仕事をしていると、イヤなことも経験しますね。

 

そうなると頭によぎるのが「やっぱり、職場の人間関係って割り切ったほうがいいの?」という考えです。

 

ですが、「もう付き合いきれない!割り切ろう!」とすぐに思えるのであれば、悩まないはずです。

 

「やっぱり仕事の人間関係って割り切ったほうがいいのかな?」と「?」があるということは、そんなに簡単には割り切れないというのが本音なのではないでしょうか。

 

ネットの情報には「職場の人間関係は割り切りましょう」という情報が多いです。

 

それらが間違っているわけではありませんが、一番大事なのはあなたがどうしたいのか?という本音です。

 

人には得たい欲と避けたい欲という2つ欲求があります。

 

得たい欲というのは文字通り「こういうものを手に入れたい」という欲求です。

 

避けたい欲というのも文字通り「こういうことを避けたい」という欲求です。

 

得たい欲が強い人を獲得型と呼び、避けたい欲が強い人を防御型と呼びます。あなたは獲得型でしょうか?それとも防御型でしょうか?

 

この得たい、避けたいというのは「基本的には得たい欲のほうが強いから自分は獲得型だけど、

この分野においては避けたい欲のほうが強いから防御型だ」ということもあります。

 

たとえば、何かを行うときそれをするとどんなでデメリットやリスクがあるかを考える人は防御型ですが、

「今度、合コンやるんだけど、1人メンバー欠けちゃったから来る?」と誘われたときに

「どんな可愛い女の子が来るだろうか?」と想像する男性は、基本は防御型だけど、異性との出会いに関しては獲得型です。

 

 

では、職場の人間関係においてはどうだろうか?と考える必要があります。

 

あなたの本音は次の2つのうち、どちらでしょうか?

・人と仲良くなるほうが大事?

・自分が不快な感情になるのを避けたい?

 

前者の気持ちが強ければ、人間関係においては獲得型です。後者の気持ちが強ければ、人間関係においては防御型です。半々という人もいるでしょう。

 

どちらが良い悪いはありません。大事なのは本音で考えることです。本音で考えたうえで、本当に割り切りたいのか考えましょう。

 

でも、「いきなり本音と言われてもわからないですよ~」という人もいると思います。

 

なので、職場の人間関係を割り切ることのメリットとデメリットを見比べてから割り切るかどうかを考えましょう。

 

加えて大事なのは、

・どの程度割り切るか?

・どこまで付き合うか?

このようなことも考えましょう。

 

0か100かで考える必要はありません。割り切る部分と割り切らない部分があってもいいのです。

 

ちなみに僕は1人時間が7に対して、誰かと過ごす時間が3のバランスが個人的に好きです。もしくは、6:4のバランスです。

 

あなたの理想のバランスはどのぐらいかも考えてみてください。

 

では、職場の人間関係を割り切るメリットとデメリットを考えてみましょう。

 

職場の人間関係を割り切るメリット

では、まず職場の人間関係を割り切るメリットについて考えてみましょう。

 

代表的なのがこの2つだと思います。

・自分の時間を作ることができる

・人間関係のストレスは軽くなる

 

まず1つ目ですが、職場の人間関係を割り切ることによって、飲みに誘われることが減りますね。

 

その結果として、資格の勉強や自分のやりたいことをやる時間を作ることができます。

 

もう1つは距離を置いたり、割り切ることによって不快な感情になるリスクを下げられることです。

 

近づけば噛みつかれるのであれば、距離を置くことによって噛みつかれるリスクを減らすことができます。

 

これによってストレスは減りますね。これのメリットは大きいのではないでしょか。

 

職場の人間関係を割り切ることのデメリット

次に職場の人間関係を割り切ることのデメリットについて考えてみましょう。

 

デメリットは次のようなことが考えられます。

・仕事がやりづらくなる

・対人コミュニケーション能力が低くなる

・第一印象が悪かった人と嫌いなまま別れることになる

・孤独を感じる

・雑談の楽しさを味わえない

 

まず1つ目の仕事がやりづらくなることですが、これは当然ですね。仕事には個人プレーの部分とチームプレーの部分があります。

 

個人プレーの部分に関しては問題ありませんが、チームプレーの部分に関してはやりづらくなります。

 

たとえ会話そのものをしていたとしても、人柄がわからないと指示を出しにくくなります。

 

