「ネガティブ思考は必ずしも悪くない」と聞いたことがあると思います。

「でも、実際にネガティブ思考になるとツライから、なんとかしたい!」と思うのが本音ではないでしょうか。

 

無理にポジティブ思考するのも問題ですが、やはり基本的にはポジティブ思考であったほうがいいのは事実です。

もちろん悲観的な捉え方がすべてダメということではありません。

 

ここでは

  • ネガティブに考えてしまう原因
  • ネガティブ思考のメリットと役割
  • ポジティブに考えるコツ

こういったことをお話します。

 

ネガティブ思考はやめる必要はなく、むしろ必要です。

ネガティブ思考の役割や活用方法を知っておくと、自分を責めることもなくなります。

 

ポジティブに考えるコツですが、小手先のテクニックではなく根本の話をします。

 

「こういう考え方を持っておくといいですよ」という内容なので、ぜひ最後まで読んで頂けるとうれしいです。

 

 

ネガティブ思考になる原因と対処方法

なぜネガティブ思考になってしまうのでしょうか?

 

人がネガティブ思考をしてしまう理由は

  • 人間の本能的な性質だから
  • ネガティブな情報を入れるから
  • ネガティブなことばかり考えるから

こういったことが挙げられます。

 

ネガティブ思考は人の本能

下のオーロラの絵を見てください。どこに注目しますか?

左下の黒丸を意識してしまいますよね?

 

せっかくのキレイなオーロラが左下の黒丸によって価値が下がっているかのように思えるわけです。

 

このようにネガティブな要素に注目してしまう性質をネガティブ・バイアスといいます。

 

人がネガティブ思考になってしまうのは人として当たり前の感覚なのです。

この場合は「あの黒丸さえなければ、キレイなオーロラの絵なのに」と考えてしまうことです。

 

ネガティブ思考は本能的なものなので、「ネガティブなことを考えてしまった・・・」と落ち込む必要はありません。

 

ネガティブな情報に対する考え方

ネガティブワードをなるべく耳に入れないことが大事ですが、ネガティブな情報を完全に聞かないというのは不可能です。

そうなると、どんな情報を耳に入れるかだけでなく、その情報をどう解釈するかも大事になってきます。

 

ネガティブな情報に関しては次のような考え方を持ちましょう。

  • 「そういう見方もあるけれど、別の見方もできる」と考える
  • 「これはあくまで1つの意見だ」と考える

 

それだけが正しいと思わないことが重要だということです。

「この情報も正しいけれど、別の見方もできる」ということを忘れないようにしましょう。

 

では、ネガティブな情報とは何があるでしょうか?

ネガティブワードの2大要素はニュースと他人の言葉です。

 

テレビのニュースをなるべく見ないほうがいいですが、見るなら少しだけ疑って見ましょう。

 

人はネガティブな感情になると、その埋め合わせとしてポジティブなものが欲しくなる生き物です。

我慢に対してのご褒美として消費したくなります。

この心理を利用しているのがマスコミです。

 

テレビのCMはすべて広告であることを忘れないようにしたいわけです。

ネガティブな情報を流して視聴者をネガティブな気持ちにさせて、消費活動したくなる心理状態をつくる意図があります。

 

その結果として広告を出すスポンサー企業の売上を上げる目的があるのです。

 

ニュースは必ずしも真実を語っていませんし、大げさな表現をあえてすることもあります。

 

あなたに気づいてほしいのは、テレビで扱う数字はネガティブ要素のみということです。

 

コロナ関連のニュースなら死者◯◯人、感染者◯◯人という数字を出すことによって恐怖心をあおりたいという意図があります。

でも、ポジティブな数字である回復者の人数はテレビのニュースで扱いませんし、あえてネガティブな伝え方をします。

 

芸能人の結婚よりもスキャンダルのほうを積極的に扱いたくなるのがテレビなのです。

 

そうして「不安だな」とか「けしからん!」という気持ちにさせて、「我慢したご褒美に消費しよう」という心理にさせることがテレビの広告の目的なのです。

 

「この情報も正しいけれど、別の見方もできる」という考え方は、他人の言葉でも必要です。

愚痴、不平不満、文句、小言、批判などはネガティブワードですよね。

 

上司の小言も含めてですが、ネガティブワードが多い人の言葉を「あくまで参考材料の1つだ」と考えて聞くようにしましょう。

 

ポジティブなことを考える工夫をする

ネガティブ思考は必要ですが、とはいえネガティブ思考ばかりも問題です。

 

ネガティブなことをくり返し考えて気持ちが落ち込む状態を反芻(はんすう)といいます。

ネガティブなことが頭の中でグルグルと巡っている状態です。

 

  • 「どうしてあんなことしたんだろう?」
  • 「あの人はなんであんな冷たい言い方をするんだろう?」

こういったことをずっと考えていると、気持ちがどんどんネガティブになって抜け出せなくなる人もいるでしょう。

 

そうならないためにも何をすれば自分の感情はポジティブになるのか?を知っておくことが大切です。

 

  • 気持ちが落ち込んだらやること
  • ネガティブ思考になったら何で打ち消すのか

こういうことを決めておくようにしましょう。

 

あなたは何をしているときが楽しいですか?気分転換にやりたいことは何ですか?

