攻撃的な人と完全に上下関係ができあがっていると、今さら関係性を変えることは難しいでしょう。
- 攻撃的な人と距離を置く以外の対処法が知りたい
- 攻撃をされたときに受け流す方法を知りたい
- どうすればストレスが減るのかを知りたい
このように思っているのであれば、この記事を参考にしてください。
言い返すか我慢するか?それとも離れるか?
この3つだけではストレスがたまります。
職場の人間関係であれば仕事を変えない限り攻撃的な人から離れられません。
言い返せば職場の雰囲気が悪くなる可能性があり、我慢すればストレスがたまります。
もちろん、「言い返す」「我慢する」「離れる」の3つのいずれかの選択肢が必要な場面もあると思います。
ですが、4つ目の選択肢として「受け流す」というのを取り入れてほしいです。
攻撃的な人の対処法は受け流す方法を具体的に知って実践することだと考えてください。
僕には気の強い姉がいて完全に変な上下関係ができてしまい、子供のときはちゃんと自己主張できませんでした。
新卒で入社した会社で上司にビンタされたこともあります。
20年以上「攻撃的な人」というテーマについて考え続けているのですが、ずっと考え続けてきたうえでの結論が受け流すことです。
もし、あなたが「ただスルーするとだけ言うのではなくて、具体的に教えてくださいよ!」と思ったら最後まで読んでほしいと思います。
- 攻撃的な人の3つの特徴と心理
- 攻撃的な人から自分を守る3つのスキル
- 攻撃的な人の対処法ケーススタディー7選
この記事を読むことによって、受け流すために何が必要なのかを具体的に理解できます。
受け流せるようになると言い返さないで我慢もしないで、それでいて穏やかな心で過ごすことが可能になります。
ただ我慢するのではなくスルーする感覚をあなたにも体感してほしいので、ぜひここで解説していることを実践してくださいね。
攻撃的な人の3つの特徴と心理
攻撃的な人には怒る理由があります。
怒りたくて怒っていると言ってもいいでしょう。
言い方はキツイけど攻撃したいわけではない人との関係性を改善するには、コミュニケーション能力を上げることなどが解決方法です。
ですが、攻撃的な人に関しては今より関係性を良くすることは期待しないほうがいいです。
改善することもありますが、可能性がかなり低いと考えてください。
なぜなら攻撃的な人は相手の自尊心を傷つけたいと思っているからです。
自尊心とは「自分は価値のある存在だ」と思える気持ちです。
つまり、攻撃的な人は「お前の価値を下げてやる!」と考えていると言えます。
あなたは自尊心を傷つけたいと思っている相手と仲良くできるでしょうか?
ここでは攻撃的な人の特徴と心理を3つ解説します。
攻撃的な人の特徴や心理を知って、受け流せるようになる必要性を感じてほしいと思います。
- 劣等感が強い
- 自分より立場が弱い人を攻撃する
- 支配欲が強い
【参考記事】すぐ怒る人が言う「怒りたくて怒っているわけじゃない」はウソ!?
劣等感が強い
攻撃的な人は劣等感が強いというのはよく聞くことですよね。
でも、劣等感を抱えていても他人を攻撃しない人もいます。
なぜ攻撃的な人は他人を攻撃するのでしょうか?
本来、人が劣等感を乗り越えようと思ったら努力や成長が必要です。
でも攻撃的な人はそれができません。
他人に攻撃することによって一時的に自信をキープしているのです。
- マウントをとる
- 同僚なのに上司のような態度をとる
- わざと見下すような言い方をする
こういったことは一時的ですが、劣等感を解消できますよね。
自分より立場が弱い人を攻撃する
人はずっと劣等感を抱えるほど強くありません。
エネルギーのベクトルが努力や成長に向かうことが望ましいですが、攻撃的な人は自分より弱い立場の人を攻撃します。
上司に反抗的な態度をとる部下もいますが、基本的には自分より弱い立場の人を攻撃することが多いですよね。
怒りという感情は上から下に流れるという性質があります。
だから攻撃する人より立場が弱い人や自信がなさそうにしている人はターゲットにされやすいのです。
- 上司→部下
- ベテラン→新人さん
- お客さん→店員さん
- 年上→年下
その職場に長くいる人は新人さんにマウントをとることってありますよね。
マウントをとることで「自分のほうが仕事の能力が上」と考えることができます。
マウントをとることで攻撃的な人は安心します。
お局さんが新人さんにマウントをとるのは弱い立場の人に対する攻撃の典型例です。
【参考記事】お局ババアのストレスを回避する6つの極意!無理して仲良くなる必要なし!
