職場の人間関係で萎縮してしまったら、どうすればいいでしょうか?

僕は新卒で入社したときに上司に毎日怒られて2回もビンタされたことがあります。

 

「次は何を言われるんだろう?」とビクビクして職場では萎縮していました。

だから職場で萎縮していまって思うように仕事ができないという人の気持ちは痛いほどよくわかります。

 

萎縮している状態から抜け出すためには

  • 転職する
  • 人事に相談したり、異動を希望する
  • カウンセラーに相談する

こういったことも考えられますが、ここでは萎縮しない考え方を持って自力で萎縮する状態を克服することについてお話したいと思います。

 

結論を言いますと、萎縮している状態から抜け出すために必要なことは、2つのものを手放すことです。

その2つのものとは罪悪感と恐怖心です。

 

職場の人間関係で悩んでいる人に対して転職を勧めるブログやサイトが多いですが、心が折れちゃって自信がなくなっている状態なら転職活動をする元気もないないじゃないですか。

まあ転職が悪いわけではないんですけどね。

 

転職を考えてもいいのですが、転職するかどうかに関係なく、まずは心の状態を整えることが大切です。

 

僕が毎日のように怒られていたときは「第二新卒」と検索していたので、逃げたい気持ちがありました。

でも「こんな自分が仕事を変えても今と同じように怒られるのではないか?」とも考えました。

 

当時の僕はそのときの状況を変える気力もなければ転職する勇気も持てなかったのです。

 

僕の個人の意見として転職を否定する考えではないですが、自信がない状態のまま面接を受けても不合格の可能性が高いです。

そうなると「やっぱり自分は価値のない人間なんだ」と落ち込んじゃいますから。

 

ですから萎縮しているときにやるべきことは、心を整えることや自分の存在に価値を感じられることです。

 

転職や異動を希望することなど、環境を変えることが悪いことではないです。

ですが、ここからは環境を変えられない前提で解決方法をお伝えしたいと思います。

 

萎縮しているときに手放すべき2つのもの

  1. 罪悪感
  2. 恐怖心

 

 

萎縮状態から抜け出すために罪悪感を手放す

そもそも萎縮とはどんな心理状態でしょうか?

 

萎縮とは

  • 必要とされていないんじゃないか?
  • 役立たずだと思われているんじゃないか?
  • 存在価値がないんじゃないか?
  • 嫌われているのではないか?

萎縮するという心理状態のときは、こうした考え方が出てきます。

 

そういう気持ちから

  • 怖いと感じる
  • 遠慮してしまう
  • 聞きたいことを質問しにくくなる

という感情や行動になってしまうわけです。

 

こうした気持ちを克服するには自信が必要です。

なので、自信を持ちましょうと言いたいところですが、ここでは「自信をこれ以上失わないためにためにはどうしたらいいか?」をお伝えしたいと思います。

 

  • 心の状態を回復させる
  • 心の状態をより良くする

解決方法には2つアプローチがあって自信を持つことは大切です。

 

自信を持つことも大切ではありますが、自信を奪うものを排除することも大切です。

あなたの自信を奪い萎縮させるものが罪悪感と恐怖心の2つです。

 

よりハッピーになる方法を考えることも重要ですが、ストレス状態をなんとかしましょうということです。

 

まずは罪悪感を手放す考え方をお伝えしますね。

罪悪感を手放すことができれば萎縮せずに仕事のパフォーマンスも上がると言っても過言ではありません。

 

罪悪感を手放せない理由は

  • 今できていることや貢献している部分に気づけないこと
  • 他人の機嫌悪さと仕事の責任を切り離せないこと
  • 反省しすぎること

こういったことが考えられます。

 

罪悪感を手放すにこれからお伝えする考え方を持ちましょう。

 

今できていることを意識する

今できていることや貢献できている部分を意識しましょう。

萎縮してしまう人は「役立たずで、すいません」と思っています。

どんな小さなことでもいいので、あなたが今できていることを思い出してください。

 

できていることが思いつかない場合は「今はしょうがないから、これから頑張ろう!」と考えましょう。

自信も仕事の成果もこれから作ればいいのです。

 

できていることを思い出すときのポイントは上司の評価と切り離すことです。

部下を萎縮する上司なんて、どうせ部下を認めませんから。

 

これは「上司の言っていることを無視していいですよ」とか、「できていないことをできていることにしましょう」ということではありません。

 

自分の思う自分自身の価値は他人からの評価と自己評価でできています。

他人の評価も大事ですが、自己評価をもっと大事にしましょうということです。

 

あなたを萎縮させる人はあなたを評価していないかもしれません。

ですが、職場の全員があなたのことを評価していないでしょうか?

