職場での新人いじめを含めて強い立場の人が弱い立場の人を攻撃することってありますよね。
- 新人いじめ
- 派遣の人への嫌がらせ
- おつぼね様のマウントをとる行為etc
こうした状況のときは、自分の存在価値を自分で疑ってしまいます。
「自分は弱い人間なのだろうか?」とか「自分はこの人が言うように甘えているのだろうか?」と考えてしまいがちです。
ですが、そんなことはありません。
慣れないことを経験すれば誰でも戸惑います。
人は変化があればストレスになります。
たとえ結婚、留学、昇進など、自分にとっていいことであったとしても、環境の変化は心の負担になります。
特に就職のために引っ越してきた人など新しい環境に慣れていない人は
- 新しい家に住む
- 今まで乗らなかった電車に乗ること
- 新しい人間関係
- 新しい仕事
- 学生から社会人への立場の変化etc
このように新しいことだらけだから心の負担が大きいわけです。
その変化での負担を先輩や上司が
- 自分の新人時代を忘れている
- ずっと同じ会社にいるために理解できない
こういったことがよくあります。
だから冷たくなりがちで、平気で「そんなこともできないの?」と言ってしまいます。
嫌味を言ってくる先輩や上司だって環境が変われば、できないこともあるはずです。
職場で「オレ様はここのボスだぞ」と偉そうにしている人でも、別の場所に行けば新人さんです。
だからできない何かがあっても、あなただけではありません。
人として自然な結果だと言えます。
できないのは慣れていないだけか、もしくはグチグチ言われてやる気がなくなってしまっているだけです。
決してあなたが無能だからではありません。
言い方を変えれば、慣れればできるようになるということです。
やる気が回復すればできるようになるということです。
よく「ウチの会社で頑張れずに辞めるヤツがよその会社に行って通用するわけないじゃん!」と脅す上司がいます。
でも、そんなことはありません。
できないという刷り込みに負けないでください。
新人いじめ、派遣への嫌がらせ、マウントをとる行為などは「お前はできないヤツだ」という洗脳です。
洗脳に負けずにできる自分をイメージし続けてくださいね!
この記事はこのような人のために書きました!
- 就職したばかりの新入社員の方
- 派遣登録して新しい現場に配属になった方
- 新しくパート始めた主婦の方
- 転職したばかりの方
- 初めてアルバイトする学生の方etc
このように新しい環境にまだ慣れていない方に参考にしてもらいたいなと思います。
新人いじめをする人の心理
新人いじめをする人は何を考えているのでしょうか?
原因っぽいこととして、
- 仕事が遅いから
- ミスが多いから
- 仕事ができないから
こういったことが挙げられますが、これらは表向きの理由です。
新人いじめに限らず自分が過去にされたことを先輩や上司の立場になったときに同じことをする人がいます。
彼らは「自分が若いときにされたからキミも同じ経験をすべきだ!」と考えているのです。
なぜそんなことを考えているのでしょうか?
キーワードは「劣等感」です。
社員が派遣に嫌がらせをするなら、その社員は出世できなかったと思っている可能性があります。
自分が負け組だと感じているから見下す相手が欲しいのです。
新人さんにわざと仕事を教えないことや質問に答えないことも同じ理由です。
すべては「劣等感」という言葉で説明ができてしまいます。
彼らにはどんな特徴があるでしょうか?
どんな意図があるでしょうか?
新人を低く評価したい
自分の仕事のレベルが高くないと新人さんに限らずマウントをとる相手がほしくなります。
そういうタイプの人は新人時代の劣等感を引きずっている可能性が高いです。
できていることでもダメ出しをする先輩がいるとしたら、その人は新人さんを低く評価したいと考えています。
新人さんを低く評価することで「自分はマシだと安心したいから」と考えると、その先輩の言動の意図が読めてきますよね。
あなたの先輩や上司などがそういうタイプの人かどうかを観察してみてください。
新人に仕事の能力を上げてほしくない
もし、新人さんがレベルアップしてしまったら、先輩や上司との力の差が小さくなりますよね。
もちろん、その先輩や上司の人もレベルアップするなら力の差は変わりません。
でも努力をすることができない人ならどうでしょうか?
