自己肯定感が高いほうがいいと聞いたことがあるけれど、実際はどんな良いことがあるのかと疑問に思ったことはありませんか?

 

自己肯定感が高いと仕事や人間関係はどう変化するのでしょうか?

この記事では自己肯定感が人間関係にどう影響するのかをお伝えします。

 

結論を言いますと、自己肯定感が高いと嫌いな人が減ります。

苦手な人に対する苦手意識も小さくなります。

 

自分のことを肯定できるからこそ、他者を理解することができるわけです。

 

では、自己肯定感が高いと具体的に何がいいの?といったことを話していきたいと思います。

 

そして意外と気になっている人が多いことですが、

  • 自己肯定感と自分勝手は何が違うの?
  • 自分を認めることは自分を甘やかすことじゃないの?
  • 自分が間違っているのに自分を肯定することはアリなの?
  • 自分を好きになることとナルシストの違いは?
  • こういったこともお伝えしますね。

 

自己肯定感が高いほうがいいと聞いたことがあっても実際にどんなメリットがあるか知らないと行動を起こそうと思えないですよね。

 

また「自己肯定感が高いことでデメリットもあるのでは?」と疑うと、自己肯定感を高めようと思えなくなります。

 

自己肯定感にもデメリットがあるという意見もあります。

 

ですが、僕の意見としては

  • 自己肯定感は高いほどいい
  • 自信を持って行動したほうがいい
  • 自己肯定感にデメリットはない
  • と思っています。

 

 

自己肯定感が高いと人間関係はどうなるのか?

自己肯定感が高くなると人間関係のストレスは減ります。

 

具体的には

  • 他人の言葉をポジティブに受け取れる
  • 他者を理解できるようになる
  • 心から「やってあげたい」という気持ちになる
  • こういうメリットがあります。

 

他人の言葉をポジティブに受け取れる

人間関係では自分が何を伝えるかだけでなく、他人の言葉をどう受け取るかも大事です。

 

多くの人は人間関係において、

  • 自分が何を言うか?
  • 思っていることをどう伝えるか?
  • どう言えば相手に伝わるか?

こういった意識でコミュニケーションしようとします。

 

もちろん伝え方は大事です。

ですが、他人の言葉の受け取り方はもっと大事です。

 

加えて自分の伝えたいことをどんな気持ちで伝えるか?も言う内容よりも大事です。

 

ほめられても素直に受け取れない人は自己肯定感が低いと言われています。

 

仕事であれば「上司がこんな自分をほめるなんて、都合よく使おうとしているのでは?」と疑ってしまいます。

 

恋愛であれば「こんな私をほめるなんて身体目的なの?」と女性は考えてしまうでしょう。

男性であれば「オレのお金が目的か?」といった疑いを持ってしまいます。

 

共通して言えることは「価値の低い自分を評価するのはおかしい」という考え方があるということです。

人間関係のすれ違いは相手の言葉をネガティブに受け取ってしまうことから始まります。

もちろん自分が言わなくてもいい発言をしてしまったことで相手が怒るということもあるでしょう。

 

ですが、言わなくてもいい言葉を言ってしまうことの原因は、自分が相手の言葉をネガティブに受け取ってしまうことです。

 

相手は「別にあなたの人格を否定しているつもりはないのに」と思っていても、自分が「あの人は自分のこと嫌いなんだ」と解釈してしまったら人間関係は悪くなりますよね。

コミュニケーションは発信と解釈の両方が大事です。

「自分は嫌われている」と思い込むことで相手のことを嫌いになってしまいます。

苦手意識も強化されるでしょう。

 

本当は評価されているのに疑ってしまうと、「こんなに頑張っているのに認めてくれない」と被害者意識になってしまいます。

「こんな自分が評価されるはずがない」と思い込んでしまうのは自己肯定感が低いからです。

 

自己肯定感が高いと「自分は評価されていい人間なんだ」と思うことができるので、他人の言葉をポジティブに受け取ることができるのです。

 

他人の言葉をポジティブに受け取れたら、自分が伝える言葉の内容だけでなく気持ちもポジティブな状態で伝えることができるようになります。

 

自己肯定感が高い状態とは健全なメンタル状態と言ってもいいです。

健全なメンタル状態だからこそ、相手の言葉をポジティブに受け取ることができるのです。

 