「イヤな気持ちになったら必ずこれをやる」というのを1つか2つ持っておきましょう。

 

ネガティブ思考のメリットと役割

ネガティブとポジティブは比率が大事だと言われています。

理想のバランスはポジティブが3に対してネガティブが1です。

この3:1の状態をティッピング・ポイントといいます。

 

4:1ならティッピング・ポイントを上回っていて、2:1ならティッピング・ポイントを下回っているということです。

 

ネガティブ感情には大事な役割があり、完全に消す必要はありません。

 

ここではネガティブ思考のメリットや役割をお伝えします。

 

ネガティブ思考のメリットや役割を知っておくことで、ネガティブに考えしまう自分を責めることもなくなります。

 

バランスが大事なので、ネガティブがダメと考える必要もないことに気づけるわけですね。

 

あと、ネガティブとポジティブはブレンドされていることが多いのも覚えておきましょう。

 

たとえば新しいことにチャレンジするときは、

  • やり方をまだ100%理解できていなくて不安
  • 失敗するかもしれない恐怖

こういうネガティブな考えがあるでしょう。

 

ですが、それと同時に

  • 新しい刺激があって楽しい
  • これからワクワクする

こういったポジティブな思考もブレンドされて持っているはずです。

 

ネガティブを消すことではなく、あって当たり前であることとバランスが大事だということを忘れないでくださいね。

 

危険を感じてリスク回避する

人が狩猟していた時代は常に他の動物に襲われるという危険がありました。

そのため人はネガティブなことを意識しなければ命を落とすリスクがあったのです。

 

ネガティブなことやリスクを考えるのは生きるために必要だったのです。

だからこそ、人がネガティブ思考してしまうのは本当だと言えます。

 

現代では野生動物に襲われるリスクはないですが、ネガティブなことを考えることも必要です。

 

ネガティブ思考になったときは「ネガティブに考えちゃダメだ」と考えるのではなく、「どんなリスクがあるだろうか?」と考えるようにしましょう。

 

あせったり落ち込んだりではなく、「冷静にネガティブ思考しよう」と考えることが大切です。

 

大切にしたいものに気づく

ネガティブな気持ちになったときは大事なものが失ったサインだと思ってください。

ネガティブな気持ちは自分を知るメリットがあるとも言えます。

 

ネガティブ思考になったら

  • 何を失っただろうか?
  • 何を失いたくないと考えているのだろう?
  • 何が自分にとって大事なのだろう?

こういう質問を自分にしてみてください。

 

成長のきっかけになる

うまくいくことばかりだと人は工夫しなくなります。

成功体験しかない人は心が弱くなるのです。

 

「ピンチはチャンス」などと無理やりポジティブ思考する必要なないですが、仕事や人間関係がうまくいっていないときは「今は工夫が必要なときだ」と考えましょう。

 

仕事に限らず何かで失敗してしまったときは、改善点を見つけることができるというメリットがあります。

 

「何が問題なのだろう?」という思考はポジティブ思考ではなくて、ネガティブ思考ですよね?

でも成長していくためには必要な思考です。

 

 

ポジティブに考える方法

ネガティブ思考は必要ですが、やはりポジティブ思考も大事です。

 

人には得たいという欲求と避けたいという欲求があります。

リスク回避の欲求や危機感がモチベーションになるタイプの人もいます。

 

「こういうのはイヤだから頑張ろう」とか「こういうことになったら大変だから、そうならないためにも頑張ろう」という気持ちです。

 

ネガティブ思考がモチベーションになるタイプの人がいるのは事実ですが、好きや楽しいがなければツライだけです。

 

ここからは気持ちを切り替えてポジティブに考える方法をお伝えします。

 

自分の思考や感情の状態に気づく

まず自分の思考や感情の状態に気づきましょう。

今ネガティブか?ポジティブか?平常心か?という質問を自分にしてみてください。

 

ネガティブ思考であれば、

  • そのネガティブ思考は過去の後悔や罪悪感か?
  • それとも未来への不安や絶望か?
  • ということを考えましょう。

 

これは何が自分の思考や感情をネガティブにさせているのかを分析するという作業です。

 

反芻(はんすう)の話をしましたが、反芻は思考の対象が過去です。

不安や緊張であれば、思考の対象が未来ということになりますね。

 

ネガティブ思考の対象が過去か未来かという視点を持ってみてくださいね。

 

ポジティブな質問を自分にする

過去のことを考えて後悔してばかりなら次の2つのことを考えください。

  • 得たものはなかったか?
  • これから何をしたいか?

