支配欲が強い人とは、どんな人でしょうか?

自信がないから優越感が欲しくて支配欲が強くなる人もいれば、不安があるから高圧的に接して相手をコントロールしようとする人もいます。

 

対処法として挙げられることの1つに「相手と距離を置く」というものがあります。

しかしながら、「距離を置けるんだったら、とっくにやっているさ」と思う人もいるでしょう。

 

もちろん相手の支配欲が強すぎるのであれば、関係を断ち切ることも必要です。

 

ここでは今でも身近に面倒な人がいて困っている僕が人間関係を切ること以外での対処法や考え方をお伝えします。

 

机上の空論ではなく、いわば現役といったところです。

「やっぱりこれが大事だな」と僕が感じて学んだことをここでシェアします。

 

ちなみに僕の身近にいる人は自分のことをエライと勘違いしています。

女王様気分と言えばイメージしやすいでしょうか。

 

この記事の中に「第3の意見を考える」という対処法をお伝えしていますが、自分のことをエライと思っているおばちゃんとの付き合いで学んだことです。

 

支配欲が強い人との人間関係を切るにしても、切ろうと思った瞬間から断ち切れるものではありませんよね。

 

転職するにしても恋愛であれば別れ話をするにしても、支配欲が強い人と別れるまでどう付き合うかを考える必要があります。

 

あなたが冷静さを保てれば「ちょっと支配欲が強くてワガママだけど、なんとかやっていけそう」と思えることもあります。

 

参考:攻撃的な人の対処法 タイプ別の付き合い方とイヤな感情の対処とは?

 

 

 

 

支配欲が強い人の特徴

支配欲とは相手をコントロールしたいという気持ちです。

相手の不機嫌な態度は「いいから言うことを聞けよ!」とか「言っていることは正しいから指示に従ってくれ!」という心理です。

 

支配欲が強い人は

  • 責任感が強い
  • 不安や恐怖がある
  • 自分はエライと思っている
  • 被害者意識がある

こういった特徴があります。

 

これらの特徴を1つだけ強く持っている人もいれば、複数の特徴を組み合わせて持っている人もいます。

 

参考:高圧的な人の対処法!萎縮しないための7つの考え方

 

責任感が強い

支配欲が強い人は「自分の言うことを聞いてほしい」と思っていますが、責任感の強さから「指示に従ってほしい」と思っている人もいます。

 

「~すべきだ」というその人なりの正義感から支配欲が生まれることもあるのです。

だからコントロールすることやされることは全部ダメということはありません。

 

仕事だと職場のルールや業務命令なら従う必要がありますよね。

 

上司からの指示もある意味コントロールなので、相手をコントロールすることが全部ダメだと考えないようにしたいですね。

 

責任感の強さが支配欲になっている人は、

  • 言っていることは正しいけれどキツイ口調の人
  • 「責任感が強いけど、なんか怖いな」と感じる人

こういう特徴の人です。

 

不安や恐怖がある

「部下になめられると上司である自分のメンツが・・・」

支配欲が強い人は不安や恐怖があります。

 

バカにされると心が折れてしまうので、バカにされたくないという気持ちから高圧的にせっしてしまうのです。

 

何かを失う恐怖を持っている人もいます。

その恐怖とは恋愛なら恋人に浮気されることかもしれませんし、仕事なら自分の評価が下がることかもしれません。

 

強がることや相手を支配することで優越感が得られます。

相手を自分の支配下にすることで自信を保とうとしているのです。

 

自分はエライと思っている

「この人はいつから自分の上司になったのだろう?」と思う人っていますよね。

こういう人は平気で年上の人にタメ口だったりします。

 

年上にタメ口の人のすべて支配欲が強い人ではありませんが、偉そうな人っていますよね。

「私はエライからあなたは言うことを聞いて当然」と思っています。

 

 

被害者意識がある

 

すねる、いじける態度で自分の要求を通そうとする人がいます。

「私は被害者だから、あなたは私の要望に応えるべきだ」と考えています。

 

セール品や品薄になっている商品に「この商品はお1人様1つです」というのを見かけることがありますよね。

レジに2つ以上持って行って「こちらの商品はお1人様1つです」と店員さんに言われると、不機嫌になる人を見たことありませんか?

