下がると自分は必要とされていない価値のない人間とまで思うことがあります。

 

自己肯定感が下がって自己重要感も下がることもあります。

 

自分は何をやってもダメな人。そんなダメ人間の自分は誰からも必要とされてないし、価値がない人間だ・・こうなってしまう人もいると思います。

 

自己肯定感と自己重要感は似ている言葉ですが、ここでは分けたいと思います。

 

ステップ1で思い出した言葉は自己肯定感を下げる言葉なのか?それとも自己重要感を下げる言葉なのか?を考えてみましょう。

 

人が怒り等、ネガティブ感情を感じるときは劣等感を刺激されることを言われたときや大切に扱われなかったときが多いです。

 

たとえば、ステップ1で僕は比べられるのがイヤだという共通点がありました。

 

母親の知り合いの息子さんは内定取ったのに自分はまだ内定ゼロ

他の同期入社の人ができる仕事を自分はまだできない

→劣等感を感じるということになります。

 

劣等感を刺激する言葉は自己肯定感を下げる言葉です。

 

他にいくつか例を出しましょう。

残業を強要されて「お前の終電の時間なんか知らないよ」と言われたことに怒りを感じたとしましょう。その怒りは大切に扱われなかったということになり、自己重要感を下げる言葉です。

 

仕事でミスをしてしまって「余計なことをしてくれたな」と言われた場合はどうでしょうか?

 

「余計なことをしてくれたな」は罪悪感をあおる言葉ですが、バカにされたという受け取り方をしたら劣等感になります。

 

「うわ~怒らせちゃったな~⤵まずいことしちゃったな( ノД`)シクシク…」と感じたら罪悪感を強く感じているということです。劣等感と罪悪感は自己肯定感を下げます。

 

「余計なことをしてくれたな」を「なんで冷たい言葉を言うの?ひどい人だなヽ(`Д´)ノプンプン」と感じたら自己重要感が下がります。

 

「こんなミスをやらかした自分は価値のない人間だ」と思ったら、それは罪悪感と無価値感です。無価値感は自己肯定感と自己重要感を両方下げます。

 

無価値感は劣等感も感じていて罪悪感も感じています。

自分は無能だ+申し訳ない

=自分は必要とされない無価値の人間だ

 

まとめると

・劣等感→自己肯定感を下げる

・ぞんざいに感じる言葉→自己重要感を下げる

・罪悪感と無価値感→両方下げる

 

そう考えると「使えないな」は両方下げる最悪の言葉と言えます。

 

簡単に言うと、

・バカにされた気持ちなのか?

・大切にされなかったと感じているのか?

・両方か?

ということになります。

 

男性は女性より野心的な人が多く、女性より劣等感を刺激する言葉に敏感だと思います。

 

女性は男性よりも大切にされたいという気持ちが強いので、男性よりぞんさいに感じる言葉に敏感だと思います。

 

もちろん女性でも野心的で出世意欲が高い人もいますし、男性でも人間なので重要な人物として扱われたいという気持ちは当然あるので、あくまで傾向です。

 

ここでも良い悪いは考えず「こういう言葉に反応しやすい自分がいるんだな。それ自体に良い悪いはないんだな」と考えましょう。

 

自分は情けないとか、あのときのあの人の言葉が許せないを考えないということです。

 

これを知ることにより心の準備ができます。

不意打ちで後ろからバットで殴られるぐらいのダメージになるのか、それとも心の準備ができている状態でビンタされるのかぐらい差があります。

 

自分の特徴を知るだけでもスッキリ感があると思います。

 

Step2その言葉は自己肯定感を下げる言葉なのか、それとも自己重要感を下げる言葉なのかを考える

2つ目の質問です。

Q言われてイヤな言葉は自己肯定感を下げますか?自己重要感を下げますか?それとも両方ですか?

その言葉はバカにされた気持ちになりますか?大切にされなかったと感じますか?それとも両方ですか?

自己肯定感が下がることと自己重要感が下がることのどちらが多いですか?両方同じぐらいですか?