支配欲が強い
攻撃的な人の中には支配欲が強い人がいます。
攻撃的な人は上下関係をつくって支配したいと考えているからです。
マウントをとることや見下すことによって、攻撃的な人は相手をコントロールできると考えています。
すべては相手の自尊心を傷つけるための手段です。
自尊心を傷つけて相手が萎縮すればコントロールしやすくなりますよね。
- 上司がちょっとしたことで怒る
- 職場にあげ足をとる人がいる
- お願いするのではなく命令口調
これらは攻撃的な人の支配欲が強いからこそ起こることです。
完全な上下関係ができると「自分はコイツより上だ」と思えます。
だから攻撃的な人はこれから先もあなたを対等な立場だと考えてくれないでしょう。
コントロールしたいからどうしても下であってほしいのです。
【参考記事】支配欲が強い人の対処法!ストレスを極限まで減らす考え方とは?
攻撃的な人から自分を守る3つのスキル
さて、ここからは攻撃的な人の対処法をお伝えしたいと思います。
攻撃的な人の対処法はズバリ受け流すことです。
そして、受け流せるようになるためには
- 心を整える
- 自尊心を育てる
- 境界線を引く
この3つが必要です。
お局さんや同僚のことを上司に相談しても「あの人はああいう人だから」と言われることは少なくありません。
上司のことを他の職場の人に話しても「あの人はああいう性格だから」と言われることもあるでしょう。
人事や総務の人に相談しても攻撃的な人の性格は変わりませんし、異動したくても希望が叶うとも限らないです。
誰かに相談することが必要な場面もありますが、自分を守れるのは自分だけだと考えまししょう。
自分を守るためには仕事を変えるか受け流せるようになるかの2択です。
ここでは受け流すために必要な3つのスキルを解説します。
- なぜ心を整えるがことが必要なのか?
- なぜ自尊心を育てることが重要なのか?
- なぜ境界線を引くことが有効なのか?そもそも境界線とは何か?
【参考記事】スルースキルを上げる方法!受け流すために必要な3つの要素とは?
①心を整える
心を整えるスキルを身に付けると、不快な感情を解消することができます。
気持ちの切り替えが早くなるということです。
攻撃されるとイヤな気持ちになりますよね。
イライラすることもあればガッカリすることもあるでしょう。
怒鳴られたらビクビクしますよね。
だからこそ心を整える方法を知っておくことが重要です。
では、どうやって心を整えればいいでしょうか?
心を整えるためには脳を使います。
思考と感情はリンクしているので、望ましいことを考えることで心を整えることができます。
逆に望ましくないことが頭の中に残ったままだと不快な感情を手放せません。
「ムカつく!」とか「何なんだ?あの人の態度は?」といった思考がさらに気分を悪くします。
心を整えるうえでの望ましい思考とは、考えると気分がよくなる何かを思い浮かべることです。
あいさつを無視されたときに優しくしてくれた人を思い出すといいでしょう。
バカにする言い方をされてムカついたときに美人やイケメンを思い浮かべることも有効です。
緑に囲まれた空間をイメージするのも有効です。
まるで自分が空気のキレイな緑のある場所にいるかのようなイメージをすると心が落ちきますよ。
イメージの力で心を整えることができます。
ぜひ職場で5秒だけでもいいので、気分がよくなる何かをイメージする方法を実践してみてください。
これを実践すると攻撃されたときの不快さは解消されやすくなって、心を落ちつかせることができます。
②自尊心を育てる
攻撃的な人が身近にいるなら、簡単には心が折れない人になることが一番の対処法です。
そして、簡単には心が折れない人になるためには自分と向き合うことが必須です。
攻撃的な人が自尊心を傷つけたいという意図があります。
だから自尊心を育てることは必須の作業だと考えてください。
あなたの本当の目的は攻撃的な人と仲良くなることではないはずです。
自尊心が傷ついて不快な気持ちになることを避けることが大事なのではないでしょうか。
もっと自分の存在価値を感じたいと考えているのではないでしょうか。
自尊心を育てるには自分の心が喜ぶことで成長の要素がある何かに取り組むことが必要です。
ただ楽しいことではなく、自分が成長できることに取り組むことで自分の価値を感じることができます。
- 今の仕事で「これは自分の得意分野だ」と言えるものを見つける
- 情熱が持てるテーマを見つけて学ぶ
- 情熱を持って取り組める活動をする
これは1つの選択ですが、仕事だけでなくプライベートでも打ち込める何かがあるといいでしょう。
もちろん仕事を頑張ることも大事ですが、打ち込めるものを持つと自尊心が高まります。
