僕は上司にビンタされたことがあるので、入社して1年が経過する頃に本気で仕事を辞めたくなったことがあります。
だから仕事を続けるか辞めるかで迷っている人の気持ちは理解できます。
もし、あなたが仕事や人間関係がキツイと思っていて、仕事を続けるか辞めるか迷っているならぜひ最後まで読んでください。
- 仕事がキツイと思っていて続けるか辞めるかで悩んでいる
- 仕事がキツイと思うけど頑張りたいとも思う
- 仕事を頑張りたいけど精神的にキツイとも思う
仕事がキツイと感じるなら、続けるか辞めるかの判断基準を持って考えましょう。
判断基準を持つべき理由は
- キツイから辞めようと考えてどんな仕事もすぐに辞めてしまう
- キツイけど頑張ろうと考えて心身がボロボロになる
この2つの状況を避けたほうがいいからです。
この記事では
- 今の仕事を続けるか辞めるかの判断基準
- 続けるために必要なことや辞めるうえで大事なこと
こういったことを解説します。
- 仕事がキツイと思う理由を言語化する3つの手順
- 仕事がキツイと思う理由を客観視する3つの視点
- 仕事がキツイと思う状態を改善する
この記事を読むことによって、「自分は甘えているのかな?」と自分を責めることをやめて新たに決断することができます。
今の仕事を続ける決断も辞める決断も両方できるようになります。
仕事がキツイと思う理由を言語化する3つの手順
「仕事がキツイと思うけどなぜキツイと思うかを説明できない」という人が一定数います。
仕事や人間関係のストレスで心が乱れると、頭の中も整理できなくなることがあるからです。
「仕事がツライけど明確な理由がわからない」と思うなら、思考を整理して言語化しましょう。
自分の思考や感情を言語化することや自分の感情に気づくことが大事です。
自分がどうしたいかがわからない状態だと何もできません。
仕事がキツイと思う理由がわからないのは、悩みが複数あって頭の中が整理されていない可能性が高いです。
何がどれぐらいキツイと思うのかを可視化するためにも、自分の気持ちを書き出しましょう。
書き出す作業によって冷静に分析できます。
何がキツイかがわかっていても書き出すことがオススメです。
書くことによって考えるだけでは思い浮かばなかったアイデアが浮かぶこともあります。
書くのは面倒だと考えて書かないと、これから先もっと面倒なことになります。
「仕事がキツイと思う理由がわからない」に限らず、自分の感情に気づくことや思考を言語化することは重要です。
生活が充実していない人の中にある一定数「趣味がないのでストレス発散できない」と悩んでいる人がいます。
この悩みは「やりたいことや好きなことがわからない」という悩みです。
「やりたいことや好きなことがわからない」という悩みは、自分の感情に気づいて思考を言語化することで解決します。
ここでは仕事の何がキツイと思うのかを言語化する手順を解説します。
- 【Step1】仕事の悩みをカテゴリー別に考える
- 【Step2】仕事の悩みワースト3を考える
- 【Step3】仕事の悩みを解決する方法を考える
「仕事がキツイと思う理由を言語化するためのワークシート」を用意したので、ぜひダウンロードして活用してください。
仕事の悩みをカテゴリー別に考える
仕事の悩みをカテゴリー別に考えましょう。
先に悩みを書き出してから後からカテゴリー別に分けても大丈夫です。
何に悩んでいるかを考えるうえでカテゴリー別に分けると、課題が見えてきやすくなります。
悩みは7つのカテゴリーに分けてください。
- 人間関係
- 仕事の内容
- 仕事の能力
- 体力的にキツイ
- メンタル
- 待遇や条件
- その他
「人間関係の悩みは何だろう?」とか「仕事の内容での不満は何だろう?」と考えてください。
たとえば、「キツイ言い方をされる」や「上司が高圧的」などは人間関係の悩みですよね。
「営業に向いていない」は仕事の能力に関する悩みです。
「趣味もなくストレス発散が上手にできない」という悩みは、その他の悩みとして考えてください。
悩みが1つのカテゴリーにだけ入るとは限りません。
「コミュニケーションがうまくいかない」は、人間関係の悩みでもあり仕事の能力の悩みでもあります。
「労働時間が長くて体力的にキツイ」は、体力での悩みでもあり待遇や条件の悩みでもあります。
意外と見落としがちなのはメンタルの悩みです。
たとえば、「仕事の成果が出せなくてツライ」は、仕事の能力の悩みに入ります。
成果に関することをカテゴリー分けすると仕事の能力になりますよね。
ただ「ツライ」というのは感情であり、メンタルに関する悩みだと考えてください。
「すぐネガティブになってしまう」も「打たれ弱い」も「仕事に自信が持てない」もメンタルのカテゴリーに入ります。
「仕事を辞めたいと思うけど転職する勇気がない」という悩みもメンタルに入ります。
なぜだと思いますか?