他者を理解できるようになる

「自分は評価されていいんだ」という考え方は謙虚さがないのでは?という見方もできますよね。

確かに「自分は評価されるべきだ」という考え方を持っていると、評価しない人がいると「なんで評価してくれないの?」と考えてしまいます。

 

ただ「自分は評価されていい」という考え方にも健全なメンタルの状態で思考するのと不健全なメンタルの状態で思考するのでは違いがあります。

 

基本的には「こんなに頑張っているのに認めてくれない」と感じるのは、自己肯定感が低いから感じることだと思ってください。

 

これは被害者意識から生まれる考え方です。

被害者意識は不健全なメンタルですよね。

本当の意味での自分に自信が持てる状態をつくることができれば、「自分は価値があると思うけど、評価しない人がいてもいい」と思えるようになります。

 

たとえ職場にマウントをとりたがる人がいても、キツイ口調で責める人がいても、心が折れることがありません。

そういう人に対してでさえも理解ができるようになるからです。

 

「I’m OK! You’re OK!」という言葉がありますが、これは「私は正しい、あなたも正しい」という意味です。

 

「私は自分のことを価値があると思っているけれど、あなたが私を価値のない人間だと思う意見も理解できますよ」という解釈が持てます。

 

「どうせこの人はこうだろう」というあきらめではなく、「この人がこう言うのは何か理由があるのだろう」と理解できるわけです。

 

この例は極端すぎますが、心の底から「自分には価値がある」と思えるからこそ他者に理解されなくても「自分は相手を理解してあげよう」と思えるようになります。

 

自分の苦手な人や嫌いな人でさえも理解ができるようになれれば、普通の人を理解することは簡単です。

他人を許せるようにもなります。

 

自己肯定感が低いと他人の意見を否定したくなります。

なぜなら違う考えを言われると、自分が否定されたように感じるからです。

 

自己肯定感が高ければ、100%の共感はできなくても理解はできます。

違いを受け入れることができると言ってもいいでしょう。

 

心から「やってあげたい」という気持ちになる

自己肯定感が低いと承認欲求が強くなります。

自分には価値があると心から思えれば承認欲求は弱くなるのです。

 

承認欲求が強い人は評価されることや好かれることだけが目的で行動してしまいます。

もちろん、どんな人間も承認欲求はありますから、「認めてほしい」とか「好かれたい」と思うのは当然です。

 

ですが、自己肯定感が低いと「嫌われたくないからやる」というのが行動の理由になってしまいます。

 

自己肯定感が高い人は「好かれるか嫌われるかは相手次第で、自分がやってあげたいからやる」と思えます。

 

傷つくのが怖いから距離を置きたくなるという人もいるでしょう。

自己肯定感が低いと人間関係が怖くなるのです。

自己肯定感が低い人は「役に立たないと嫌われる」と考え、自己肯定感が高い人は「この人の助けになりたいから」と考えます。

 

自己肯定感が低い人は「やらなくていいよ」と言われると、傷ついてしまいます。

「傷つくぐらいなら距離を置いてしまえ」と考える人もいるでしょう。

自己肯定感が高ければ、たとえその行動で相手の役に立つことがなかったとしても傷つきません。

 

「自分を必要としてくれる人は他にいるだろう」とか「別の形で役に立てればいい」と考えられるからです。

仕事であれば「評価されたいから頑張る」という考えだと、評価が下がると仕事のモチベーションが下がります。

 

「こんなに頑張っているのに、どうして評価されないのか?」と悲観的な見方をしてしまうのです。

 

自己肯定感が高い人は仕事でもプライベートでも見返りを求めなくなります。

 

メンタルの状態が良くないと、つい相手に見返りを求めてしまいますよね。

でも自分で自分のことを満たせていれば、見返りは求めなくなります。

 

自己肯定感と人間関係に関する誤解

自己肯定感が高いことはデメリットなのでは?という誤解を持つ人もいます。

 

自己肯定感が高すぎるとデメリットになるという意見は

  • 自分が正しいと思いすぎると他者理解ができなくなる
  • 自分が間違っているのに正当化してしまう
  • 自分を甘やかすことになるのでは?