仕事ではない何かに打ち込むのは緊急性がありません。
緊急ではないけれど重要な何かのことを第二領域と呼びます。
第二領域を持っている人はスルースキルが高いです。
「あなたの相手をするほど私はヒマではございません!」
こういうスタンスでいられると、攻撃的な人に対する関心度が低くなります。
攻撃的な人はあなたを低く評価したいと考えているので、これから先もあなたが認められることはないでしょう。
だからこそ自分のことを自分で認められるようになることが大切です。
自分に価値を感じられるようになると、「この人に認められなくても自分の価値は下がらない」と思るようになります。
③境界線を引く
「自分は自分」「相手は相手」と分ける意識のことをバウンダリーと呼びます。
相手と自分を分ける意識を「境界線を引く」とか「バウンダリーを引く」という言い方をします。
攻撃的な人の対処法で境界線を引くことはかなり重要です。
境界線を引くことができなければ、いちいち攻撃的な人の言動に反応してしまうからです。
そうなると心のダメージが大きくなってストレスをためることになります。
同じ職場にいるから距離を置くことができないという悩みを持つ人は多いですよね。
この悩みは境界線を引くことが対処法になります。
境界線の考え方で大事なのは、相手の怒りを自分の責任としないことです。
自分の責任の範囲内のことを総称して「課題」と呼びますが、その課題の中に感情があります。
攻撃的な人は文句が多く反省させるのも好きです。
その反省には「オレの気分を悪くさせたんだから反省しろ」という考え方も含まれます。
もちろん仕事の責任を果たすことは必要ですし、わざと相手を怒らせることをしてもいけませんよ。
ですが、「自分のせいで上司を怒らせちゃった」と自分を責める必要はありません。
たとえば、あなたが仕事でミスをしてしまったとしましょう。
相手に言う必要はありませんが、
- ミスしたことに関しては申し訳ありません
- 仕事の責任を果たしたいと思いますが、あなたの機嫌のことまで責任は持てません
こういうスタンスでいいのです。
仕事の責任を果たすことの中に上司の機嫌をとることは含まれません。
境界線を引いて仕事の責任と上司の怒りは分けて考えましょう。
相手の機嫌をとろうとすると相手に振り回されます。
相手の機嫌と仕事の責任は切り離して考えましょう。
特に相手が攻撃的な人なら、なおさら自分の責任だと考えてはいけないのです。
攻撃的な人の対処法ケーススタディー7選!
これまで攻撃的な人に対する基本的な対処法をお伝えしてきました。
自分が成長することが攻撃的な人に対する一番の対処法だと考えてください。
「攻撃する人が悪いのにどうして自分が努力しなければいけないの?」と思うかもしれません。
ですが、そう考えても何も解決しません。
攻撃する人がいるのなら、あなたの立場は被害者です。
でも「自分は被害者だからかわいそうだ」と考えると悩みは解決しません。
ですから、立場としての被害者と被害者意識を分けて考えましょう。
ここからは攻撃的な人の対処法をケーススタディーとして7つ解説したいと思います。
攻撃的な人の対処法で何が必要なのかは状況や相手によっても変わりますが、
- 心を整える
- 自尊心を育てる
- 境界線を引く
この3つはどんな状況でもどんな相手でも必要です。
- 自分だけ扱いが違う
- 高圧的に接してくる人の対処法
- 小言が多い上司の対処法
- 職場で無視されたらどうすればいいか?
- マウントをとる人の対処法
- 嫌がらせをされたときの対処法
- 上司がわざわざみんながいる前で叱責する
自分だけ扱いが違う
他の人と扱いが違うとか自分1人がターゲットになっていると思ったことはありますか?
そういう場合でも、できるだけ自然体で過ごすようにしてください。
そのためには不快な感情を手放すために心を整えることが特に重要です。
自然体で過ごそうと思ったら、どれだけ自分の心を整えられるかが重要です。
攻撃的な人に対するリアクションと職場にいる他の人とのリアクションを可能な範囲で同じにしましょう。
何か言われたら「わかりました」と言うだけで、ムダに反応しないことが重要です。
「なんで自分にだけ言うのかな?」と考えると、それが表情や態度に出てしまいます。
攻撃的な人の中には攻撃を楽しむ人もいますよね。
不必要にあなたが反応すると攻撃的な人はもっと喜んでしまいます。
では、どうやって心を整えればいいでしょうか?
そこで必要になる考え方がイメージの力を利用することです。
たとえば、癒しを感じるものや心が落ちつく何かをイメージすることがオススメです。
あなたが癒しを感じるものは何ですか?