「勇気がない」は感情に関わりますよね。
「疲れているのに眠れない」は体力的にキツイことだけでなく、メンタルも関係している可能性もあります。
このように悩みが1つであったとしても、複数のカテゴリーに入る可能性があることを覚えておいてください。
先に悩みを書き出してからカテゴリー別に分ける場合は、悩みを書き出してから「この悩みのカテゴリーは何だろう?」と考えましょう。
- 勤務地が遠くて通勤がキツイ
→4体力的にキツイ+6待遇や条件 - ミスをしたときにキツイ言い方をされて落ち込む
→1人間関係+3仕事の能力+5メンタル - マウントをとる同僚にムカついてしまう
→1人間関係+5メンタル
仕事の悩みワースト3を考える
悩みが複数ある場合は悩みの優先順位を考えることが必要です。
書き出した悩みの中から優先的に解決したいワースト3を考えましょう。
1度にたくさんの悩みを解決するのではなく3つまでに絞ってください。
1つに絞って着手するのもOKです。
「あれもこれも」と考えると力が分散して問題が解決しません。
優先順位が低い悩みはいったん保留にしましょう。
仕事の悩みワースト3を考えたら、その悩みがどれぐらいキツイのかを10段階で評価してください。
「もうムリ限界」と思ったら「10」と考えましょう。
「ちょっとキツイけど、そうでもないな」と思ったら「3」ぐらいが適正かもしれません。
10段階の評価に絶対的な基準はないので直感で決めて大丈夫です。
それぞれの悩みを10段階で評価してからワースト3を考えてもOKです。
10段階で評価すると、そのことが自分にとってどれぐらいストレスかを知ることができます。
- 仕事の成果が思ったように出なくてキツイ→5
- 自分より少し能力が高いだけなのに同僚がマウントをとる→7
- 上司から「お前は同期の中で一番ダメだ」と言われるのがツライ→9
仕事の悩みを解決する方法を考える
悩みを可視化すると共通点が見えてくることもあります。
頭の中が整理されるので、解決方法も浮かびやすくなるでしょう。
悩みを書き出すことによって、思考が言語化された状態で整理されることになります。
- 【Step1】仕事の悩みをカテゴリー別に考える
- 【Step2】仕事の悩みワースト3を考える
この2つのステップで「悩みの内容とカテゴリー」と「ストレスの強さ」の2つが整理されているはずです。
悩みをカテゴリー別に書き出したら次に解決方法を考えてください。
その解決方法が辞めなくても実行できるなら、「仕事を続ける」という判断になりますよね。
その解決方法が退職しないと解決しないなら、「仕事を辞める」という判断になりますよね。
待遇や条件に関する不満は転職すること以外の選択肢がないかもしれません。
ですが、それ以外の悩みは無理して辞める必要がないこともあります。
解決方法を考えるときのポイントは、自分でコントロールできることを考えることです。
たとえば、上司の小言は自分でコントロールできないですよね。
ですが、上司から言われた言葉をどう解釈するかは自分でコントロールできます。
- 仕事の結果は自分でコントロールできない
- 具体的に何を頑張ればいいかを考えることはコントロールできる
- 家から遠い勤務地の変えられない
- 引っ越して職場の近くに住むことはできる
まずは「辞めずにできることは何か?」を考えましょう。
「これはどう考えても辞めなければ解決しないな」と思うなら退職を考えてください。
「ミスをすると上司が怒鳴るのはどうすればいいですか?」と悩むこともあるでしょう。
僕は上司にビンタされた経験があるので、気持ちはよくわかります。
人命が関係することを除いて、問題が起きないための対策と問題が起きても対処することの両方が必要です。
「どうすればミスが減るか?」を考えるだけでなく、ミスしても気持ちを切り替えることも必要です。
「どうすれば怒られないか?」を考えるだけでなく、怒られても心が折れないようになることも必要だと考えてください。