 

あなたの人物評価のトータルが低かったとしても「この部分に関してはいい」と思ってくれている人がいると思います。

 

人に貢献できたときに得られる喜びのことを自己有用感(じこゆうようかん)と呼びます。

自己肯定感という言葉がありますが、自己有用感は自己肯定感にも影響を与える自信です。

 

自己有用感は人に評価されるかされないかに関係なく、他者貢献の行動を自分で評価できる自信だと考えてください。

 

この自己有用感を感じることができれば罪悪感も手放しやすくなり萎縮もしなくなります。

 

あなたが「この部分はOKだ」と思えるものは何でしょうか?

あるいは「この人からは感謝されている」という人は誰でしょうか?

そういうことを思い浮かべると罪悪感を手放せますよ。

 

他人の機嫌の悪さと仕事の責任を切り離す

たとえば上司が怒っていたとしましょう。

上司は本当にあなたが原因で怒っているのでしょうか?

 

心が満たされていない人はちょっとしたことで怒るじゃないですか。

すぐ怒る人は別の場所ですでに怒りをためてきて、あなたの前で爆発させていることも少なくありません。

店員さんにやつあたりする人をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

職場で朝から機嫌が悪い人もそれと同じです。

 

そしてこれが何より大事な考え方なのですが、他人の機嫌の悪さと仕事の責任を切り離すことがすごく重要です。

上司の機嫌の悪さと仕事の責任を切り離せないとビクビクしすぎてしまいます。

 

あなたの仕事の責任はあくまで与えられた作業を終わらせることです。

ミスをしてしまったときはミスに対するリカバリーの行動をとることです。

 

決して上司の機嫌の悪さをなんとかすることではないのです。

ですから、こういうイメージを持ってください。

 

自分の責任の範囲内のことを課題という言葉に置き換えて考えてみましょう。

上司の怒りは上司の感情であって、あなたの感情ではありません。

 

つまり上司の怒りはあなたの課題ではないということです。

自分と相手の課題を線引きする境界線があるという考え方を持ってください。

 

境界線を引いたうえで、あなたの仕事の責任は何でしょうか?

 

わざと罪悪感を与えるような発言をする人もいますが、そういう人がいたときに「今この人はわざとこういう発言をしているんだな」と気づかなければいけません。

これは変なクレーマーにも同じことが言えます。

 

罪悪感を与えて優越感を持ちたかったり、自分の要求を通したいだけなのです。

ひどい人だと困らせることが目的になっている人もいます。

 

もちろん仕事でミスして逆ギレしろということではありません。

ですが、「その人が怒っている理由は本当にすべて自分に対してなのか?」も考えたほうがいいです。

 

「この人は自分にいろいろ言ってきているけど、冷静に考えてみたら自分のせいではないな」と気づければ萎縮しなくなります。

 

仮に自分が悪かったとしても、その人が不機嫌であることと仕事の責任は切り離しましょう。

 

同じ問題が起きてもAさんは大激怒だけど、Bさんは怒らないということがあるからです。

この場合Aさんが勝手に不機嫌になっているという考え方もできます。

 

「でも、それって自己中心的な考えではないですか?」と考えてしまいますよね。

 

そこで大事なのが

  • わざと怒らせることはダメ
  • 謝らないことではない
  • 相手が怒っている責任は持たないけれど、貢献したいという気持ちを持つ

こういった考えです。

 

その中でも特に貢献したい気持ちは重要です。

 

「あなたの機嫌の悪さは私の責任ではありません」という考え方だけだと、敵対心を持ってしまうように思えますよね。

 

「あなたの怒りの感情には私が責任を持つことはできませんが、貢献したいという気持ちはあります」

こういう考え方を持ってください。

 

貢献したいという気持ちがあれば貢献できたと思える自信の自己有用感が満たされて、職場での居心地の悪さもうすまっていきます。

 