「あの人にこの仕事お願いしても大丈夫なのかな?」と思うことや、思われることが増えるのではないでしょか。

 

僕個人としては、多少の雑談も必要だと思います。そして、雑談が極端に減ると、対人コミュニメーション能力が低くなるデメリットもあります。

 

雑談があると、たとえ第一印象が悪かった相手も嫌いではなくなることもあります。

 

第一印象が悪かった相手と雑談しないまま、事務的な会話をし続けたら、仕事がやりづらいままです。

 

そして、人は出会いがあれば別れもあります。職場であれば、異動や退職ですね。

 

実利のない雑談であったとしても、キャッチボールをすれば、それなりの距離の縮まりはあります。

 

たとえ第一印象が悪かったとしても、「少なくても嫌いではない」と思える状態で別れたほうが幸せなのではないでしょか。

 

もちろん、好きになれない相手を無理に好きになる必要はありません。

 

ですが、嫌いな人や苦手な人が多い、距離を置く人が多いと、それに比例して孤独を感じることになります。

 

異動や退職によって別れた人に再会しても「あ~◯◯さん!お久しぶりです~⤴⤴」っていうテンションで会話できないということです。

 

そして、雑談の楽しさを味わえないというデメリットは無視できないと思います。

 

しかしながら、「くだらない会話に付き合っていられるほどヒマじゃないんですよ!」という人もいるでしょう。

 

確かに雑談には実利はありませんが、考え方次第では学びにもなります。

 

どんな学びかというと次の2つのことを意識することによって、雑談を学びに帰ることができます。

 

・盛り上がる雑談のノウハウを自分なりに体系化する

・人間観察力を磨く

 

雑談をしながら「盛り上がる雑談とは何か?どんな話し方や聞き方をすれば、その人と距離を縮めることができるだろうか?」ということを自分なりに体系化するつもりでいれば、1つおもしろい目的ができます。

 

 

これによって、あなたのトークスキルが上がるというメリットがあります。それだけでなく、人にも教えられるようになります。

 

話すスキルや聞くスキルを磨きたい人はたくさんいます。そういう人に対してメリットを与えられる人になれるのです。

 

加えて、「この発言から考えて、この人はこういう人かもしれない」ということを考える習慣ができると、あなたの観察力が磨かれます。

 

これにより、その人が望んでいること、望んでいないことが見えてきます。その方法を自分なりに体系化することもおもしろい目的の1つです。

 

雑談にはメリットを感じないという人はぜひ意識してみてください。職場の人間関係の見方が変わると思います。

 

深い会話も雑談も両方できる人が一番得をします。

 

職場で人間関係の距離を縮める7つの方法

ここからは、職場に限らず人間関係で距離を縮めるうえで必要な考え方を7つ紹介したいと思います。

 

「やっぱり職場の人間関係は割り切ったほうがいい」という結論になった人は参考程度に読んで頂けたら幸いです。

 

「やっぱり割り切れないです」という場合に問題になるのが、派閥や苦手な人の問題ですね。

 

派閥や苦手な人の問題がなければ、そもそも割り切るか?割り切らないか?の2択で迷いません。

 

職場に派閥があっても、苦手な人がいても次の7つの考え方を持っていれば、かなりストレスが軽くなるはずです。

 

先に大事なことをお伝えしておくと、派閥があっても個別で見るという考え方が重要です。A派閥とB派閥の2つの派閥があったとしましょう。

 

A派閥には佐藤さんという人がいて、B派閥には鈴木さんという人がいたら、佐藤さんと鈴木さんを派閥の中の1人ではなく、個別に見るということです。

 

もちろん、その職場の派閥のことや勢力図のようなものは知っておく必要はありますが、個人と会話するときは、その人を個人として見ましょう。

 

派閥で見ると、イヤなイメージを持ってしまいますが、個別で話すといい人だったということは多々あります。

 

個別で見るということを前提に次に7つを意識しましょう。

 

ちなみに職場に派閥があってもなくても、この7つの考え方は有効に働きます。

 

①自分を満たす

このブログの中でしつこいぐらいに言っていますが、まず自分自身を満たすことが重要です。

 

人と仲良くなろうと思ったら、自分から何かを与えなくてはいけません。

 

それは相手が必要としている情報かもしれませんし、具体的な協力かもしれません。

 

あるいは「頑張ってくださいね」という応援の気持ちかもしれません。

 