 

③自分の価値観を知る

人が怒りを感じるときは劣等感を刺激されたときと大切にされなかったときですが、もう1つあります。こうあるべきだというルールが破られたときに怒りを感じます。

 

そのルールが破られたときに怒りを感じたり、悲しいなと感じたり、許せないと思ったり、最低だと思います。

 

そのルールはいつできたのでしょうか?

過去の苦い経験から「◯◯であるべき」「◯◯ではいけない」という自分の価値観やルールが作られます。過去の苦い経験はステップ1で思い出したようなことです。

 

人は誰しもMust やMust notを持っているのです。

比べられるのがイヤなら比べるべきではないという価値観が作られます。

 

ドタキャンされて「自分のことを大切にしていないのでは?」と感じたらドタキャンするべきではないというルールが作られます。

 

その人のことを想って協力したのにお礼を言われなかったら「もうあの人に協力しない」というルールが作られたり、「ありがとうを言えない人は最低!」という価値観が生まれます。

 

ステップ3で知りたいことは

・そのルールはバカにされたくないという気持ちからできているルールなのか?

・大切にされたいという気持ちからできたルールなのか?

この2つです。

 

人の意見を聞かない人が許せないなら人の意見は聞くべきだという価値観を持っているということですが、同じ価値観でもどういう気持ちから成り立っているかは人それぞれです。

 

この場合だと

・お前の意見は聞く価値がないと思っているのか?自分をバカにしているのか?

・自分の意見を聞いてくれないということは大切な人物として扱ってくれていないのでは?

 

この2通りがあるわけです。

 

Step3自分の価値観・ルールを知る

3つ目の質問です。

Q「◯◯であるべき」「◯◯ではいけない」と考えていることは何ですか?

そのMustやMust notはバカにされたくない気持ちからできたルールですか?

それとも大切にされたいという気持ちからできたルールですか?

 

④「◯◯すべき」から「望ましい」へ

◯◯すべきと考えていることをやっていない人がいると、その人を許せなくなります。◯◯すべきでないと考えていることをやる人がいると、その人が嫌いになります。

 

人間関係のストレスは◯◯すべきというルールで縛られることです。この「◯◯すべき」を「◯◯のほうが望ましい」と書き換えることができたらストレスは減ります。

 

ですが、その価値観があるからこそ今の自分があるのも事実です。そう簡単に手放されるものではありません。

 

こだわりは個性なので、こだわりを捨てたら自分じゃなくなると思ってしまうわけですね。どうすればいいのかと言うと3つ対処法があります。

 

次の3つのうち1つでもできればOKです。

「この怒りは①で処理しよう」とか「この残念だは②で処理しよう」とか「この傷ついたは③で処理しよう」と考えればいいでしょう。

 

①いったん手放す

これはあったかいコートのイメージを持ってください。あったかいコートは寒い冬には役に立ち必要なものですが、夏には必要ありません。

頑固になるのは真夏に「コートを脱いだら寒くて凍え死んじゃうよ」といって汗をかいているようなものです。

 

あるいは冷房のイメージでもいいでしょう。夏に大活躍の冷房ですが、真冬に冷房はいりません。頑固になるのは真冬なのに「暑くて寝苦しいから冷房は消せないよ」と言っているようなものです。

 

本当は相手の意見を正しいと感じているのにプライドが邪魔して素直になれないのは、本当は寒いのにコートを脱いで「寒いと思うから寒いんだ。コートなんかいらない!」とやせ我慢しているのと同じです。

コートも冷房も必要なものですが、必要な場面と不要な場面があるわけです。

 

自分の価値観もこれとまったく同じです。相手に譲ったり、自分の意見をいったん引っ込めたぐらいで自分の価値がなくなるわけではありません。

 

価値観は捨てるものではなく、いったん手放せばいいのです。

 

②完全に手放し個性を際立たせる

冷静に考えてみたら別にこだわらなくてのいいのではないか?と思えてくるものもあると思います。その場合は完全に手放してもいいでしょう。

 

20個あるこだわりを5つに減らし、「これだけはどうしても譲れない」というものだけを残すのです。いらないこだわりを捨ててこだわりを研ぎ澄ますのです。

 