ちなみにイヤなことを受け流すためのスルースキルはメンタルの技術です。
不快な気分にさせる言葉を言う人が職場にいるならスルースキルが必要です。
他人の言動はコントロールできなくても、自分がメンタルのスキルを習得することはコントロールできますよね。
「そんな簡単に傷つかないためにスルーしろとか言わないでください」という意見もあるでしょう。
確かにどんなスキルも習得には時間がかかりますし、他人の言葉に傷つかないようになることにもある程度は時間がかかります。
でも、もしあなたがスルースキルに興味があるなら、「スルースキル習得のための完全ガイド」という記事を読んでください。
【参考記事】【スルースキル習得のための完全ガイド】受け流すために必要な3つの要素とは?
仕事がキツイと思う理由を客観視する3つの視点
悩みを書き出して言語化することによって、
- 悩みの内容とカテゴリー
- ストレスの強さ
- 解決方法
この3つが整理されます。
次に必要なのは仕事がキツイと思うことに関して客観視することです。
仕事がキツイと思う理由を客観視したうえで、今後どうするかを考えましょう。
なぜ書き出して客観視する必要があるのかと言えば、「やっぱり辞めなければよかった」と後悔しないためです。
後悔しなくても「辞めて→仕事を探して→仕事に就いて→辞めて」をくり返すと、あなたが苦労することになります。
「3年は働きましょう」という考え方は古く、3年という数字にも根拠がありません。
とはいえ、早期離職すると苦労することもあります。
「Yahoo→リクルート→Amazon」みたいな転職をする人であれば苦労しないでしょう。
エリートではないなら力を付けてから辞めることが望ましいですよね。
でも、心身ともに限界の状態で仕事を続けるのはダメです!
ですから、続けるか辞めるかを可能な限り客観視して判断しましょう。
ここでは今の仕事を続けるか辞めるかを3つの視点で解説します。
- 続けるか辞めるかの判断基準
- 心と身体の限界チェック
- 「面倒」と「苦しい」を分けて考える
続けるか辞めるかの判断基準
ここでは「人間関係」「仕事の能力」「メンタル」の3つの視点を解説します。
「仕事の内容」「体力的にキツイ」「待遇や条件」に関しては答えが出やすいと思います。
仕事の内容、待遇、条件といった項目に不満があるなら、「転職しよう」と考えられますよね。
でも、悩みの内容が「人間関係」「仕事の能力」「メンタル」に関しては判断が難しいと思います。
人間関係の基本的な判断基準は「悩みの対象が個人か?それとも複数や全体か?」です。
「相手と合わないだけか?明らかなハラスメントか?」という視点も持ってください。
相手のことがどの程度イヤだと思っているかによっても選択が変わると思いますが、「この人は嫌いだ」とか「この人とは合わない」と見切りを付けるのが早い可能性もあります。
- 悩みの対象が個人
- 上司1人にムカついている
- 同僚の一人がマウントをとる
- 言っている内容は正しいけど上から目線
- 悩みの対象が複数
- お局3人組の性格が悪くてストレスになっている
- 「この人から嫌われたらこの職場ではやっていけない」という人から嫌われた
- 会社で影響力のある人からターゲットにされている
- 指導としての指摘の中にハラスメントっぽい発言がときどきある
※状態が改善するか悪化するかを見る
- 悩みの対象が全体
- 職場の全員から無視されている
- 複数の人からいじめを受けていて誰も助けてくれない
- この職場の人はみんな普通じゃないなと感じる
- 指導ではなく明らかにハラスメントだと言える
仕事の能力に関しては、どれぐらいミスマッチなのかを客観視しましょう。
多くの人は「この仕事に向いていない」と見切りを付けることが早すぎる傾向があります。
ですから、経験年数と今の能力の2つから考えてください。
あまりに短い期間だと向いていないと本来なら判断できません。
他人と能力を比較しないことが重要です。
