「人と比べてはいけません」と一度は聞いたことがあると思います。

ですが、僕は人と比べることは必ずしも悪いことではないと考えています。

 

人と比べないと考えても気づけば人と比べることってありますよね?

人と比べてはいけないと思えば思うほど、人と比べて自分を責めてしまうのです。

 

だから人と比べることは禁止しないほうがいいと言えます。

 

では、どういう考え方を持てば人と比べても落ち込まないでしょうか?

 

後で詳しくお伝えしますが、他者を先生として考え、人と比べて劣る部分を挑戦課題として考えれば落ち込まないです。

 

とはいえ、すべての人がこういう考えがハマるとも限らないので、人と比べないほうが望ましい人もいます。

 

つまり、人と比べても大丈夫な人と比べないほうがいい人がいるのです。

 

人と比べても落ち込まない3つの考え方

人と比べて落ち込まないためにはどんな考えを持てばいいのでしょうか?

 

ポイントは

  • 他者をどういう存在だと考えているか?
  • 人と比べて劣る部分をどう捉えるか?

この2つです。

 

①先生として考える

相手を先生として考えることで「この人から学ぼう」と思えます。

 

「先生」以外の言葉では

  • お手本
  • 教科書
  • 師匠
  • メンター
  • ロールモデル

こういう言葉にも置き換えることができます。

「先生」という言葉よりも「ロールモデル」という言葉がしっくりくるのであれば、ロールモデルとして解釈して大丈夫です。

 

自分なりの言葉に置き換えてみてください。

もちろん、上記に挙げた言葉以外のものでもOKですよ。

 

②目標として考える

自分が相手よりも劣っているということは、その分野で自分より先を行く人と捉えることができます。

劣ることで自分を責めるのではなくて、目標として考えてみるといいでしょう。

 

 

目標として考える人は自分が相手をリスペクトしているということです。

リスペクトできる人がいるというのは、とてもすばらしいことです。

 

相手よりも劣っていることは悪いことではありません。

目標となる人がいるということなのです。

 

人と比べて劣ることがダメなことだと考えると、どんな気持ちになるでしょうか?

 

自分がレベル3で相手がレベル10なら

  • 強い劣等感
  • 絶望感
  • 無力感

こうした感情で行動できなくなります。

 

では、相手を目標と考えると、どんな気持ちになるでしょうか?

「あの人のようになりたい!」という気持ちになりますよね。

 

リスペクトしているからこそ、その人に全力で追いつきたいと考えるはずです。

 

③挑戦課題として考える

人と比べて劣る部分は今の自分にとっての挑戦課題です。

 

挑戦課題として捉えると、どんな考えになるでしょうか?

 

自分がレベル3で相手がレベル10なら

  • レベル4になるために何をしたらいいか?
  • レベル10になるには何が必要か?

こうした考えになります。

 

もちろん、無理にポジティブ思考をする必要はありませんが、劣っている部分は挑戦課題として考えたほうがやる気になれます。

 

 

ポジティブな感情なら人と比べてもいい

 

ここでは人と比べていいと、人と比べないほうがいい人の違いをお伝えします。

 

ドラゴンボールの話をしましょう。

 

悟空が強くなりたいと思うのは「強いヤツと戦えるのがワクワクするから」という理由です。

一方ベジータが強くなりたいと思うのは「カカロットな負けたくないから」という理由です。

 

両者の違いは何でしょうか?