マウントをとることや見下す発言をしないと心が落ちつかないですよね。
彼らには「新人さんの仕事のレベルが上がると自分の立場がなくなる」という恐れがあります。
新人さんの自立を恐れているのです。
相手と自分の力の差が縮まってしまうのが怖いのです・
新人いじめをして安心したい
「相手より自分のほうが上」と考えると安心できます。
新人さんが萎縮することで「自分は価値がある」と思っているのです。
新人さんや派遣スタッフにマウントをとる人ってこういうこと言いませんか?
- そんなことも知らないの?
- そんなこともできないの?
- 使えないヤツだな
こういった発言は自分が安心するためなのです。
キーワードは「劣等感」とお伝えしましたが、イメージできたでしょうか?
新人いじめをされても心が折れない5つの方法
新人いじめをする人は自己肯定感が低く心が満たされていません。
だからこそ、あなたに劣等感を与えることで安心したいのです。
そういう人が自分の先輩とか上司だったら、どうすればいいでしょうか?
それは劣等感に押しつぶされない考え方をあなたが身に付けることです。
新人いじめや派遣いじめで受けるストレスの正体は劣等感です。
「そんなこともできないの?」と言われると、
- 自分は何ひとつ満足にできないダメ人間なのか?
- 何も知らないバカな人間なのか?
といったことを考えてしまいます。
劣等感を上回る自己肯定感を自分が持っていれば心が折れません。
自己肯定感は自分の価値を確認できれば下がらないのです。
もちろん退職や相談することなども場合によっては必要です。
入社してすぐに辞めることはなるべく避けたいところですが、絶対にダメなわけではありません。
ただ、どういう選択をするにしても心が折れていては行動する勇気も持てませんし元気にもなれませんよね。
ですから心の状態が大事です。
①小言は聞き流して情報のみをピックアップする
新人いじめをする人は見下す言い方をするかもしれません。
余計なひとことを言うかもしれません。
- 人格否定の言葉
- 見下すような言葉
- 余計なひとことetc
これらは聞き流して指示の内容だけをピックアップするようにしましょう。
余計な情報はすべてスルーして、指示の内容に対して「わかりました」とだけ言ってください。
「自分は何をすればいいのか?」という情報だけが必要なので、
- つまり◯◯をすること
- この人は◯◯しろと言っている
こういう部分だけを聞くことを心がけましょう。
まるで普通に指示されたかのように自然体で振る舞えるようになってくださいね。
②現在の成長のプロセスを意識する
たとえ新入社員でも右も左もわからないなりに、できていることはあるはずです。
働き始めてから、あなたは何を覚えましたか?
何もないということはないでしょう。
できないことや知らないことではなく、できていることや知っていることにフォーカスしましょう。
「昨日こんなこと覚えたな」とか「こういうことができたな」ということを思い出すことで、自分の存在価値を感じられるようになります。
注意したいのは人と比べることです。
周りの人がどうかではなく、自分がどう成長しているかを考えましょう。
今あなたは成長しているプロセスにいます。
その成長の過程に価値を感じましょう。
③今起きていることを誰かに話す
今起きていることをネタにするつもりで過ごしましょう。
ネタにするというのは、「コイツすごいな・・・この性格の悪さは金メダル級だな・・・」といった具合に考えることです。
ネタにするつもりでいると、おもしろがれる自分になれます。
その人のモノマネをするつもりで言われた言葉を覚えておき、人に伝えてもいいと思います。
「誰かにネタとして伝える」という目的を持つと、悲観的に考えずに気持ちが少しラクになりますよ。
あなたが転職したばかりの人は前の会社で仲が良かった人に話してみましょう。
あなたが就職したばかりの新入社員であれば、学生時代の知り合いに話してみましょう。
今までただのストレスでしなかった出来事を笑い話にできたら、心が強くなっていると言えます。
不愉快な気持ちにさせられることも多いと思いますが、笑い話にするつもりで新人いじめをする人と接するようにしましょう。
④自分で自分を評価する