反省のデメリットを考える

気持ちが沈んでいるときは本来の自分ではいられなくなります。

反省しすぎるとやるべきことに集中できません。

 

罪悪感が手放せないままでいると、ミスしやすく新たな罪悪感が出てきます。

 

罪悪感を手放せない理由の1つに許してほしいという気持ちがあります。

  • 「これだけ申し訳ないと思っている自分を許してほしい」
  • 「反省している自分を見てほしい」

こうした許されたいという気持ち罪悪感を手放すのを邪魔します。

 

もちろん誰でも「許されたい」とか「救われたい」という欲求はあります。

それ自体は仕方ないことですが、強すぎると罪悪感を持ち続けてミスを引きずることになります。

 

別の見方をすれば一生懸命やったから申し訳ないという気持ちを持っているのも事実です。

「罪悪感があるのは一生懸命やろうとしていたから」と考えましょう。

 

落ち込んだ表情を見せすぎると、「何か問題があればコイツのせいにしよう」と考える悪い人もいます。

ですから反省は1分以内にして、そのあとは何事もなかったかのように行動しましょう。

 

「自分は一生懸命やろうとしていたから今罪悪感があるんだな。一生懸命やろうとしたんだからいいじゃないか」と自分を許してあげてください。

 

日本人は反省するのもさせるのも好きな人が多いですが、反省しすぎると成長もありません。

反省することの最大のデメリットは自分が成長しないことです。

 

「萎縮してるんだから許してほしい」という気持ちがあなたの成長を止めます。

それに上司の機嫌が良くても悪くても自分のやるべき仕事は変わりません。

 

上司を助けることや奉仕の精神を持つことは大切ですが、誰かの言いなりになるために働くわけではないのです。

上司の気分を良くしようとしても自分の成長にはつながりません。

 

反省しすぎることには

  • 罪悪感を引きずって新たなミスをする
  • 自分の成長を止める
  • 行動が受け身になる

こういったデメリットがあるのを覚えておきましょう。

 

反省よりも改善が大事なのです。

長い時間の反省にはデメリットがあることを踏まえて、「反省よりも改善が大事」と考えてください。

 

開き直るのも問題ですが、罪悪感を抱えることが目的ではないのです。

  • 罪悪感を抱えて仕事のパフォーマンスを下げる
  • 罪悪感を抱えずに仕事のパフォーマンスを上げる

どちらのほうが望ましい状態でしょうか?

もちろん仕事でミスをしてしまったら、周りの人に謝る必要はあります。

ですが、ずっとそのことを考えるのも良くないです。

反省しすぎると受け身になります。

 

受け身になるというのは、

  • 怒られたからやる
  • 怒られないように仕事する

こういう考え方になってしまうことが受け身になることです。

 

同じ作業をするのでも自分の意思や自分の判断でやれば能動的になります。

 

「上司がこう言ってきたから」とか「これやらないとあの人がうるさいから」などの理由で動くのは受け身の働き方です。

それはやらされる仕事になってしまいます。

 

たとえ誰かの指示であったとしても「この人の言っている内容は理解できるし、やる必要性を感じる」と思えば、受け身ではありません。

こういう考え方であれば能動的な仕事になります。

 

萎縮してしまう人だけでなく、仕事のモチベーションが下がる人にも同じことが言えます。

 

仕事のモチベーションが下がる人は、

  • 「あの人がこう言ったから」が行動の動機になる
  • 怒られないことが目的になる

こうなってしまっていることが多いです。

 

くり返しになりますが、相手が怒っていることを自分の責任として捉えないようにしましょう。

自分以外の感情の責任を感じてしまうと、しなくていい反省もしなければいけなくなります。

 

「私はあなたのパパでもママでもないから、自分の機嫌は自分で責任を持ってください」ぐらいの気持ちを持ちましょう。

 

上司は王様ではありません。

お客様は神様ではありません。

 

誰がどの程度怒っていたとしても、自分のやるべきことは変わりません。

仕事の内容は他人の機嫌で決まるものではないのです。

 

あなたが仕事でミスをしてしまったときに「そんなことを思うのは人として最低なのでは?」という考えも浮かぶと思います。

ですが、自分のことを王様だとか神様だとか勘違いしている人のほうが最低です。

 

それに仕事でミスをしてしまった人に対して「まったく余計なことをしてくれたもんだな」みたいなことを言う人のほうが最低じゃないですか!