あなたの心が落ちつくものは何ですか?
犬が好きなら犬を5秒でいいのでイメージしてみてください。
ちょっとだけ癒しを感じますよね?
心を整えることに加えて許容範囲を広げることができればさらに効果的です。
「絶対に公平であるべきだ」と考えると、自分だけ扱いが違うと感じたときの心のダメージが大きいです。
ですから、許容範囲を広げるのは自分のためです。
許容範囲を広げて「公平であることが望ましい」と考えましょう。
【参考記事】なんで自分にだけ冷たいの?相手によって態度を変える人がいてもストレスをためない方法!
高圧的に接してくる人の対処法
職場に怒鳴る人がいると萎縮してしまいますよね。
高圧的な人の対処法で特に重要なのは境界線を引くことです。
自分の責任の範囲内のことを総称して「課題」と呼ぶとお伝えしました。
そして、その課題の中に感情があるともお伝えしましたね。
相手の怒りは相手の課題として、自分の責任だと考えないことが重要です。
ですから、このイメージを忘れずに常に意識してください。
相手が怒っていることを自分の責任だと考えると心が折れます。
ましてや攻撃的な人が怒る理由に正当性がないことが多いですよね。
言っている内容が正しくても言い方に悪意がある場合もあるでしょう。
言っている内容が正しいなら、その部分だけ聞き入れることは必要です。
たとえば仕事でミスをしてしまったら改善することは必要ですよね。
わざと怒らせることはダメで最低限の配慮は必要ですが、攻撃的な人の怒りはあなたの責任の範囲外のことです。
「怒っている人の怒りは自分の課題ではない」と考えるだけでも精神的にラクになれますよ。
【参考記事】高圧的な人の対処法!萎縮しないための7つの考え方
小言が多い上司の対処法
上司の小言が多くて精神的に疲れてきたと思ったことはありませんか?
その場合は自尊心が傷つかない考え方や方法が必要です。
なぜ上司の小言が不快に感じるのでしょうか?
上司から小言を言われると「自分の価値が下がった」という気持ちになるからです。
ですから、「自分の存在価値=上司の評価」と考えないようにしましょう。
もちろん上司からの評価を無視する必要はありませんが、あなたの価値は上司からの評価だけで決まらないはずです。
「上司からの評価が自分の価値のすべてではない」と考えられるだけでも、あなたの自尊心は守れます。
これに加えて、上司の小言をただのリクエストだと捉えること有効です。
「自分がダメだから小言を言われた」と解釈しないでくださいね。
ネガティブな意味を付けずに「上司は自分にリクエストしているだけだ」と考えるようにしましょう。
【参考記事】【9つの極意】上司の小言を受け流してストレスを減らす方法
職場で無視されたらどうすればいいか?
続いて職場で無視する人の対処法を解説します。
- あいさつしても無視される
- 質問しても答えたてくれない
- 自分の居場所がないと感じる
このようなことで悩んだことはありますか?
職場で無視する人がいる場合で特に重要なのが自尊心です。
自尊心が満たされれば「自分はここにいてもいいんだ」と思えます。
そのためには攻撃する人ではない他の人との関係性が大事にしましょう。
無視する人はあなたに疎外感を与えたいと考えています。
無視することで「お前の居場所はここにないよ」というメッセージを発信しているのです。
無視する人が職場にいるとかなり居心地が悪いと思います。
でも「他の人は自分をちゃんと扱ってくれる」と思えれば、「この職場にいても大丈夫だ」と思えるはずです。
わからないことを質問したいのに答えてくれない人がいるなら他の人に質問しましょう。
また無視する人がいるなら、仕事の全体像を把握することも必要です。
できるだけ自分1人で完結できるようになると仕事がやりやすくなります。
仕事の全体像を把握して無視する人に質問しなくてもいいような状況をつくるとストレスが減ります。
注意点として相手が無視するから自分も無視するというのはダメです。
自分も無視してしまったら相手と同じレベルになってしまいますよね。
相手と同じレベルになったら、あなたの価値は下がり自尊心は育たちません。
「あの人はあいさつを無視するけど、自分はちゃんとあいさつしよう」
こう考えられる人は大人ですしカッコイイですよね。
【参考記事】職場で無視されたときの対処法7選!人間関係の悩みはメンタルが大事!
マウントをとる人の対処法
いちいち上から目線でムカつくと思う人はいませんか?