新人いじめに限らずですが、自分の評価をすることが大切です。
「自分は好かれている」と思える感覚のことを自己好感と呼びます。
「自分は貢献できている」と思える感覚のことを自己有用感と呼びます。
新人いじめを受けたら自信がなくなってしまいますが、具体的には自己好感と自己有用感という自信が下がります。
ですからこの2つの自信を回復させることが大切です。
自信を回復させるためには評価を求めすぎないようにしましょう。
新人いじめをする人はあなたを低く評価したいと考えています。
ですから、あなたがどんなに頑張っても評価されることはありません。
「評価されなくても貢献できている感覚を持てればOKで、評価されたらもっとOK」だと考えてください。
「上司は評価はしてくれないけれど、自分としてはこの部分が頑張れたと思う」と自己評価できれば自己有用感を持つことができます。
さらに新人いじめする人でなく、あなたを評価してくれる人を意識できれば自己有用感をもっと感じることができるはずです。
⑤心を整えるスキルを身に付ける
どんな仕事でもどんな業界に身を置くことになっても心を整えるスキルは役立ちます。
ですから、今の職場を辞めることになっても続けるにしても、心を整えるという考え方を持ってほしいと思います。
心を整えるスキルはいろいろありますが、すべてをここで語ることはできないので1つだけ解説します。
僕のオススメは頭の中で音楽を再生するという方法です。
心を整えるためにあなたの脳を使ってください。
仕事の現場にいるときはもちろん、現場に向かう途中で好きな音楽を頭の中で再生してみましょう。
というのも、あなたの脳内環境を良くする必要があるからです。
新人いじめをする人は「お前の価値は低い」というメッセージをあなたに送っています。
悪口などの良くない情報を脳にインプットすると自己肯定感は下がります。
自己肯定感が下がるというのは脳内環境が悪くなるということです。
脳内環境が悪くなるとネガティブなことばかり考えてしまいます。
「自分はダメだ」とか「この仕事に向いていない」といったことを考えるようになるということです。
ですから、新人いじめをする人にあなたの脳内環境を荒らされないためにもポジティブな何かを考える必要があります。
思考は感情に影響を与えます。
つまり、あなたの脳内環境が良くなればストレス状態も改善するのです。
楽しいことを考えると気分も楽しくなりますよね
逆にイヤなことを思い出すと気分も不快になりますよね。
「脳で感情をつくる」という考え方を持ってください。
ポジティブな何かを考えるなら何でもいいのですが、気分を高めるには好きな音楽を頭の中で再生することがオススメです。
ぜひ好きな音楽を頭の中で再生して心を整えるという方法を試してください。
新人いじめを受け流そう!
新人いじめも含めて仕事の人間関係のストレスに対して「こういうアクションを起こす」という行動による対処は必要です。
ですが、もしあなたが受け流せるようになったら今よりもラクになると思いませんか?
- 退職を考える
- 上司に相談する
- 異動の相談をする
これらは行動としての対処ですよね。
もちろんこれらは必要です。
ですが、「どうすればいいか?」という行動も必要ですが、心の問題として捉えてほしいと思います。
今の状況や出来事をどう捉えるのか?あなたがどう感じるのか?
そういう部分が重要なのです。
新人いじめを受けて平気になれる人はいませんし、ハッキリ言ってパワハラです。
ストレスには必要なものもありますが、パワハラは無意味なストレスなのは間違いありません。
無意味なストレスだからこそ、受け流せたほうがいいのです。
これはやや極論ですが、たとえ自分のことを攻撃する人がいても毎日が楽しければOKなのです。
- 職場にいい人が多いけれど、満たされない何かを感じる
- 職場に攻撃する人がいるけれど、自分の心は満たされている
この2つのうちどちらがいいでしょうか?
ということで、あなたに受け流す力であるスルースキルを強くオススメしたいです。
ぜひこちらの記事を読んでみてください。
【オススメ記事①】【スルースキル習得の完全ガイド】受け流すために必要な3つの要素とは?
【オススメ記事②】【退職代行ってどんなサービス?】退職代行のタイプとオススメ3社