 

申し訳ないという気持ちを最小限に持ちましょう。

あなたのやるべき仕事は上司のご機嫌とりではありません。

 

そのためにも反省しすぎないことが大切です。

「開き直るみたいでイヤだな」と感じるのであれば、「貢献しよう」と考えましょう。

 

「貢献しよう」と考えられれば、反省しすぎないことが最低な人とか自己中心的な考えではないと思えるはずです。

 

萎縮から抜け出すために恐怖心を克服する

萎縮する状態から抜け出すには罪悪感と恐怖心を手放すことが大事だとお伝えしましたが、ここからは恐怖心について解説します。

 

恐怖心はトラウマのようなものだと言ってもいいでしょう。

トラウマと聞くと大げさに聞こえるかもしれませんが、人は大なり小なりトラウマのようなものを持っていても不思議ではありません。

 

過去に恐怖心を感じていた人物と似ている人物が職場にいますか?

この質問の答えがYesなら、過去に出会った人物と今職場にいる人物とを重ね合わせている可能性があります。

 

今のあなたを萎縮させる自分物と幼少期に恐怖を与えた人物には共通点があることが多いです。

今苦手だと感じている理由は幼少期からの恐怖心であるケースもあるということも疑ってみましょう。

 

僕の姉は気が強く、僕に対して高圧的なことが多々ありました。

男性の上司にも萎縮していたことはありますが、気の強い女性もかなり苦手でした。

 

気の強い女性が苦手なまま働いていたので、人一倍おつぼねさんタイプの女性にビビッてしまうわけです。

 

もちろんおつぼねタイプは嫌われやすいので、好きという人はいないかもしれません。

ただ他の人より僕は恐怖を感じやすかったということが言えます。

 

  • 自分が8歳のときに40歳の父親からDVを受けた過去がある
  • だから40歳前後の男性を見ると、どうしてもそのときの恐怖を思い出す

このレベルの大きなトラウマや深い傷であれば、専門家のところへ行ったほうがいいです。

 

小さなトラウマのような気持ちや恐怖心であれば、気づくだけでラクになることはよくあります。

 

自分が過去に恐怖心を与えられた出来事や人物と、今起きていることや今いる人物は違うと考えるだけで解放されることもあります。

 

  • あのときの人物と今いる人物は違う
  • あのときの自分と今の自分も違う

こう考えられれば恐怖心も手放せるでしょう。

 

「過去に恐怖を与えた人物とこの人を重ね合わせているだけだな」と気づければ苦手意識もなくなり、敏感に反応しなくなります。

 

萎縮の引き金になる言葉や出来事を知る

では、ここからは萎縮してしまう相手に対する恐怖心を手放すために必要な考え方を具体的に解説していきます。

 

萎縮してしまう相手に対する恐怖心は過去と重ね合わせている可能性があるという話をしましたね。

 

なぜ過去と状況も人物も違うのに恐怖心を持ってしまうのでしょうか?

 

それは、その人の発する言葉が恐怖心を持たせるキーワードになっているからです。

「これを言われると傷つく」という言葉もあるでしょう。

 

ですから、「こういう言葉を言われると萎縮しやすい」という言葉はどんな言葉かを知っておきましょう。

自分が敏感に反応してしまう言葉です。

 

言葉だけでなく、こういう人に萎縮しやすいということも知っておきましょう。

 

たとえば

  • 「余計なことをしてくれたな」と言われると罪悪感が大きくなる
  • 「うざい」という言葉に敏感である
  • オラオラ系の男性が苦手
  • おつぼねさんタイプの気の強い女性が苦手

といった具合で考えてみましょう。

 

また共通点がないように思えて実は共通点があるということも知っておきたいところです。

 

たとえば、働いていて傷ついた言葉、萎縮する引き金になった言葉に次のようなものがあるとしましょう。

  • 「違うよバカ」
  • 「もういいよ貸せ!」
  • 「やらなくていいよ」
  • 「だから余計なことをするなって言っただろ?」
  • 「あっち行ってろ」

これらは共通点がなさそうに見えますよね。

 

この言葉を言われた状況が

  1. 何かの作業をする
  2. 「違うよバカ!もういいよ貸せ!」と言われる
  3. 萎縮する

こういう順番で起きていたとしましょう。

 

そういう状況があったなと思ったら

  • 何の作業をしているときが多いか?
  • 誰から傷つく言葉を言われていることが多いか?