モチベーションがポジティブな感情か?それともネガティブな感情か?の違いがあると言えます。

 

ベジータのようなモチベーションの持ち方は悪くないですが、状況によっては苦しいはずです。

 

まずは自分がポジティブな感情とネガティブな感情のどちらがエネルギーになりやすいかを知る必要があります。

 

ポジティブな感情がエネルギーになる人

ワクワクする、楽しい、好奇心といった感情がエネルギーになる人は人と比べても大丈夫です。

 

自分よりレベルが高い人を見ると「よし!自分も頑張るぞ!」という気持ちになれるからです。

 

悟空の「強いヤツと見るとワクワクする」というモチベーションと同じです。

 

ポジティブな感情がエネルギーになる人は自分と他者を比べると鼓舞されるのです。

 

うれしい、感謝、リスペクトといった感情もポジティブなので、人と比べても大丈夫です。

 

人と比べてもワクワクする人、「自分もああなりたい」とリスペクトできる人は、どんどん人と比べましょう。

 

ネガティブな感情がエネルギーになる人

  • 悔しいから頑張る
  • 恥をかきたくない頑張る
  • 負けたくない頑張る
  • 人に迷惑をかけたくない

こうした考えはネガティブな感情から生まれます。

 

ネガティブな感情がエネルギーになる人は劣等感や危機感がモチベーションになります。

 

ポジティブな感情とネガティブな感情のどちらがエネルギーになるかに良い悪いはありません。

両者に優劣もありません。

 

ただネガティブな感情がエネルギーになる人は人と比べると苦しくなることがあります。

 

「人に迷惑をかけないように頑張る」と考える人もいますが、この考えは「罪悪感を持ちたくない」という気持ちがモチベーションになっています。

 

ネガティブな感情がエネルギーになる人が人と比べると、どうなるでしょうか?

 

自分がレベル3で相手がレベル10なら無力感を持ち、行動できなくなります。

自分がレベル8で相手がレベル10なら「あと少しで追いつく」という期待が持てます。

 

比べる相手との差が小さい場合は人と比べてもいいでしょう。

ですが、比べる相手との差が大きい場合は比べないほうがいいです。

どうしても人と比べるのがやめられない場合は、その分野で自分より少しだけレベルが上の人を見つけるようにしましょう。

 

 

また負けてはいけない等、「~しなければならない」「~してはいけない」という考えは使命感や責任感になることがあります。

 

ところが、ただ自分を苦しめるだけになってしまうリスクもあります。

 

ネガティブな感情がエネルギーになる人は責任感が強かったり、危機感が持てる人です。

それはすばらしいことですが、苦しいなと思ったら「これは使命感?それとも苦しいだけ?」と自分に問いかけてみてください。

 

苦しいだけだと感じたら、自分のレベルを上げることだけに集中しましょう。

 

親や上司が自分と他人を比べる場合は?

 

自分が人と比べるか比べないかは自分で決めることができます。

 

ですが、他人が誰かと自分を比較することはコントロールできませんし、イヤな気持ちになりますよね。

 

子供の頃は親が自分と同級生を比較します。

大人になれば上司が自分と同級生を比較します。

 

そういうときはどうすればいいでしょうか?

 

「この人には自分の強みが見えていない」と考える

 

他人が誰かと自分を比較するときは、たいていネガティブな理由です。

 

「お互いがそれぞれが違う長所を持っている」とポジティブなことで比較する人もいますが、たいていネガティブな理由ですよね。

 

他人が比較するときは「他の人は◯◯できるのに、お前は◯◯できない」と言いたいのです。

そういうときは「この人には自分の強みが見えていないだけ」と考えましょう。

 

その人にはあなたの欠けている部分や苦手なことしか見えていないのです。

視野が狭い人だと言っていいでしょう。

 

「まだ自分の強みを活かせていないだけ」と考える

 

「強みがない人はどうすればいいでしょうか?」と思う人もいるのではないでしょうか。

 

でも強みがない人はいません。

今の環境や状況では自分の強みが発揮されていないだけです。

 

学校の勉強は苦手だった人でも知性を感じる人はいます。

そういう人は学校の勉強以外に得意なことがあったのです。

 

大人になれば「この仕事は向いていないな」と感じることもあるでしょう。

そういう人は今は苦手な作業を中心にやっているだけかもしれません。

 

あるいは上司との相性が良くないだけかもしれません。

 

強みがないのではなく、まだ強みを活かせていないだけです。

 

ただのリクエストだと考える

 

誰かと比較されて劣る部分を指摘するのは遠回しに「それをやってほしい」と言っているのです。

 