いらないこだわりを数多く抱えている人より、強いこだわりがある人のほうが個性が際立ちます。

 

いらないこだわり同士でぶつかり合うからストレスになるわけです。

 

「◯◯すべきだと思っていたけど、冷静に考えてみたらこだわらなくてもいいな」と思えたらイライラ等、ネガティブ感情にさらされることが激減します。

 

③「そうであるほうが望ましい」に書き換える

上司は部下を平等に扱うべきだと考えれば、なんで自分だけが扱い違うんだ?と考えてしまいます。この「べき」を望ましいに書き換えてしまいましょう。

 

すると、「上司は部下を平等に扱うほうが望ましい」になります。書き換えると「上司も人間だから好き嫌いがあって当然だよな。上司の考えは悪いわけではないな。」と考えられます。

 

「やるべきだ」ではなく、「やったほうが無難だな」と考えるとやっていない人がいても許すことができます。いったん手放そうとすれば、望ましいと考えられるようになります。

 

「望ましい」は別の言い方もできます。

・好ましい

・越したことはない

・◯◯のほうがいい

・◯◯のほうが私は好きだ

・そのほうが無難だ

 

◯◯であるべきをこういう言葉に書き換えることにより、合わない人だと感じても「人の考えだ。良い悪いはない。」と思えるようになります。

 

他人の価値観を認めるということは理解するということです。

 

Step4自分のルールを手放すor柔軟性を持つ

では4つ目の質問です。

「◯◯であるべき」→「そうであるほうが望ましい」

 

Qあなたは自分のルールをいったん手放しますか?

完全に手放しますか?

「望ましい」という言葉で上書きしますか?

 

最後に

ステップ1から4までやることが自分を変えるということになります。

 

「そうであるほうが望ましいけど、良い悪いはないから別にそっちでもいいか」と考えられるようになったときに気にしないようになれるわけです。

 

職場では「ああいう言い方はしないに越したことはないけど、ああいう言い方になるのもわからなくはない」という考えになったら上司のことも許せるでしょう。

 

実は気にしないってけっこう難しいです。

ちゃんと自分と向き合ってステップ1から4までのワークをやれば、「気にしない」ができたり他人の価値観を受け入れられるようになるわけです。

 

まとめ

どういう感じで思考すればいいのかを簡潔に言うとこういう感じです。

 

Step1ネガティブ感情を刺激した言葉を思い出す

あのときのあの言葉がイヤだった

 

Step2その言葉は自己肯定感を下げる言葉なのか、それとも自己重要感を下げる言葉なのかを考える

なんで傷ついたのかな?人と比べられるのがイヤなんだ。

それはなんでだろう?自分が無能だと思えてくるからだ。ってことは劣等感だ。

劣等感ってことはあの言葉は自己肯定感を下げる言葉だ。

 

Step3自分の価値観・ルールを知る

誰かと誰かを比較するべきではないっていうルールが自分の中にあるな。

比べられるのがイヤなのは劣等感を感じるからだ。

比べられたときにイラっときて耳を閉じちゃってたかも。

 

Step4自分のルールを手放すor柔軟性を持つ

Before人と人とを比べて優劣を決めるべきではない

 

After①この人は比較したい人だ。この人の前ではこの考えいったん引っ込めよう。

 

After②他に自分がこだわりたいことって何だろう?これはそんなにこだわるべきなのか?いいんじゃないのかな?自分だって何かと何かを比較するし。

 

After③人と人とを比べて優劣を決めないほうが望ましいけど、この人がやるのは仕方ない。自分がやらなければいいだけだ。この人には強要しちゃいけないな。

 

p.sこちらも要チェックです。

自己肯定感ってどうやって上げるの?

自己肯定感を高める方法とか自分をほめる方法を具体的に教えてよ!

 

じゃあ自己重要感はどうするの?

仕事のストレスで傷ついた心を整えてアップダウンを小さくする方法 その3

 

他に気にしないために何をすればいい?

人間関係で「気にしない」って具体的にどうするのその1

人間関係で「気にしない」って具体的にどうするの?その2