なんで自分にだけ冷たいの?相手によって態度を変える人がいてもストレスをためない方法!

あなたは「あの人はなんで自分にだけ冷たい態度なのか?」と思ったことはありますか?

僕は若い女性には優しく接するけど男の自分には冷たい態度をとる男性がイヤでした。

この記事がオススメの人
  • 上の立場の人にはペコペコするのに部下である自分には冷たい態度の上司が許せない
  • 男性と話すときはニコニコしているのに若い女性にはキツイ口調で責めるお局さんが嫌い
  • 自分の好みの女性にだけ優しくする男性を見るとちょっとイライラする

「相手によって態度を変えるのはムカつく」と考えるのは自然なことです。

間違っている考え方ではないですが、その考え方を変えないとストレスがたまります。

 

相手の言動を変えようとするのではなく、自分の視点や考え方を変えることが対処法だと考えてください。

  • 公平さや平等について深く考える
  • 今とは別の視点を持つ

穏やかな気持ちで過ごすにはこの2つが必要です。

 

この記事では自分にだけ態度を変える人の心理とあなたがストレスをためない考え方を解説します。

「柔軟性」「視野を広げる」「許容範囲」の3つがキーワードです。

 

この記事を読むことによって「相手によって態度を変える人はムカつく」とは別の考え方を持つことができて、あなたにだけ冷たくする人がいても気にならなくなります。

 

自分にだけ冷たい人の心理と特徴

自分にだけ冷たい態度の人はいるもので、それは勘違いではありません。

その人は意識して相手によって態度を変えています。

 

やはり相手によって言いたいことを言いやすいとか言いにくいがあるのです。

 

自分より上の立場の人には意見を言えないけど下の立場の人には遠慮なく言えますよね。

女性からは好かれるメリットはあるけど、男に好かれるメリットがないと考えている男性もいるでしょう。

 

ここでは自分にだけ冷たくする人が何を考えているのかを解説します。

 

自分にだけ冷たい人の心理と特徴
  • 自分より弱い立場だから
  • 性別で態度を変える
  • 時間の経過で態度が変わる

 

自分より弱い立場だから

やはり自分よりも弱い立場の人には言いやすいです。

 

「この人はさっきまで笑っていたのに自分と話すときには急にスイッチが切り替わったように態度が違う」と感じたことはありますか?

その人は怒りのスイッチのオンとオフを切り替えています。

 

怒りは出し入れ可能なツールなので、実は出したり引っ込めたりができるのです。

自分よりも強者に対しては怒りを引っ込めて、弱者と接するときは怒りを出すことは可能だということです。

自分の上司にはペコペコして部下には冷たい態度をとる人っていますよね。

会社で上司に対しては謙虚なフリをして、店員さんには横柄な態度をとる人も怒りを出したり引っ込めたりしています。

 

性別で態度を変える

女性と話すときは上機嫌だけど男性と話すときは不機嫌になる男性は「男に好かれるメリットはない」と考えています。

その逆で男性社員にはフレンドリーだけど、若い女性には冷たい態度のお局さんもいますよね。

女性には優しいけど男性にはキツイ口調の男性上司は、

  • やっぱり男だから女性から好かれたい
  • 自分は男だから男に好かれるメリットなんてない
  • 女の子にキツイ口調で言ったら泣かれてしまう可能性があるけど男なら大丈夫だろう

このようなことを考えています。

 

時間の経過で態度が変わる

「はじめまして」とあいさつした頃はフレンドリーに接してくれたけど、今はときどきキツイ口調になるという人もいます。

 初対面のときと印象が違う人は「出会いの始めには言えなかったけど、今は遠慮なく言いたいことが言えるようになった」と考えています。

 

初対面のときは優しかったけど時間が経過してだんだん冷たくなる人は「自分の味方の可能性があると思っていたけど今は敵かもしれない」と考えているのです。

 