こういう意見から「自己肯定感が高すぎるのも問題だ」という結論になるわけです。

 

また「自分を好きになるのはナルシストみたいでイヤだ」という人もいます。

 

ここでは主に人間関係に関して解説します。

なので、甘やかすことに関しては詳しく説明しませんが、簡単に説明したいと思います。

 

自分を肯定することが問題なのではなく、向上心や成長欲求を持たないことが問題です。

つまり自己肯定感が高いことはデメリットにならないと言えます。

むしろ、自己肯定感が高いからこそ、向上心や成長欲求が生まれるのです。

では、ここから人間関係と自己肯定感に関する誤解を説明していきますね。

 

ワガママや自分勝手との違いは?

自分を肯定することは他人を否定することではありません。

 

他者否定したくなるのはなぜでしょうか?

それは自分のことを本当に価値のある人間だと思いきれていないからです。

 

だから他者否定したくなるし、他人のために行動することもできなくなります。

 

ワガママや自分勝手は自分自身が満たさないからやってしまう行動です。

自己肯定感が高くなると、ワガママや自分勝手にはなりません。

 

正当化との違いは?

自分を肯定することは自分を正当化することなのでは?という誤解もあります。

 

自己肯定感が高いことは、できないことをできると言うことではありません。

間違っているのに「自分は正しい」と主張することでもありません。

 

正当化したくなるのは劣等感があるからです。

劣等感は自己肯定感とは反対の感覚と考えて大丈夫です。

 

承認欲求が強いと自分が正しいということを証明しないと、安心できないのです。

だからこそ「すみません」と言えないのです。

 

つまり自己肯定感が高い人は自分を正当化しないということです。

失敗しても、その事実を冷静に受け止めることができます。

 

ナルシストとの違いは?

自己肯定感を高めるために行動したいけれど、なかなか行動できないという人の中にはナルシストと混同している人がいます。

 

「自分を好きになりましょう」と聞くと、ナルシストを想像してしまいますよね。

その気持ちはわかりますよ。

 

ナルシストは確かに自分のことが好きですが、「オレを見てくれ!」とか「ワタシにかまって!」と他者にアピールしたくなる気持ちが強いです。

つまりナルシストは承認欲求が強いのです。

 

本当の自己肯定感は承認欲求と反比例の関係になり、「わざわざ他人にアピールしなくても自分の価値は自分で理解している」と考えられます。

 

ナルシストは「他人に認められている自分が大好きだ」という気持ちです。

言い方を変えると、「他人に認められていない自分は好きになれない」という考えです。

実はナルシストは健全なメンタルではないと言えます。

 

ナルシストは他者に認めてもらうことで自信が持てる人です。

自己肯定感が高い人は他者に認めてもらえなくても自信が持てる人です。

 

 

他者からの承認なしでも自信を持とう!

最後に他者からの承認なしでも自信を持てるようになりましょうという話をします。

自分のことは自分で認められれば、たとえ相手が自分に対して低評価でも大丈夫だと思えます。

 

  • 「でも、それって他人の評価なんてどうでもいいって考えることじゃないですか?」
  • 「なんか健全なメンタルって感じがしないんですけど・・・」
  • 「人間関係なんてどうでもいいっていう考えになりませんかね?」

こういう意見もあるでしょう。

 

「自分のことを自分で認められればいい」という考えから、そういう解釈が生まれてしまうのも無理はないですよね。

 

これに関して説明しますね。

自己肯定感が高くなるとは「自分で自分のことを満たす」と言ってもいいでしょう。

 

自分のことを自分で満たすことができるからこそ、他人を理解できるようになりますし与えたいとも考えます。

 

他人に自分からギブしようと考えて行動するから、結果として評価されたり好かれたりするわけです。

決して「人間関係なんてどうでもいい」という考えではありません。

 

多くの人は「自分のことを理解してほしい」と考えます。

でも相手に自分のことを理解してほしいのなら、自分から他者理解する必要がわるわけです。

 

「ほめられると自信が持てるけど、ほめられないと不安になる」という心の状態だと難しいですよね。

 

ほめられることを望みすぎると「どうしてわかってくれないの?」と考えてしまいます。

でも「どうしてわかってくれないの?」と考えれば考えるほどに他人は自分のことを理解してくれないのです。

 

だからこそ、自分のことを好きになって、自分のことを自分で認められるようになることが大切なのです。

自己肯定感が高くなるとは、心に余裕ができると言ってもいいかもしれませんね。