 

失敗体験の中にも収穫はあるはずです。

人間関係での罪悪感であれば、「その人の怒りの原因は本当に自分なのか?」ということや「貢献できたことは何か?」という思考です。

 

「どんなに後悔しても過去は変えられない」ということも忘れないようにしましょう。

 

過去は変えられないから今できることを考えることが大切です。

過去のことを考えないためには意識を「今この瞬間」に向けましょう。

 

次に未来のことですが、未来に希望の要素はないか?不明点はないか?ということを考える必要があります。

わからない未来には不安を感じますが、それは不明点があるからです。

 

不明点がある状態は不安、不明点がない状態を恐怖と呼ぶことがあります。

 

そのネガティブ思考が未来に対する不安なら次の2つの質問を自分にしてみてください。

  • どうなれば安心か?何が必要か?
  • 目的に対して他に有効な方法はあるか?

 

こういう質問をすることによって「こうすればいいんだ!」というポジティブな要素を見つけることができます。

 

ネガティブ思考を断ち切るにはポジティブなことを考えることです。

そのために自分にポジティブな問いかけをしましょう。

 

思考とは自分への質問です。

その質問がネガティブならネガティブ思考です。

ポジティブならポジティブ思考です。

 

気持ちを落ちつかせるためには冷静になる質問が必要とも言えます。

 

「自分ってダメな人間だ」とか「ああどうしよう!?ヤバイヤバイ」は思考ではありません。

そもそも自分を責めることで答えは得られないので、ちゃんと思考できていなければ気づかなければいけません。

 

ネガティブなことばかりかんがえてしまうとき、ちゃんと思考できていないときはポジティブな質問を自分にしましょう。

 

プロセスを楽しむと考える

結果や評価ばかりを追い求めすぎると、楽しむことを忘れてしまいます。

 

成功するから楽しい=結果が出なければ楽しくないという思考です。

ほめられると頑張れる=評価されないとやる気になれないという思考です。

 

人と比べて落ち込んでしまうという人がけっこういますよね。

人と比べるとネガティブに考えてしまう人は「勝てれば楽しいけれど負ければ楽しくない」という価値観になっているわけです。

 

他人より優れていれば楽しいけれど、劣っていたら楽しくないということです。

でも、それは仕事、勉強、スポーツなどを楽しんでいることにはなりません。

 

もちろん仕事や勉強で成果や評価を求めるなということではありませんよ。

ですが、仕事などで成果や評価だけが目的になると、自分が苦しいだけです。

 

プロセスを楽しめれば勝っても負けても楽しいですし、成果が出ていないときも楽しめます。

 

  • 成果が出ることが楽しみ
  • 評価されたくて頑張る

こうしたことを考えてもいいのですが、これらは外的な動機付けです。

 

「成功することには価値があるけれど、失敗すればやる意味がない」という価値観を持つと、失敗する可能性のあること全部やりたくなくなりますよね。

 

そうした外的な動機付け対して「そもそも何のためにやるのか?」は内的な動機付けです。

 

やっていることそのものを楽しめることが大事です。

あなたは成果や評価ばかりを求めすぎて、ネガティブ思考になっていませんか?

 

結果だけを求めるのは本当の好きではありません。

結果を求めるなということではありませんが、本当の好きはプロセスを楽しめることです。

 

プロセスでの楽しみを見つけるには「今何が楽しい?」と自分に質問してみてください。

 

まとめ

◆ネガティブな要素に注目してしまう性質をネガティブ・バイアスと呼ぶ

 

◆ネガティブな情報に対して「この情報も正しいけれど、別の見方もできる」という考えを持つ

 

◆ネガティブ思考で気持ちを落ち込ませないあためには「冷静にネガティブ思考しよう」と考えること

 

◆ポジティブなことを考える工夫は

「イヤな気持ちになったら必ずこれをやる」というのを1つか2つ持っておくこと

 

◆ネガティブ思考は大切にしたいものに気づくきっかけ

「何を失いたくないと考えているのだろう?」と自分に問いかける

 

◆ネガティブ思考を成長につなげるために「今は工夫が必要なときだ」と考える

 

◆自分の状態に気づくために今ネガティブか?ポジティブか?平常心か?という質問を自分にする

 

◆過去のことを考えて後悔しているなら「得たものはなかったか?」「これから何をしたいか?」と考える

 

◆未来に対する不安なら「どうなれば安心か?何が必要か?」「目的に対して他に有効な方法はあるか?」と考える

 

◆結果や評価だけを求めるのではなく、プロセスを楽しむことも大事

 

 

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