たとえ上司が他の同期と自分を比較しても「自分は自分」と考えてください。
研修期間に「この仕事に向いていない」と思った
※3ヶ月未満で向いていないと判断するのは早い
入社して6ヶ月経過したけど、あまり成長していないと感じる
※これから少しずつでも能力を上げられそうかを考える
入社して1年以上が経過してほとんど成長がない
※「これぐらい経験したら向いていないと判断していい」という明確な基準はない
メンタルは私生活にも仕事のパフォーマンスにも影響を与えるので重要な項目です。
メンタルの不調が体調にも現れていたら、休みが必要なサインだと考えてください。
お腹が痛くなる、頭が痛いなど身体に何らかの症状が出ているなら休むべきです。
以前のメンタルと今のメンタルを比較して考えるのがオススメです。
メンタルに関しては「青信号」「黄色信号」「赤信号」の3段階で考えましょう。
- 少しだけ萎縮してややミスが多い
- ときどき悲しみや落ち込みより怒りを感じることがある
- なんとなく仕事が楽しくない
- 仕事に行きたくない気持ちもあるが、職場に行きさえすれば仕事ができる
- 休日に休んだ感じがしなくなった
- 身だしなみを気にしなくなった
- 萎縮しすぎてミスが増えて以前できていたことでもミスするようになった
- 気持ちの浮き沈みを感じるようになった
- 憂うつな気分で朝起きるのが辛くて、休日も楽しくないと感じるようになった
- 疲れているのに眠れなくなった
- 食欲がなくなって食事量が激減した
- 楽しいはずの趣味が楽しいと感じられなくなった
- 常に気持ちが沈んでいる
- 不眠、腹痛、頭痛など身体にも影響が出てきている
人間関係と仕事の判断基準は絶対的なものではありません。
あくまで参考に考えてください。
最終的な判断基準はメンタルの状態です。
人間関係の悩みは10段階で評価したら、どれぐらい強いストレスになっているでしょうか?
仕事の能力や成果に関して10段階で評価したら、どれぐらい苦しいと感じているでしょうか?
仕事の向き不向きの判断は難しいから、じっくり考えることも必要です。
人間関係に関しては明らかなハラスメントでない限りは続けましょう。
合わないと感じる人の対処法は「職場の合わない人には境界線を引く!」という記事を参考にしてください。
【参考記事】職場の合わない人には境界線を引く!ストレスを減らすためのバウンダリーとは?
心と身体の限界チェック
メンタルに関してはより細かい判断基準があったほうがいいです。
他人が「辞めたほうがいい」と思っても、心が元気なら続けても大丈夫です。
逆に他人が「あなたは甘えている」と思っても、心が元気でないなら辞めることも視野に入れましょう。
仕事がキツイと思う理由をこれまでの解説を参考にして判断してほしいと思います。
ですが、最終的な判断基準で大事なのはあなたのメンタルです。
メンタルに関しては次の15のサインを参考にしてください。
- 気分が憂うつで長時間スッキリしないことがある
- 仕事だけでなくあらゆることがおっくうで疲れやすい
- 異性に対する興味がなくなってきている
- 何事にも好奇心が持てなくなってきてただ作業的に毎日を過ごしている気がする
- お風呂に入ることが面倒に感じることもある
- 身だしなみが気にならなくなってきた
- 以前なら気にならなかった細かいことにイライラしてしまう
- 将来に希望が持てないと感じる
- 休日もダラダラと過ごしがちで充実感がない
- 自分の感情がわからなくなってきている
- やっていて楽しいはずのことをやっても楽しく感じなくなった
- 突然悲しくなって涙が出ることがある
- 人に会うことを避けたいと思うようになった
- 慣れているはずの仕事でミスするようになった
- 「自分は誰からも必要とされない役立たずだ」と考えてしまうことがある
【青信号】0~4
【黄色信号】5~10
【赤信号】11以上
15のサインのうちいくつ当てはまりますか?