こういったことを考えてみましょう。

 

すると、自分が萎縮しやすい状況や自分を萎縮させる人物の傾向が見えてきます。

 

  • こういう言葉を言われると萎縮する
  • こういう人物に萎縮しやすい

この2つを確認しておきましょう。

ちなみに僕の場合は先ほどもお伝えしたように、昔は気の強い女性が苦手で強い警戒心を持っていました。

自分の経験を振り返ってみると、気の強い女性には恐怖心を持ちやすかったなと思います。

 

傷つく言葉は

  • 「なんでそんなこともできないんだよ?常識だろ?」
  • 「それできないのお前だけだよ」

こういった言葉が劣等感、罪悪感、恐怖心などイヤな気持ちになる引き金になっていました。

 

こういう言葉の共通点は

  • みんなが知ってるけど、お前だけが知らない
  • みんなできるけど、お前だけができない

こう考えてしまうからイヤな気持ちになりました。

 

「みんな◯◯だけど、お前だけ△△だよ」という言葉が萎縮しやすかったということです。

こういうキーワードが出てくると、「自分1人だけお荷物なのか?」みたいなことを考えていました。

 

「自分1人だけできない」と考えると、自動的に「自分はみんなから嫌われている」と考えてしまいます。

でもね、これは妄想なんですよ。

 

たとえばAさんとBさんの2人から嫌われているとしましょう。

でも自分としてはその状態を「みんなから嫌われている」と感じてしまうこともあるでしょう。

 

「AさんとBさんの2人から嫌われている」というのが真実です。

「みんな」という解釈のことを一般化と呼びます。

 

一般化は一部の情報を全体として考えてしまうことです。

この場合だと「2人だけに嫌われている」ということを「みんな」と解釈してしまっていますよね。

 

僕の場合は「お前だけ」とか「みんな」という言葉がイヤな気持ちになる引き金だったのです。

 

今は何とも思わないですが、常識という言葉を出されるとバカにされた気分になると同時に「どうせ自分は役立たずだ」という気持ちにもなりました。

 

「みんな」とか「お前だけ」というキーワードが出現すると、孤立したような気持ちになっていたのです。

気の強い女性に関しては発言内容ではなく、人物そのものに萎縮していました。

 

そういうことが自覚できただけでも心がスッキリする感覚が得られます。

あなたも萎縮の引き金になる言葉と人物を思い出してみてください。

 

あなたがイヤな気持ちになるキーワードは何でしょうか?

あるいは萎縮させる人物はどんな特徴を持っているでしょうか?

 

それを知っておくと「自分はこういう言葉に対して、こういう人物に対してこういう反応をするんだな」と気づくことができます。

 

不思議なことに具体的な解決策がなかったとしても、気づくだけで落ちつけることがよくあります。

心の傷は小さなうちから対処しておきましょう。

心の傷が大きくなると「自分は存在価値がない」という考えになってしまいます。

 

「自分には存在価値がない」ということを感じ始めたら、何もかもうまくいかなくなります。

仕事だけではなく、他のことにも影響が出ます。

 

僕は上司に萎縮しているときは休みの日にも上司のことを考えてしまっていました。

  • 昨日はかなり機嫌が悪かったな
  • 明日はどんなことで怒られるのだろう?

休みの日にこういうことを考えると、休んだ感じがしないんですよね。

 

あなたは休みの日に仕事で起きたイヤなことを思い出していませんか?

 

過去に起きた出来事がくり返されるとは限りません。

職場にいる人が過去に出会った人物と同じ行動をとるとは限りません。

 

苦手意識を勝手に持っている相手に対して無条件に警戒していることを認識することが大切です。

 

  • 「過去に自分を傷つけた人物と今目の前にいる人物は違う」と考える
  • 「過去の出来事と重ね合わせているだけだな」と気づく
  • たとえ過去の人物と似ていても明日も同じことが起きるとは限らない

こういうことを考えられることで、「大丈夫だ」と思えるようになります。

 

「大丈夫だ」と思えることが萎縮する状態から抜け出すきっかけになりますよ!