新人の頃は優しく仕事を教えてくれたけど、今はキツイ口調で言う人もいますよね。

その人は「もう新人ではないから優しくする必要はない」と考えています。

時間の経過で態度が変わる人は「もうコイツに優しくしなくていい」と考えているから冷たい態度になるのです。

 

自分だけ冷たくされてもストレスをためない3つの対処法

さて、ここからは自分だけ冷たくされているときの対処法を解説します。

結論を言うと、公平さや平等について深く考えて今とは別の視点を持つことが対処法です。

 

あなたは「でも相手によって態度を変える人が間違っていますよ!」と思うかもしれません。

でも、人によって態度を変える相手を変えることはできないのです。

 

自分の捉え方や視点を変えることが唯一の解決方法だと考えてください。

ここでは3つの考え方を解説します。

自分だけ冷たくされたときの対処法
  1. 平等とは何かを深く考える
  2. 大切にされるとは何かを深く考える
  3. 自分のことを大切にしてくれる人にフォーカスする

 

①平等とは何かを深く考える

自分にだけ冷たい人がいても穏やかな気持ちで過ごすには

  • 公平であるべきだ
  • 平等でなければならない

この2つの考え方に柔軟性を持たせることが必要です。

 

あなたに考えてほしいのですが、

  • 自分だけ冷たくされる
  • 相手によって態度を変える人を見る

なぜこういうときに不愉快な気持ちになるのでしょうか?

 

それは「公平であるべきだ」とか「平等でなければならない」という考え方を持っているからです。

もちろん、この2つの考え方は間違っていません。

 

正しい考え方なので完全に手放さなくていいのですが、自分の苦しみの原因になっていることは事実です。

だからこそ「公平であるべきだ」と「平等でなければならない」に柔軟性が必要だと考えてください。

 

やっぱり相手によって言いやすいとか言いにくいがあるのは仕方ないですよね。

あなたが「それは不公平だ」と主張しても相手の言動は変わらないでしょう。

 

かつて僕はこの2つの考え方を大事にしすぎていました。

冒頭でもお伝えしたように若い女性には優しく接するけど男の自分には冷たい態度をとる男性がイヤでした。

 

そこで僕は公平さや平等について考えて、さらに別の考え方を持てないかを考えたのです。

 公平さや平等については僕はこのように考えました。

公平さと平等について考えたこと
  • この若い女性も男性には優しくされるけど、もしかしたらお局さんタイプの人には冷たい態度をとられるかもしれない
  • 仮に男性と話すときはニコニコしているのに若い女性と接するときは冷たい態度の女性がこの職場にいたら、自分が優しくされてこの女性は冷たくされていたかもしれない

     こういうことを考えたら、ある意味で公平かもしれないと思ったのです。

     

    確かに男性の心理として男性に好かれるより女性に好かれるほうがメリットは大きいと思います。

    これは同じ男として理解はできると考えるようになりました。

     

    それに男の僕と一緒にいるときと若い女性と一緒にいるときとで同じ気持ちになることは無理ですよね。

     

    男性の視点で考えると男の僕と一緒にいてもドキドキやときめきはないはずです。

    でも、若い女性と一緒にいれば全く違う感情を持つことは自然なことですからね。

     

    「若い女性と一緒にいたら上機嫌になることは当然で、男の自分と一緒にいても上機嫌にはならないのは当たり前だ」

    そういうことを考えたら「公平であるべきだ」が「公平であることが望ましい」になりました。

     「平等でなければならない」が「平等であることが望ましい」に変わりました。

     

    これはどういうことかと言うと、「公平であるべきだ」と「平等でなければならない」の2つの考え方が柔軟になったということです。

     自分の考え方に柔軟性を持たせることができたので、不愉快な気持ちが少しずつなくなっていきました。

    「自分だけが扱いが違う」と考えているときは視野が狭くなっているときかもしれません。

    「この職場で優しくされている人でも環境が変われば、誰かに冷たくされる可能性もある」と考えられると視野が広がりますよね。

     