つまり仲良くなるためには、やってあげたいという気持ちを作る必要があるわけです。

 

自分自身が満たせないまま他人にやってあげたいという気持ちを持つことは難しいです。だからこそ、自分自身を満たすことが大切なのです。

 

自分を満たせば仲良くなりたいという気持ちにもなるでしょう。

 

②事実だけでなく、自分の気持ちも話す

コミュニケーションは情報と感情のキャッチボールです。

 

「今日は◯◯がありました」というのは情報です。

 

これは出来事や事象を話しているだけなので、悪いわけではありませんが、これに加えて気持ちを伝えると相手との距離が縮まります。

 

「それに対してこう思った」という感情を表す言葉を付け加えるということです。

 

たとえば「今日のランチで○○を食べました」で終わるのではなく、「おいしかったです」という気持ちも話すのです。

 

そこで問題になるのが、自分の気持ちを人に話すことが怖いということですね。自分の気持ちが話せないのは劣等感や警戒心があるからです。

 

「否定されたらどうしよう?」という気持ちがあると、自分の気持ちを話すことが怖くなってしまいます。

 

この問題に関しては、残念ながらテクニック的なものがありません。解決方法は自己肯定感を高めることです。

 

自己肯定感に関しては自己肯定感を高める方法とか自分をほめる方法を具体的の教えてよ!をチェックしてみてください。

 

③その人の言葉の感情的な部分を拾う

1と2は自分に関することですが、ここからは相手に関することをお伝えします。

 

言葉=情報+感情ですが、自分の気持ちを伝えることと同じように相手の気持ちを知ることも大切ですね。

 

 

感情的な言葉を拾うとは、気持ちを表す言葉と形容詞を拾うことです。

 

気持ちを表す言葉は、うれしかった、楽しかったなどです。形容詞はキレイとか小さいとか多い等です。

 

形容詞には数字や絶対的なものがありません。つまり、その人の主観です。

 

「大きい」という形容詞が出てきたら、「その人は、それを大きいと思っている」ということがわかります。

 

「キレイ」という形容詞が出てきたら、「その人は、それをキレイだと思っている」ということがわかります。

 

形容詞に注目すると、その人の気持ちや価値観が少しだけ見えてきます。

 

④会話の中のキーワードを拾う

話の中でのキーワードは、その人にとって大事である可能性もあります。

 

キーワードとは気持ちを表す言葉に加えてテーマやジャンルにあたる言葉も話しの中のキーワードになります。

 

テーマやジャンルは品詞で言うと名詞です。

 

料理だと、フレンチ、イタリアン、中華などの言葉です。

 

テレビ、映画、オンラインビデオだと、ドラマ、ホラー、アクション、ドキュメンタリーといった言葉です。

 

こういうしたキーワードを拾うことによって、その人が何に興味を持っているかがわかります。

 

興味を持てれば、そのことについて調べてみることもできますね。

 

「この間〇〇さんが話してた△△のこと気になって調べたんですよ」ということを話せれば、その人との距離を縮めることができます。

 

⑤周囲の人の得意なところを見つける

周囲の人が得意なことは何かを知っておくと、相手をほめるきっかけを作ることができます。

 

「◯◯さんって△△が上手なんですね」という言葉を言えれば、距離が縮まります。

 

よく「さすがですね!」とか「知らなかったです」とか「すごいですね」という言葉を使いましょうと言われますが、これらの言葉を言うためには、その人が得意なことを知る必要があるわけです。

 

そして、あなた自身がそのことにリスペクトしていなくはいけません。

 

リスペクトしていないことに対して「すごいですね」と言っても虚しいでしょうし、相手もうれしくないと思います。

 

「この人はこういうことが得意なんだ」というものを見つけることができれば、その人のすべてではないにしても、リスペクトの気持ちが持てるはずです。

 

⑥共感ポイントを見つける

3、4、5は相手を観察する必要があるがあります。

 

3と4と5を試すと、自分との共通点を見つけることができます。

 

共感ポイントを見つけるとは自分との共通点を見つけることです。共感されてうれしくない人はいません。

 

1~5ができることに比例して、共感ポイントを見つけられる数も増えます。

 

1と2は自分に関することなので、共感ポイントを見つけるのに関係ないように思えます。

 

ですが、事務的な気持ちで共感ポイントを見つけることはできません。心からの共感ポイントでないと、共感していることにはならないのです。

 