8以上の項目にYesなら退職や休職も視野に入れましょう。
ただ同じ1項目でも危険度は変わります。
- 気分が憂うつで長時間スッキリしないことがある
- 自分の感情がわからなくなってきている
- 突然悲しくなって涙が出ることがある
この3つのどれかに当てはまったら要注意です。
「面倒」と「苦しい」を分けて考える
これまでの解説は判断基準とチェックリストから考えました。
次は直感で判断しましょう。
ここで言う直感は「面倒か?苦しいか?」を感じることです。
「仕事が面倒」と「仕事が苦しい」を分けて考えてください。
仕事が面倒だと感じることは誰にでもあることです。
でも、「仕事が苦しい」と思うなら休んだほうがいいかもしれません。
人間関係も同じで「人間関係が面倒」と「人間関係が苦しい」を分けて考えましょう。
「朝起きるのが面倒」と「朝起きるのが苦しい」は別物です。
面倒だと思うだけならまだ頑張れるはずです。
ですが、苦しいと感じているなら、できるだけ早く休むことをオススメします。
本音で考えて面倒だと感じるのであれば、メンタルの強化が必要です。本音で考えて苦しいと感じるのであれば、メンタルのケアが必要です。
メンタルの強化とメンタルのケアは似ているようで違います。
今のあなたに必要なのはメンタルの強化をして仕事を頑張ることでしょうか?
それとも仕事をメンタルのケアのために仕事を休むことでしょうか?
「面倒」が70%で「苦しい」が30%であれば、仕事を続けることが望ましいです。
「面倒」が20%で「苦しい」が80%であれば、仕事を休むか辞めることが望ましいです。
補足説明として思考と感情のバランスが大事だという話をしたいと思います。
思考は「~しなければいけない」で、感情は「~したい」です。
「仕事を続けなければいけない」は思考で、「仕事を辞めたい」は感情です。
判断基準が思考に偏ると心が苦しくなります。
逆に判断基準が感情に偏ると社会生活を営むうえで支障が出ます。
「今日は仕事に行きたくないので休みます」と言って休むことは問題ですよね。
でも、本当は仕事が苦しいのに「仕事を続けなければいけない」と考えると、心はボロボロになります。
自分の感情に耳を傾けて自分の心のサインに気づくことが大切です。
「思考ばかりで判断しているな」と感じたら、感情に耳を傾けてください。
「感情ばかりで判断しているな」と感じたら、思考で判断することが必要です。
仕事が面倒だと感じるなら、少なくても今は思考で判断することを優先させましょう。
仕事が苦しいと感じるなら、今は感情に耳を傾けて選択することを優先させましょう。
仕事がキツイと思う状態を改善する
仕事を続けるか辞めるかの判断材料が揃ったら、「これからどうしたいか?」を考えることが必要です。
仕事がキツイと思う状態を改善していきましょう。
ここからは仕事を続けるために必要なことや辞めるうえで考えるべきことを解説します。
続けるにしても辞めるにしても共通して大事なことも解説します。
- 「人間関係がキツイ」を改善する
- 「仕事がキツイ」を改善する
- 仕事を続けるか辞めるかを判断する
- 仕事を続けるために必要なこと
- 仕事を辞めるうえで考えるべきこと
- 自己肯定感を高める
「人間関係がキツイ」を改善する
良好な人間関係を築くにはコミュニケーション能力が必要です。
ただし、これは相手が健全な人に限っての話です。
人間関係がキツイならコミュニケーション能力ではなく、メンタルのスキルが必要だと考えてください。
面倒な人の共通点は対等な立場だと考えてくれないことです。
コミュニケーション能力が効力を発揮するのは、お互いに対等な立場だと考えている関係性です。
面倒な人はキャッチボールをしているのではなく、一方的にキャッチしにくい球を投げていることも多いと思います。
ですから、いかに自分が感情をコントロールして不快な感情を手放せるかを考えましょう。
【参考記事】【ムカつく人にイライラしないスキル完全ガイド】怒りをクールダウンさせるアンガーマネジメントとは?