    自分にだけ冷たい態度をとる人も誰かから冷たくされているかもしれません。

    もちろん「だから人に冷たくしていい」という理屈にはなりませんが、ある意味で公平さや平等であると言えます。

     

    ②大切にされるとは何かを深く考える

    「大切にされるとは何か?」について考えると許せることが増えます。

     「公平であるべきだ」と「平等でなければならない」の2つの考え方に柔軟性を持たせる考え方を解説しました。

     

    多かれ少なかれ人は誰でも「公平であるべきだ」とか「平等でなければならない」という考え方を持っています。

    それはなぜだと思いますか?

     

    その答えは「大切にされたい」と思っているからです。

    人は誰でも「大切にされたい」とか「自己重要感を満たしたい」と考えています。

     

    公平さを感じないと「大切にされていない」と感じます。

    平等ではないと思えば「自分だけ扱いが違う」と感じます。

    大切にされたいと思うから公平さや平等であることを望むわけです。

    だからこそ「大切にされるとは何か?」と考えて、許容範囲を広げる努力をすることが対処法だと考えください。

     

    たとえば職場の誰かが旅行に行くと「お土産を買ってきたのでよかったら食べてください」と言って職場でお菓子を配る人がいますよね。

     

    もし自分だけそのお菓子が配られなかったら、ちょっとガッカリしますよね。

    そのガッカリは「お菓子を食べられなかったからガッカリ」ではなく「大切に扱われなかったからガッカリ」であるはずです。

     

    そういう状況で「なんで自分だけ扱いが違うの?」と考えてイライラしても何も解決しません。

    ですから、「自分だけお菓子が配られなかったから大切にされていない」という考え方に柔軟性が必要です。

     

    「自分だけ◯◯してもらえなかった」とか「自分だけが◯◯される」と感じたときは、柔軟性が必要だというサインだと考えましょう。

    たとえば、「自分だけが怒られる」とか「同じことをしても自分だけが注意される」などを考えたときがまさに許容範囲を広げることが必要な状況です。

     

    では、具体的に何を考えればいいのでしょうか?

    ここでのキーワードは「最低限」です。

     

    「最低限の配慮があるか?」と考えるようにしてください。

    あるいは「最低限の自分のニーズは受け入れられているか?」と考えてください。

     

    最低限の基準は人によって違いますが、仕事をするうえで「最低限これがないとダメと思うニーズが満たされているか?」と考えましょう。

    そして、それ以外のものをプラスアルファとして考えてください。

     

    「旅行に行った人からお土産のお菓子をもらう」というのはプラスアルファですよね。

    それがプラスアルファだと考えると「それがないから職場で大切にされていない」という判断にはならないはずです。

     

    他の人と扱いが違うと感じたときは「最低限の配慮があればOKとしよう」と考えてください。

     とはいえ「相手によって態度が変わるは配慮に欠ける行為だ」と感じるのが自然だと思います。

    そこに関しては視野を広げることが必要です。

     

    自分にだけ冷たくする人にフォーカスするのではなく、他の人にもフォーカスしましょう。

    他の人が自分に優しくしてくれるなら、「最低限のニーズが満たされている」と言えますよね。

     

    「最低限のニーズが満たされているからOKとしよう」と考えられることで許容範囲が広がりますよ。

     

    ③自分のことを大切にしてくれる人にフォーカスする

    自分にだけ冷たい態度をとる人がいても、自分のことを大切にしてくれる人にフォーカスすることで乗り越えられます。

    「公平であるべきだ」と「平等でなければならない」の2つに柔軟性を持たせることは重要です。

    「最低限のニーズが満たされていればOK」と考えて、許容範囲を広げることも重要です。

     

    でも、その人が自分にだけ冷たい態度であることは変わらないですよね。

    人は誰でも大切にされたいと思っていますが、自分の考え方に柔軟性を持たせても「大切にされたい」という気持ちは満たしきれません。

     