ああいう人は自分の欲しいものをくれなかった店は加害者だと思っています。

 

被害者意識がある人の「なんでダメなの!?」という言葉は「言うことを聞けよ!」という意味です。

プライベートの人間関係なら「お金に困ってるんだから貸してくれてもいいじゃん!」という気持ちです。

 

「お金を貸してくれないあなたは加害者だ」と言いたい被害者意識と「いいからお金貸してよ!」という支配欲があります。

 

支配欲が強い人の対処法

支配欲が強いからといって一概に相手を悪者にすることもできません。

 

確かにやっかいな存在ではありますが、「この人とは合わないから別れる」という選択は考えられる対処法を試してからにしたいですよね。

 

ここでは支配欲が強い人との付き合い方や考え方をお伝えします。

 

自己肯定感を上げる

人間関係には4つのパターンがあります。

  1. 自立×自立→自分も相手も自立している
  2. 自立×依存→自分が自立で相手が依存
  3. 依存×自立→自分が依存で相手が自立
  4. 依存×依存→自分も相手も依存している

当然ですが、自立×自立の人間関係が理想です。

この状態はお互いがお互いを必要としている人間関係です。

 

必要としていることと依存することは全く違います。

自分1人でもできるけど、あえて協力するという人間関係です。

 

支配欲が強い人との人間関係は、自立×依存、依存×自立、依存×依存のいずれかになります。

 

相手の命令に従うことで「この人に貢献している」と思いたい人は、「お金貸して」と言われると貸してしまいます。

 

「お金を貸すことが恋人の助けになる」と信じることは「依存されることが自分の価値」という考えです。

こういう人間関係は経済的には自分が自立で相手が依存ですが、精神的には依存×依存の関係です。

 

「それをやめると自分の価値が下がる」という恐怖があると、Noと言いたいのにNoと言えなくなります。

 

自己肯定感が上がると「自分にふさわしい人は他にいる」と思えるようになります。

 

自分が依存で相手が自立という人間関係についてもお伝えしておきたいと思います。

 

常に自分を支配する人や指示を出す人がいると、自分で考えることや意見を言う必要がなくなります。

「言われたことはやるけど、言われないことはやらない」と考えるようになってしまいます。

 

でも、こういう考え方って消極的で受け身ですよね?

そういう人間関係を続けると自分が正しいと思えなくなっていきます。

 

自分が正しいと思えない→自信がなくなる→自分が正しいと思えないという負のスパイラルに陥ります。

この負のスパイラルを続けると、「自分には価値がないから言えない」と思うようになってしまいます。

 

今の人間関係に依存の要素がある人に注意してほしいことがあります。

「優しいだけが自分の長所だ」と思っている人は要注意です。

 

優しい自分でありたいという気持ちで相手の要望に応えると、それしか自分の価値がないと思ってしまいます。

だからNoのことをNoと言えなかったり、自分の意見が言えなくなるわけです。

でも本当の優しさはwin-winの関係が築けることです。

自分を犠牲にすることは自分に優しくしていません。

 

「優しい人でありたい」と思うなら自分にも優しくしましょう。

 

「私は正しくない・あなたは正しい」というスタンスが自己肯定感レベル1だとしたら、「私は正しい・あなたは正しくない」というスタンスはレベル2です。

 

自己肯定感レベル2より上の「私は正しい・あなたも正しい」というスタンスを目指しましょう。

「私は正しい・あなたも正しい」というスタンスが本当の優しさです。

 

参考:自己肯定感が低い原因と2つのNGワード

 

第3の意見を考える

自分の意見を言うのは大切ですが、相手に反対することではありません。

NoのものをNoということは大切ですが、何でもNoというのも違いますよね。

 

自分の考えを意見①、相手の考えを意見②としましょう。

意見が分かれたら

  • どちらか1つしか選べない状況か?
  • それとも第3の意見を出すことができるのか?

これを常に考えましょう。

 

つまり我慢するか反対するかの2択ではなく、意見①と意見②の要素をピックアップして第3の案を出しましょうということです。

 

職場でときどきあることですが、暑がりな人と寒がりな人がいますよね。

「マジかよ!?」と思ってしまいますが、冬なのに冷房をつけたがる人がたまにいます。

 

「どんだけ暑がりなんだよ!」と思ってしまいますが、暑いと感じることに良い悪いはないのです。

 

あなたは寒いから暖房をつけたいと思っているときに「暑いから冷房つけるよ」と言う人がいたら、どう対処しますか?