「仕事がキツイ」を改善する
仕事がキツイと思うなら考え方を変えることが大切だとよく言われています。
では、具体的にどんな考え方をどう変えればいいのでしょうか?
ひとことで表現するなら「外発的動機付けではなく、内発的動機付けで働く」になります。
「受動的な考え方から能動的な考え方に変える」と言ってもいいでしょう。
「上司にこう言われたから」とか「上司に怒られないために」と考えると、仕事がキツイと感じます。
自分の成長のために仕事をすれば気持ちがラクになります。
たとえば、「営業が向いていない」と思っている人がいたとしましょう。
お客さんが個人であれば、誰のどんなニーズを満たすサービスかを考えることが能動的に考えることです。
そのサービスが法人向けであれば、どんな会社のどんなソリューションができるのかを考えます。
「扱う商品やサービスは人を喜ばせるものか?それとも助けるものか?」と考えることも必要です。
どんな仕事も
- 誰に何をして喜んでもらうか?
- 誰に何をして助けるか?
この2うちのどちらかです。
ですから「売り込む」と考えるのではなく、喜んでもらう手段だと考えましょう。
「契約を取らないと怒られる」と考えるのではなく、人を助けることだと考えてください。
「この仕事に向いていないから転職しよう」と考えるのもアリです。
「こんな商品は絶対に需要ないよ」と思うものであれば、転職してもいいかもしれません。
ですが、面白い仕事を探すだけではなく、仕事を面白くする工夫も必要です。
上司からの評価を気にして仕事をするのは、罰ゲームで告白するようなものです。
「罰ゲームでキミに告白しなければいけなくなった」と言われたあとに「好きです」と言われてもうれしくないですよね。
本当に自分のことを1人の異性として見てくれて「好きです」と言われたらうれしいですよね。
仕事も同じで「あなたの力になりたい」と考えれば、相手は商品を買ってくれる可能性があります。
「上司に怒られるので商品を買ってください」と考えていると熱意は伝わりません。
仕事を続けるか辞めるかを判断する
これまで仕事がキツイと思う理由を言語化して解決方法を考えることを解説してきました。
すでにメンタルが限界という状態でなければ、まず仕事がキツイ状態を改善するための行動をとりましょう。
どんな仕事も何らかの大変さがあるから乗り越える力も必要です。
「キツイから辞めます」で辞めると乗り越える力は身に付かないですよね。
自分にできることをやってみた段階で、それでも合わないなと感じたら仕事を辞めるのはアリです。
もちろん明らかなハラスメントやブラック企業であればすぐに辞めましょう。
仕事を辞めるとなればお金の不安も考えると思います。
- 仕事を辞めることでのお金の不安
- 今の仕事を続けることでのストレス
この2つのどちらが心の負担として大きいかを考えましょう。
迷ったり悩んだりしているときは、頭の中が整理できていないことが多いです。
頭の中を可視化するためにも書くことがオススメです。
ですから、ぜひワークシートを活用してくださいね。
【ダウンロード】
仕事がキツイと思う理由を言語化するためのワークシート
仕事を続けるために必要なこと
仕事を続けるのであれば、メンタルの強化が必要です。
極端に打たれ弱かったら何事も継続できません。
ちょっとした指摘で心が折れていたら、どんな仕事にも支障が出ますよね。
簡単には成果が出ないことでも、淡々とやり続けるには忍耐力が必要です。
メンタルの強化に必要なことは
- マインドセットや視点を変える
- 柔軟に考える
- 心を整えるスキルを学ぶ
こういうことが必要です。
「今の自分にはメンタルの強化が必要だ」と感じたら「豆腐メンタルを克服するための完全ガイド」を読んでください。
【参考記事】【豆腐メンタルを克服するための完全ガイド】心の強くするレジリエンスとは?