    とはいえ、自分にだけ冷たくする人が優しくなることはないでしょう。

    だからこそ、自分にだけ冷たい態度をとる人ではなく、自分のことを大切にしてくれる人を意識することが大切です。

     

    集団でのいじめを除いて、自分にだけ冷たい人が職場にいても他の人からも冷たくされることはないでしょう。

    他の人も「あの人は相手によって態度を変える人だよね」と気づいているはずです。

    あなたのことを理解してくれる人は必ずいます。

    自分にだけ冷たい態度の人がいるとイライラすることもあると思います。

    でも、できるだけ機嫌よく振る舞うことを心がけましょう。

     他の人と接するときにイライラしていたら味方を失うことになります。

     

    そもそも自分にだけ冷たい態度をとる人がいると、なぜ不愉快な気持ちになるのでしょうか?

    それは疎外感とか孤独感を感じるからです。

    自分の味方になってくれる人や理解してくれる人が減ったら、ますます疎外感と孤独感を抱えることになります。

    イライラやガッカリを引きずって、機嫌の悪い状態で他の人に接してしまうことには注意したいですね。

     

    「自分のことを喜ばせるのは自分の仕事だ」と考えて、穏やかな気持ちで過ごせるよになりましょう。

     

    自分にだけ冷たい態度をとる人の対処法まとめ

    「相手によって態度を変えるのはムカつく」と考えるのは自然なことですが、その考え方を変えないと自分が苦しむことになります。

     

    また、相手によって言いたいことを言いやすいとか言いにくいがあるのは仕方がないことです。

    やはり自分より弱い立場の人には言いたいことを言いやすいですよね。

     相手が男性か女性かといったことや時間の経過でも態度は変わることがあります。

     

    「それは許せない」と思う気持ちは理解できますが、

    • 自分の考え方に柔軟性を持たせる
    • 視野を広げて新しい視点で考える
    • 許容範囲を広げる努力をする

    この3つで対処して、ストレスを減らしていきましょう。

     

    これは補足説明ですが、ポジティブ思考はしなくていいです。

    たとえば、自分だけが怒られることに関して、「上司は自分に期待してくれているから自分だけに言う」と解釈するのは難しいのではないでしょうか。

     

    無理してポジティブに考えてプラスの何かを探すのではなく、柔軟に考えて視野を広げて許容範囲を広げましょう。

    自分にだけ冷たい態度をとる人の対処法
    • 「公平であるべきだ」と「平等でなければならない」の2つの考え方に柔軟性を持たせる
    • 「それは不公平だ」と主張しても相手の言動は変わらない
    • 「大切にされるとは何か?」について考えると許せることが増える
    • 「働くうえで最低限のニーズが満たされていればOK」と考えて、それ以外のことはプラスアルファだと捉える
    • 自分のことを大切にしてくれる人にフォーカスすることで乗り越えられる
    • 味方になってくれる人や理解してくれる人が減ったら、疎外感と孤独感を抱えることになるのでイライラを引きずることには注意

     

    さて、この記事で解説したことを今のあなたの状況を改善するために活用してほしいので、次の質問の答えをエクササイズとして考えてください。

    エクササイズ

    Q今あなたが置かれている状況に対して、どんな情報をピックアップしてどんな捉え方をすれば「公平であるべきだ」と「平等でなければならない」の2つが柔軟になりますか?テキストが入ります。

    この記事では柔軟性が大事であると解説しました。

    心には筋肉があるという考え方があり、その1つの要素が柔軟性です。

     

    「スルースキルが高い人の特徴とは?6つの心の筋肉を鍛えるとストレスが減る」という記事で柔軟性を含めた6つの要素を解説しています。

     

    心の筋肉を鍛えることによって我慢とは別の感覚を持つことができるようになります。

    心の筋肉を鍛えることによって「これが受け流す感覚か」と感じることができるようになりますよ。

     

    ぜひこの記事もチェックしてみてくださいね。