つまり、大丈夫だと思えるようになるためには過去と現在を切り離して思考をリセットしましょうということです。

 

今と過去を切り離してリセットするために引き金になるキーワードを知ってスッキリしておきましょう。

 

 

あなたを萎縮させる人には実害がない

職場も含めてですが、ある一定数すぐ怒る人がいます。

大声で怒鳴る人もいますよね。

 

すぐ怒る人や怒鳴る人がいると萎縮してしまいますよね。

でも冷静になって考えてみると、実は具体的な被害がないことに気づけます。

 

  • 考え方①職場で萎縮するのはツライ
  • 考え方②萎縮させる人には実害はない

 

①の考え方も正しいですが、②の考え方も正しいです。

このように1つの出来事や同じ状況でも複数の解釈を持つことが大切です。

 

萎縮しているときは気持ちが沈んでいるときです。

仕事でミスをしてしまって上司から怒られたとしましょう。

 

そういうことが起きたら気持ちも沈んでしまいますよね。

気持ちが沈んでから回復するまでには3段階あります。

仕事でミスをしてしまって萎縮しているときは①の底打ちと呼ばれる段階です。

底打ちのときに必要なのは違う視点を持つことです。

 

怒られて萎縮しているときであれば、「実害はない」という視点を持てることで立ち直りが早くなります。

 

「そういうふうに考えられれば気持ちがラクになる」という考えを持つことが心の回復に必要です。

 

  • 気持ちが沈んでいる①の底打ちの状態から違う視点を持って、②の立ち直りの段階に入る
  • ②の立ち直りの段階から③の「こういうことば学べた」という段階を経験して成長する

この①の底打ちの状態から③の教訓化の状態にしていく力のことをレジリエンスと呼びます。

レジリエンスの能力が高い人は、たとえ萎縮するようなことがあっても立ち直りが早いです。

 

萎縮してしまう状況で心がラクになる視点はいろいろあると思いますが、「萎縮させる人には実害はない」というのが持つべき視点の1つだと言えます。

 

 

萎縮しないで質問するための考え方

聞きたいけれど聞きにくい人っていますよね。

質問すると「そんなこと聞くなよ」と言ったり、あからさまにイヤな表情をしたり。

 

質問して「そんなことを聞くなよ」とか「それぐらい自分で考えろよ」と言われると、次に質問するときに怖くなってしまいますよね。

 

そういう人が職場にいるなら「遠慮することは問題を発生させる原因になる」という考え方を持ってみてください。

 

ミスの原因は

  • 怠慢によるミス
  • 適性の低さによるミス
  • 恐怖心からのミス

この3つがあります。

 

怠慢によるミスと適性の低さによるミスについての説明はここでは省きます。

 

恐怖からのミスは罪悪感が強すぎることや反省しすぎることが原因です。

そして、罪悪感や反省のしすぎは遠慮してしまことにつながりますよね。

 

確認しないのではなく、確認できないのです。

メモしないのではなく、メモできないのです。

 

ホウレンソウしないのではなく、怖くてホウレンソウできないと言ったほうが正しいでしょう。

 

「確認しておけばこういうことは起きなかった」ということが起こるのは上司への恐怖心が原因です。

「今さらそんなことを聞くな」と言われるのが怖いのです。

 

自分の評価が下がることや嫌われることを極端に恐れています。

 

誰でもミスするとわかっていても、なぜそれを引きずってしまうのでしょうか?

誰からも好かれる人はいないとわかっていても、なぜビクビクするのでしょうか?