仕事を辞めるうえで考えるべきこと
メンタルは重要ですが、メンタルのケアが必要なら休むべきです。
メンタルのケアが必要な状況で頑張っても何もメリットがありません。
ただ苦しくなるだけです。
メンタルのケアに必要なことは
- ストレス要因から距離を置く
- 休んで回復する
こういったことが必要です。
逃げずに立ち向かうことが必要なときもあれば、逃げることが必要な状況もあります。
メンタルを強くしていくべき理由は、より充実したライフスタイルを手に入れるためです。
ハラスメントに耐えるためにメンタルを強化する必要はありません。
これは注意点ですが、エネルギーが不足しているときに転職活動すべきではありません。
まずは心を回復させてから新しい仕事を探してください。
お金の不安があるなら、ほんの少しでいいので回復の時間を確保しましょう。
できるだけメンタルを回復させて、「もう頑張れそうだな」と思うタイミングで動き出すことをオススメします。
「仕事がキツイと思うのは甘えではありません!だから仕事がキツイということは合っていないから転職したほうがいい」と書いてあるサイトやブログを見たことがありますか?
転職エージェントをゴリ押しするサイトがありますが、転職エージェントの人に心の悩みを相談しても解決しません。
もちろん、転職エージェントを利用するなという意味ではなく、過度な期待をしないほうがいいという意味です。
あくまでマッチする求人をあなたに紹介することが転職エージェントの人の仕事です。
あなたの心のケアまではしてくれません。
自己肯定感を高める
今の仕事を続けるにしても辞めるにしても自己肯定感が重要です。
自己肯定感はエンジンのようなものだと考えてください。
どんなに優れたナビがあっても、エンジンが不調なら目的地に到着できないですよね。
ゴールが「もっと仕事の能力を高めること」であれば、改善点を直視する必要があります。
改善点を直視して「自分はダメだ」と考えていたら前進しません。
「改善点がある自分にも価値がある」と思えるから成長できます。
「この仕事に向いていないかもしれない」と思うのは、能力が低いからではなく自信が持てないことが原因であることが多いです。
特に研修中の期間に自分の能力を疑うのは早すぎます。
辞めたいけれど辞められない事情がある場合も課題は自己肯定感です。
ゴールが「今より自分に合った仕事を見つけること」であれば、「今の仕事を辞めても大丈夫だ」と思えることが必要ですよね。
仕事を辞める勇気を持つためには、「自分を必要としてくれる職場がきっと見つかるだろう」と思えることが必要です。
今の仕事を続けるうえでも辞めて新しい仕事を探すうえでも自己肯定感が大事です。
【参考記事】【自己肯定感を高める7つの方法】自分に自信を持つための完全ガイド
仕事がキツイと思ったときの判断基準まとめ
仕事がキツイと感じて続けようか辞めようかで迷ったら、この記事で解説した判断基準を参考にしてください。
この記事では書くことをオススメしました。
気持ちを書き出すことによってスッキリします。
スッキリできたら仕事を頑張る決断もできれば、仕事を辞める決断もできます。
ですから、ぜひワークシートを活用して書き出す作業をやってください。
ワークシートはぜひ印刷して活用してください。
プリンターを持っていないなら、セブンイレブンのマルチコピーというアプリをインストールしましょう。
ワークシートはPDFです。
PDFのファイルのデータをアプリでセブンイレブンのコピー機に送ることができます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
メンタルの強化とメンタルのケアは違います。
メンタルのケアが必要ならできるだけ早く仕事を辞めたほうがいいです。
もし、あなたが仕事を辞めるなら退職代行について解説している記事を参考にしてください。
■参考記事:【退職代行ってどんなサービス?】退職代行のタイプとオススメ3社
仕事を続けるならメンタルを強化していくことが必要です。
もし、あなたが今の仕事を続けようと思ったら、「人間関係と仕事の悩みを解消する3つの心のスキル」という記事を読んでください。
【参考記事】人間関係と仕事の悩みを解消する3つの心のスキル