そういう人とは距離を置きたいですよね。
でも、自分からは話しかけないけど、相手がわざわざ見下すために話しかけてくることもあるでしょう。
マウントをとる人に対して特に大事なのは、自尊心を育てることと境界線を引くことの2つです。
マウントをとる人にムカつくのは自分が下だと思っているからです。
「自分の存在価値=マウントをとる人からの低評価」という認識を手放せれば、不快な感情にさせられることが激減します。
自尊心が高まれば「他人を見下す人はこのまま成長できないんだろうな」と考えられるようになりますよ。
そして境界線を引くどころか別の世界の別人腫と考えてもいいです。
「同じ職場にいる仲間だから自分のことをわかってほしい」と考えるとストレスがたまります。
「本来は別の世界の別の人種だけど、今たまたま同じ職場にいるだけ」と考えると、マウントをとる人から受けるストレスは激減します。
【参考記事】【マウントをとる人の対処法】これを意識すれば受け流せます!
嫌がらせをされたときの対処法
嫌がらせの内容によって対処法は変わりますが、心を整えることと自尊心を育てることの2つは特に重要です。
嫌がらせをされたら不快な気持ちになるので、心を整えることが必要です。
そして、たとえ嫌がらせをする人がいても自分の存在価値を信じることが何より重要です。
心を整えるために気分がよくなることをイメージしましょう。
そのバリエーションが増えれば心を整えやすくなります。
心が落ちつく緑に囲まれた空間、可愛いネコ、美女やイケメンなどを思い浮かべてみましょう。
続いて自尊心の話ですが、自尊心を育てることの中に人間関係を構築することも含まれます。
仮に職場で仲良くできる人がいないなら、プライベートの人間関係を大事にするのも1つの対処法です。
攻撃する人をネタにするつもりで、面白おかしく伝えることも対処法として有効ですよ。
「ヤバイ!この人の頭がおかしすぎて逆にあっぱれだよ」のように考えてください。
「誰かにネタとして伝える」という目的を持って働くと違う捉え方ができます。
ネタにするつもりだと、ちょっとだけ面白くなりますよね。
【参考記事】新人いじめや派遣の嫌がらせを受けても心が折れない5つの方法
上司がわざわざみんながいる前で叱責する
みんなに公開するような感じで上司が叱責することはありませんか?
あるいは職場にミスや失態をわざわざ言いふらすように広める人がいませんか?
こうしたケースでは心を整えることや境界線を引くことも大事ですが、自尊心を育てることが特に重要です。
- 公開叱責をされた
- ミスしたことをわざわざ言いふらすように広められた
このようなことを経験したら、あなたはどう感じるでしょうか?
「自分はみんなにどう思われているだろうか?」と気にしますよね。
だから「自分のことをだれだけ信じることができるか?」が何よりも重要なことです。
公開叱責する上司が言っていることを他の人が信用して、自分の評価が下がる可能性もあるでしょう。
「またあの人やらかしたのかな?」と解釈する人もいます。
ですが、そういう人が全員ではないでしょう。
「あんな言い方しなくてもいいのに」と公開叱責する上司に対して不信感を持つ人もいます。
誤解されるような情報を流されて、それを聞いた人の自分を見る目が変わってしまう可能性もあります。
「あの人ダメだね」と思う人もいますが、そういう人が全員ではないはずです。
むしろ不信感を持つ人もいて「この人はまた誰かの悪口を言っているな」と思う人もいます。
公開叱責や言いふらす行為をやめさせる方法はないですが、信じていい人のことを信じることが対処法だと言えます。
信じていい人を信じられなくなったら、職場での居心地は悪くなるでしょう。
自分を信じることができれば他人を信じることもできます。
信じていい人を信じるためにも自尊心を育てることが重要だと考えてください。
攻撃的な人の対処法まとめ
攻撃を受け流すためには
- 心を整える
- 自尊心を育てる
- 境界線を引く
この3つのスキルが必要です。
状況や相手によって対処法は変わりますが、この3つのスキルを高めるとストレスが減ります。
- 攻撃的な人は相手の自尊心を傷つけたいという意図があるため関係をよくすることは絶望的
- 誰かに相談することが必要な場面もあるが、自分を守れるのは自分だけ
- 自分を守るためには受け流せるようになることが必要
- 受け流せるようになるためには、心を整えて自尊心を育てて境界線を引くことが必要
この記事では3つのスキルが必要だと解説しました。
- 心を整えるスキル
- 自尊心を育てる方法
- 境界線を引く考え方
この3つの詳細を「スルースキルを上げる方法!受け流すために必要な3つの要素とは?」という記事で解説しています。
受け流すために必要な3つの要素を学んで身に付けることができれば、攻撃的な人がいてもストレスが激減します。
ぜひチェックしてくださいね。