 

「はっ!?何言ってんの??」と思うことは相手を否定しています。

くり返しになりますが、相手が暑いと感じることは悪いことではありません。

 

意見が分かれたら第3の意見を出す必要がある状況です。

  • エアコンを送風にする
  • 冷房にするが、設定温度を上げて自分は上着を着る
  • あと1時間は冷房で、その後は冷房を消すか送風にする

こうした選択肢を持つことが第3の意見を出すということです。

 

もちろんA案かB案どちらかしか選べないという状況もありますが、第3の意見を出すことを考えることは常に意識しましょう。

 

反対したり言い返すことは相手を説得しようとしていることです。

違う意見を持っている相手を説得したくなってしまいますが、相手を説得しようとしすぎることは相手をコントロールしようとしていることと同じです。

 

多かれ少なかれ人は誰でも支配欲を持っています。

お互いが相手をコントロールしようと思っていると、言い返すか我慢するかの2択になってしまうのです。

 

だからこそ、常に第3の意見を考えることが大切なのです。

 

相手を理解する

A案かB案のどちらかではなく、第3の意見を出せる状況で相手がNoと言うときもあります。

支配欲が強い人との付き合いでは、相手が自分の要望を受け入れてくれないことは多々あるはずです。

「あの人はワガママでムカつく」と思ってしまうこともあるでしょう。

ですが、「ムカつく」というのはYes(賛成)かNo(反対)でしか考えていないからです。

 

そうではなくてYes(賛成)とNo(反対)の間に理解するという考え方を持ちましょう。

 

第3の意見を提案しても相手がそれを拒否したら、それは相手にとって強いこだわりがあるからです。

「ワガママだな」と感じるとは思いますが、理解することも大事です。

理解するという視点がないと言い返すか?我慢するか?の2択になってしまいます。

 

理解することは大事だとわかっていても「でも・・・」と思うこともあるでしょう。

そういうときは「人間関係は勝ち負けではない」と考えることが必要です。

 

「自分は人間関係を勝ち負けなんかで考えてない」と思っている人でも、話を聞くと「それって勝ち負けの発想では?」と思うことがあります。

 

人間関係を勝ち負けで考えていることに自覚がないのです。

 

何でも言うことを聞いて我慢しろということではありませんが、相手を理解しても自分の価値が下がるわけではないことも覚えておきましょう。

 

対処法の1つ目に自己肯定感を上げるという話をしました。

自分を肯定できない気持ちが残っていると「相手が間違っている」というスタンスになってしまいます。

「相手が間違っていている」と思っていると、どうしても「自分が正しいんだ」と声を大にして言いたくなります。

 

「私は正しい・あなたは正しくない」というスタンスは自己肯定感レベル2です。

自己肯定感がレベル2より上がれば、相手を理解できるようになります。

 

これは「私は正しい・あなたも正しい」というスタンスが持てれば、自己肯定感が上がって自分が成長したとも言えるのです。

 

自分で選択したと考える

支配欲が強い人との付き合いで注意したいことの1つに“やらされ感”があります。

 

  1. 自分の意見を言う
  2. 相手に合わせる

本当は選択肢が2つあるのです。

 

自分の意見を言うのも相手に合わせるのも、どちらも正解です。

ところが実際は「上司の指示だから仕方ない」とか「あの人がやれと言ったから」と考えてしまいがちですよね。

でも本当は、やらされているのではなく、「自分が相手に合わせる」という選択や「指示に従う」という選択を自分で選んだのです。

 

Noと言う選択も自分の意見を言う選択もあったけれど、あえて違う選択をしたのです。

だから文句を言いながら何かをするのはやめましょう。

 

イライラや不満を相手のせいにすることは自分の価値を下げます。

 

「でも相手の支配欲が強すぎて自分の意見は却下されますよ!」ということもありますよね。

 

支配欲が強すぎて付き合ってられないと思ったら、相手と距離を置くことや関係を切るという選択もあります。

その選択も自分で選べるのです。

 

支配欲が強い人との付き合いでも「選択肢を自分でも選べる」ということを忘れないでくださいね。

 

 

 

まとめ

支配欲が強い人とwin-winの関係をつくるのは簡単なことではありません。

 

今でも僕は支配欲が強い相手にてこずっていますが、この記事では学んできたことをシェアしました。

参考にして頂けたらうれしいです。

 

◆支配欲が強い人の特徴

◆相手をコントロールしたいと思っている

 

◆責任感が強い、不安や恐怖がある、自分はエライと思っている、被害者意識がある等の特徴がある

 

◆1つの特徴を強く持つ人と複数の特徴を組み合わせて持っている人がいる

 

◆相手の不機嫌な態度は「いいから言うことを聞けよ!」という意味

 

◆支配欲が強い人の対処法

◆人間関係では自立×自立の関係を目指す

 

◆本当の優しさはwin-winの関係をつくることなので、自分にも優しくする

 

◆我慢するか反対するかの2択ではなく、第3の意見を考える

 

◆Yes(賛成)とNo(反対)の間に理解するという考え方を持つ

 

◆やらされているのではなく、相手に合わせるという選択を自分で選んだことに気づく