共感ポイントを見つけることができたら、次のような言葉を自然と発することができます。

・「わかりますよ!〇〇ですよね?」

・「なるほど!確かにそうですね」

・「その気持ちわかります!私もそうです」

 

こういう言葉を事務的にではなく、自然にそう感じて発することができることが本当の共感です。だから1~5が大事なのです。

 

⑦共感できなくても否定しない

苦手な人を好きになるのは難しいです。また、職場に派閥があって自分がどこかの派閥に入ると、違う派閥の人から敵対視されますね。

 

そうなると、全員と距離を置くという選択肢になってしまいます。派閥がない場合でも苦手な人に対しては距離を置く人も多いと思います。

 

距離を置かないとストレスが爆発しそうなら、そうしたほうがいいかもしれません。

 

ですが、好きか嫌いかだけで考えると、それもそれで苦しいですし、一人になる孤独もあります。

 

そこで持っておいてほしい考えが「共感できる」と「共感できない」の間に「理解する」を作るという考えです。

 

「共感する」が好きなら、「共感できない」が嫌いです。

 

1~6の考えを持っていれば、共感できるようになりますが、どうしても共感できないこともあるでしょう。

 

「共感できないから距離を置く」と相手を遠ざけると一人ぼっちになります。だから間に「理解する」を作る必要があるのです。

 

「共感する」と「共感できない」の間に「理解する」があれば、「個人的には違うと思うけど、この人の考えも理解できる」と思えるようになります。

 

この考え方により、完全に遠ざけて話しかけづらいことになるのを防げます。

 

この記事の最初のほうで、0か100かで考える必要はありませんとお伝えしました。

 

「共感する」か「共感できない」の2択も0か100かの思考です。

 

その人のことをどの程度理解してあげられるか?がその人との距離感だと言っていいでしょう。

 

どの程度理解するかを考えながら、自分にとって一番居心地のいい距離感を探しましょう。

 

1つ心配事があるとすれば、八方美人だと思われないか?ということですね。

 

「あの人どっちにも良い顔して、一体どっちの味方なの?」と思われるリスクについても考えてみましょう。

 

これに関しての答えは派閥に対しては「理解する」というスタンス、個人に対しては「共感する」というスタンスでOKです。

 

実は個人的に仲良くすることで噛みつかれるリスクってあまりないんです。

 

仲良くする人がみんなA派閥の人ばかりであれば、B派閥の人から嫌われます。これは個別ではなく、派閥と仲良くしていることになります。

 

そうすれば、あなたはA派閥の人間という見方をされてしまいますね。

 

A派閥に対して理解するというスタンスを持っていて、「B派閥は嫌い!敵だ!」というスタンスならたとえA派閥に入っていなくても、B派閥の人に敵対視されます。

 

敵か味方かという考え方も0か100かの思考です。

 

職場に派閥がなくても、苦手な人に敵か味方かではなく、「理解する」というスタンスを持ちましょう。

 

冒頭でもお伝えしましたが、0か100かで考えないことは割り切る部分と割り切らない部分を考えることです。

 

割り切るか、割り切らないかの2択で悩む必要はないのです。

 

 

まとめ

・人の欲求には得たい欲と避けたい欲がある

 

・職場の人間関係を割り切るかどうかを決めるには、得たい欲と避けたい欲のどちらが強いかを考える必要がある

 

・割り切るか?割り切らないか?を本音で考える

 

・0か100かで考える必要はなく、割り切る部分と割り切らない部分があっていい

 

・職場の人間関係を割り切るメリットと割り切ったときのデメリットを両方考える

 

・職場の人間関係を割り切るデメリットも無視できないぐらい大きい

 

・深い話も雑談も両方できる人が一番得をする

 

・職場で人間関係の距離を縮める7つの方法

①自分を満たす

②事実だけでなく、自分の気持ちも話す

1と2は自分に関すること

 

③その人の言葉の感情的な部分を拾う

④会話の中のキーワードを拾う

⑤周囲の人の得意なところを見つける

3と4と5は相手を観察すること

 

⑥共感ポイントを見つける

6は自分と相手の共通点を見つけること

 

⑦共感できなくても否定しない

7は自分の苦手な人に対し持つべきスタンス

 

p.sやっぱり職場の人間関係は割り切るほうがいいと思った人は職場以外で人間関係を作る方法をチェックしてみてください。

 

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