やってほしいことがあるなら素直に「◯◯やってくれる?」と言えばいいのですが、皮肉っぽくなってしまう人がいます。

 

「キミは◯◯ができないよね」という言葉は「◯◯やってほしい」というリクエストなのです。

 

イチイチ文句を言うような言い方イラっときますが、要望だと考えましょう。

 

ただの個性だと考える

 

得意なことや不得意なことは、ただの個性です。

良い悪いはありません。

 

レベル3の人はレベル3という個性を持ち、レベル8の人はレベル8の個性を持っています。

 

人と比べて劣る部分を持っていることがダメだと決めたのは誰でしょうか?

自分で決めているだけか、親や上司が勝手に決めているだけなのです。

 

劣ること=悪いこととして考えるのではなく、ただの個性だと考えましょう。

もちろん努力する必要がないということではありませんよ。

 

何のレベルアップを望んでいるかを考える

 

今できないことをできるようになる努力は必要ですが、レベルアップを望んでいないことは頑張る必要はないです。

 

マラソン選手はハンマー投げの選手のようなパワーは必要ありませんし、ボディービルダーのような筋トレは不要です。

 

長距離走の選手が筋肉ムキムキの人よりパワーが劣ることを気にしても意味がないですよね。

 

今のレベルのままで満足だと思えるものは何でしょうか?

苦手なのを克服する必要がないと感じていることは何でしょうか?

 

もし苦手のことで必要性を感じることがあれば、できる人に頼めばいいのです。

逆に伸ばしたいスキルやレベルアップしたいことは何でしょうか?

 

「なんでキミだけ◯◯ができないの?みんなできるよ」と言われれば、傷ついたりイラっときますよね。

 

でも、そのことが自分にとって重要なことでないなら、できなくていいのです。

 

そして何が大切かは自分で決めましょう。

「それって自分勝手に生きるということですか?」と思う人もいるでしょう。

 

もちろん自分勝手に生きるということではありません。

苦手なことであっても最低限の努力は必要ですが、自分の得意なことで貢献できればいいのです。

 

自分の得意なことで貢献することだけを考えましょう。

 

まとめ

「先生として、目標として考えればいいんだ」

「劣る部分は挑戦課題だと捉えればいいんだ」

こういう考え方に「なるほど!」と思えるのであれば、人と比べても大丈夫です。

 

「そういう考え方もできるけど・・・」と何かモヤモヤした気持ちになる人もいるでしょう。

 

そういう人は

  • 劣ることはダメなこと
  • 負けてはいけない
  • 1番でないといけない

こういう考えが手放せない可能性があります。

 

そういう人は他人と比べないほうがいいかもしれません。

 

「劣ることはダメなこと」「負けてはいけない」という考えが手放せるまでは、自分を成長させることのみに集中しましょう。

 

 

◆ポジティブな感情がエネルギーになる人は人と比べてもいい

・他者を先生、先生、お手本、教科書、師匠、メンター、ロールモデル、目標など、リスペクトの気持ちが持てる

 

・人と比べて劣る部分=挑戦課題として考える

 

・挑戦課題にワクワク、好奇心、感謝など、ポジティブな気持ちがあるか

 

◆ネガティブな感情がエネルギーになる人は人と比べないほうがいい

・悔しい、恥ずかしい、負けたくない、劣等感、危機感など、ネガティブな感情がエネルギーになる人は人と比べると苦しくなる

 

・「人に迷惑をかけたくない」=「罪悪感を持ちたくない」

 

・相手との差が小さい場合は人と比べるとエネルギーになる場合がある

 

・ネガティブな感情がエネルギーになる人は差が大きいか小さいかを考える

 

◆他人が自分と誰かを比較してくるなら

  • 「この人には自分の強みが見えていない」と考える
  • 「まだ自分の強みを活かせていないだけ」と考える
  • ただのリクエストだと考える
  • ただの個性だと考える
  • 何のレベルアップを望んでいるかを考える