 

  • 自分が今できていることを忘れている
  • 自分をちゃんと扱ってくれる人の存在を意識できていないから
  • 仕事の責任と上司の機嫌を切り離せていない

こういったことが挙げられます。

 

何より自分のことを「価値が低い人間だ」と自分で思っていることが萎縮する根本の原因と言っていいでしょう。

 

自分の価値を感じるためにも、まずは今できていることと自分のことを嫌いではない人を確認しましょう。

できていることと大切にしてくれる人を意識することで、キツイ口調で言われてもミスしても自分は大丈夫だと思えるようになるわけです。

 

  • 「ミスしてしまったけれど、できることだってある」
  • 「あの人は自分に対して攻撃的だけど、大切に扱ってくれる人はいる」

そう考えられれば罪悪感を引きずらず、気持ちが沈んだまま働くことがなくなるでしょう。

 

気持ちが沈んだままになるから新たなミスをしてしまったり、確認すべきことを確認できないままでいるのです。

 

「自分にはちゃんと価値があるから大丈夫」と思えれば、確認したり、聞くことができます。

自分の存在価値を感じるためには貢献できた部分を意識しましょう。

 

貢献できていると思える自信は自己有用感だとお伝えしました。

自己有用感を感じることができれば質問しにくいという状態から抜け出せます。

 

自己有用感を感じることができれば、

  • 「もう一回教えてもらってもいいですか?」
  • 「今メモ取るので」
  • 「もう一回確認したいのですが」

こういうことが言いやすくなり減らせるミスもあるでしょう。

 

もちろん何でもかんでも聞くのは良くないです。

ですが、考えたけどわからないこと、調べたけど見つからないことは聞いていいのです。

 

その場合は「今こう考えているのですが」や「今こういうことを調べているのですが」など今の状況を話すことと自分でも考えていることを話せばいいと思います。

 

それでも「そんなもん自分で考えろ」と言ってきたら、それは上司が悪いです。

上司は教える義務があります。

 

独立して自分で商売やっているなら、自分で答えを出さなければいけないこともあるでしょう。

ですが、会社に雇われている部下に対し「そんなもん自分で考えろ」は冷静に考えてみたらおかしな話です。

 

相手に気を遣うことは大切なことです。

ですが、相手に配慮することと人目を気にすることは別物です。

 

遠慮することをOKとするのでなく、感謝がないことがダメだと考えましょう。

 

遠慮より感謝が大事です。

何かしてもらったら「ありがとうございます」と言えばいいのです。

 

そして、何より大事なのが相手の感情を自分の責任としないことです。

 

くり返しになりますが、このイメージを持ってください。

 

聞きたいことを質問して相手が怒らずに答えてくれるのが望ましいことですよね。

でも、たとえ相手が怒ったとしても相手の怒りは相手の課題であることを意識しましょう。

 

相手の怒りは自分の課題だと考えないことが恐怖心を手放すことにつながります。

結果として相手に質問もしやすくなりますし、確認したいことも確認しやすくなりますよ。

 

まとめ

萎縮しているときに必要なことは罪悪感と恐怖心を手放すこと

 

罪悪感を手放すために

  • 罪悪感を手放すために貢献できていると思えることを意識する
  • 上司の機嫌の悪さを仕事の責任だと考えない
  • 罪悪感を手放すために反省しすぎない
  • 「相手の機嫌の悪さを自分の課題だと考えない」という考え方に加えて、「貢献したい」という気持ちも持つ
  • 「反省よりも改善が大事」と考える
  • 罪悪感を抱えることが目的ではない

 

恐怖心を手放すために

  • 過去の出来事と現在の状況を重ね合わせて相手に苦手意識を持って萎縮することがある
  • 過去と現在を切り離してリセットすることで恐怖心を手放せる
  • 気持ちが沈んでいるときに複数の視点を持つことが心の回復につながる
  • 萎縮しているときであれば「職場で萎縮するのはツライ」の他に「実害はない」という考え方も持つ
  • 質問しにくいなと感じたら「遠慮することは問題を発生させる原因になる」と考える
  • 遠慮より感謝が大事
  • 自己有用感を感じることに加えて相手の感情を自分の責任としないことで、質問しにくい状態を抜け出せる

 

ここでは罪悪感や恐怖心を手放す考え方を解説しました。

人間関係のストレスはコミュニケーション能力よりも心のスキルのほうが大事です。

 

気にしなくていいことを気にしなければ、職場で萎縮しなくなります。

つまり受け流すということですね。

 

「スルースキル」という言葉が少し話題になっていますが、そのスルースキルについて解説したページもぜひ読んでみてください。

 

「スルースキルを習得する方法!受け流すために必要な3つの要素とは?」というページでは、受け流すために3つの要素を解説しています。